辻本研究室Blog

交通政策・交通計画が専門の和歌山大学経済学部辻本研究室です。

研究日記(H29.10)

研究日記(H29.10)

21日(土)
・超大型で非常に強い台風の来襲を前に、月曜日の講義の準備を前倒しで進めています。

20日(金)
・熊野地域外国人観光客受入対策の会議があり、熊野交通、奈良交通、明光バス、龍神自動車の4社で共通の系統番号・系統カラー体系を導入することが内定しました。交通拠点(紀伊田辺、新宮、那智、紀伊勝浦の各駅や本宮大社前バス停など)のサイン環境の整備や情報発信方法(パンフレット)等々については継続審議になっています。この会議の成果により、熊野地域ではインバウンド受け入れ促進に向けて会社の枠を超えた具体的な連携が実現する方向となり、来年2月1日から同地域の公共交通の利便性が「わかりやすさ」の面で大きく向上します。

19日(木)
・本日の大学院の「交通政策論特殊問題」では国土交通省総合政策局政策課「社会経済の構造変化と交通政策の展望」と後藤孝夫「道路政策の課題と展望 費用負担の観点からみた税体系と料金体系の統合」を読みます。いずれも『運輸と経済』2017年2月号に収録されています。

18日(水)
・強い台風が直撃コースでゆっくりと接近中で、来週月曜日の講義の実施に黄信号が点灯しています。

17日(火)
・5時間目に学部1年生の「基礎演習供廚鮹甘しているのですが、「前期に学んだことと今後の課題」を全員にパワーポイントを使って1人3分でプレゼンさせたところ、文字の大きさ、デザイン、壇上での姿勢など予想以上に出来が良かったです(テキストをパワポに小さい字で貼って読み上げるだけ、な一部の院生よりも上手な学生が大半でした)。前期の「情報基礎演習」「基礎演習機廚覆匹任ちんと訓練を受けた成果なのでしょうか。

16日(月)
・大教室での学部授業「国際物流論」が本格的に始まりました。プリントを試しにカラー刷りにしたところ極めて読みやすかったのですが、9ページもあったためコストが・・・。やはり来週からはモノクロ印刷に戻します。配布はモノクロとして、ネット上の「授業共有ファイル」にはカラー版を上げておくという手もありそうです。

15日(日)
・休みました。

14日(土)
・科研費の申請書をおおむね仕上げました。

13日(金)
・今回から科研費の申請書の様式が大幅に改善されています。コンパクトになり、余計な枠や罫線もなくなり、必要経費の入力も非常にしやすくなりました。もちろん提出までの作業はすべてパソコン上で完結します。数年前までは紙に印刷して端を糊付けして提出するなどの面倒な作業もあったことを思えば隔世の感があります。

12日(木)
・科研費の申請期限が迫ってきました。今年は学会の準備で夏休みが潰れてしまったため、科研費申請書の作成が大幅に遅れています。

11日(水)
・和歌山市には南海本線、加太線、和歌山港線、和歌山電鐵貴志川線、JR紀勢本線(通称・きのくに線および通称・紀和線)、阪和線、和歌山線と7つの鉄道路線があります。これらの一部をLRT型の新型車両で相互直通運転し、中心部にも新線で乗り入れできないか、というトラムトレインの構想が市のトップレベルにあるのですが(各所で公表されています)、数十もの既存駅のホームを低床化するのは費用面等から現実的ではないものと予想されます(要試算)。和歌山市にトラムトレインを導入するのであればマンチェスターのような高床式のシステムとするのも一案でしょうとは、拙著『地方都市圏の交通とまちづくり』(学芸出版社)の頃から言い続けていることですが、高床式対応の電停は長大なスロープが必要となる分、つくりが大きくなると言う欠点もあります。今後の検討課題・調整課題は極めて多岐にわたるのですが、果たして将来的には「たまトラム」「めでたいトラム」等が鉄道と新設軌道を活発に行き交う和歌山市になるのでしょうか。

10日(火)
・学会2日後ですが、通常通りゼミナールを開催しました。

9日(月)
・休みました。

8日(日)
・日本交通学会第76回研究報告会の自由論題が和歌山大学経済学部で開催されました。セッションA(鉄道機砲妊廛蹈献Дタが開会直前に突然動作しなくなるというトラブルがあったものの、代替機への交換により何とか開催できました。ご来学有り難うございました。7日、8日と辻本ゼミナール生32名の多くが手伝ってくれ大変助かりました。

7日(土)
・日本交通学会主催・和歌山地域経済研究機構共催のシンポジウム「地方都市のまちづくりと交通政策」と日本交通学会会員総会が和歌山県民文化会館小ホールで開催され、その後懇親会がホテルアバローム紀の国で開催されました。ご来場有り難うございました。

6日(金)
・日本交通学会主催・和歌山地域経済研究機構共催のシンポジウム「地方都市のまちづくりと交通政策」の冊子原稿ができあがり、印刷製本作業をしています。シンポジウムのシナリオもできあがりました。

5日(木)
・和歌山市公共交通政策推進協議会の鉄道部会とバス・タクシー部会がありました。

4日(水)
・スポーツ庁のFUN+WALK PROJECTは、本日のニュースの中で一番興味深いものです。「1日の歩数を普段よりプラス1,000歩(約10分)することを目指し」た取り組みで、その第1弾が「「スニーカー通勤」など“歩きやすい服装”を推奨する」いわゆるスニーカー通勤運動だそうです。その効能に関する医師の解説もあり、興味深く読ませて頂きました。このように健康増進政策と交通政策には密接な関係があります。

3日(火)
・後期のゼミナールと基礎演習兇始まりました。

2日(月)
・国土交通省(2017.2)「物流を取り巻く現状について」、同省『海事レポート』各年版、経済産業省『通商白書2017』。学部講義「国際物流論」の参考資料として使う場合があります。

1日(日)
・日曜返上で日本交通学会研究報告会の準備作業と、10月第1週の講義の用意をしました。

研究日記(H29.9)

研究日記(H29.9)

30日(土)
・日本交通学会研究報告会の準備作業が山場を迎えています。

29日(金)
・みなべ町のまち・ひと・しごと創生総合戦略外部検討委員会に出席しました。南部駅から1km以上離れた会場で14時開始だったのですが、JRでは南部駅12時28分着の次が13時58分着。前者で行って会場周辺の広々としたスペースでゆっくり仕事をしてから会議に参加しました。

28日(木)
・健康診断がありました。体重が3kg落ちたのに腹囲が2cm増えるという結果になり、巻き尺を使った原始的な計測方法に問題があるのではと感じています。

27日(水)
・鳥取へ調査に行きました。空港で利用者にアンケートをした3年生のみなさん大変お疲れ様でした。

26日(火)
・鳥取へ調査に行きました。

25日(月)
・観世流謡曲「遊行柳」の稽古で、序破急について改めて教えて頂きました。

24日(日)
・休みます。

23日(土)
・「ジェトロ世界貿易投資報告2017年版」が8月に発行されています。学部講義の国際物流論(10月開講)では、例年、このジェトロの報告書をもとに世界経済・貿易の動向を簡潔に勉強してから国際物流の本題に入っていきます。発行時期がちょうどよく、重宝しています。

22日(金)
・橋本市生活交通ネットワーク協議会に出席しました。コミュニティバスの再編とデマンド交通の導入の実施日を12月4日(月)とすることや、具体的なルート、バス停・停留所の位置、ダイヤ、広報・周知方法等々に関する協議が調いました。

21日(木)
・今週で唯一、研究室に籠もって仕事できる日です。毎日こうだといいのだけれど。
・広域交通網に関連する受託研究(もしくは共同研究)の話があり、受ける方向で調整中です。全国に新幹線・リニア網が拡がってゆく中、和歌山県には在来鉄道しかない、あるいは政令指定都市の堺市や関西空港を含めた大阪府南部にも在来鉄道しかない、といった状況を看過してよいものなのかどうか、改めてきちんと客観的に分析・提言する良い機会にもなってくるでしょう。

20日(水)
・田辺市で開催された熊野地域外国人観光客受入環境整備に関する会議に出席しました。まだ協議の途中段階であり確たることは決まっていませんが、おそらく熊野地域の主な駅・駅前広場・バス停等の案内サインや、バス車両の案内表示、路線図等々が刷新され、事業者の枠を超えて一定の規則を持った系統番号が振られ(3xxは特急便、x5xは何々駅を経由等)、分散するバス乗り場は統合されるか案内方法が工夫され、バス停名の表記の揺れも調整されることになるでしょう。

19日(火)
・橋本市の会議へ出席のあと、大学へ戻って熊野地域の会議の打合せを行いました。これだけで一日が終わってしまいました。

18日(月)
・広島カープ、セ・リーグ連覇。隣室の今田先生と顔を合わせたときの挨拶は当然「おめでとうございます!」になるでしょう。和歌山では数少ないカープファンが隣同士というのも何かの縁なのでしょう。

17日(日)
・休みました。

16日(土)
・広島カープ優勝決まらず。

15日(金)
・10/7,8の日本交通学会のアルバイトのシフトがおおむね決まりました。

15日(金)
・10/7,8の日本交通学会のアルバイトのシフトがおおむね決まりました。

14日(木)
・10月7日のシンポジウム「地方都市のまちづくりと交通政策」のチラシや案内サイトができあがりました。

13日(水)
・日本交通学会(10/7,8)の開催準備をしている間にも、和歌山市、橋本市、伊賀市、みなべ町、和歌山県と次々にメールや郵便が飛んできています。協議会の会長等としての判断を求められるケースも多く、なるべく早めの返信を心がけなければなりません。そうこうしているうちに後期の授業開始も迫ってきています。

12日(火)
・朝から大雨となりました。雨雲レーダーを見ると、和歌山市から大阪市、京都市に向けて強い雨雲が一直線に並んでいました。この雨雲は比較的速い速度で南下してゆき、恐ろしい線状降水帯(「次々と発生する発達した雨雲(積乱雲)が列をなした、組織化した積乱雲群によって、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過または停滞することで作り出される、線状に伸びる長さ50〜300km程度、幅20〜50km程度の強い降水をともなう雨域」(気象庁))にはならなかったようです。
H290912










11日(月)
・経済学部の経済計測研究所に、A0サイズ以上まで印刷できる大判プリンタが配備されました。印刷可能な用紙サイズはカット紙の場合がA2、ロール紙の場合が幅254mm〜914mmで、経済計測研究所には印刷用紙としてA2カット紙と、ロール紙(36インチ(幅914mm),A0(幅841mm),A1(幅594mm))が用意されているそうです。「学生もゼミ・授業でのポスター作りや自発的な学修で使用することができます」とのことですので十二分に活用してください。
・和歌山都市圏総合交通計画研究会の報告書を編集したあと、10月の学会の人員配置計画を練りました。

10日(日)
・休みました。

9日(土)
・能楽や雅楽、尺八、長唄などを初めて稽古する際には、東京芸術大学の資料室のyoutubeが参考になります。大鼓の皮の焙じ方まで動画になっています。芸大の学生さん達もこのyoutubeで勉強しているのでしょう。伝統芸能や技術の継承のためには必要な取り組みだと思います。

8日(金)
・パネルディスカッションの進め方を検討中です。アイデアは机に向かっているときよりも、自転車乗車中、散歩中、列車乗車中に浮かぶことが多いです。

7日(木)
・人事教授会、教授会、研究科会議と連続で開催されました。

6日(水)
・和歌山市の信号機のバリアフリー化率は100%(県警)。ただしこれは、「バリアフリー基本構想の重点整備地区内の主要生活関連経路を構成する道路における」信号機のバリアフリー化率です。和歌山県内のバリアフリー基本構想の策定自治体はまだ5市町であり、それらのうち重点整備地区になっている地区はごく一部(和歌山市の場合、六十谷駅周辺のみ)であって、主要生活関連経路を構成する道路はさらにその一部に過ぎないのです。

5日(火)
・和歌山都市圏総合交通計画研究会の報告書原稿は、執筆者の皆さんの頑張りで180ページ分くらい集まっています。印刷・製本代が心配な状況でもあります。

4日(月)
・和歌山都市圏総合交通計画研究会の報告書原稿の提出期限が迫っています。

3日(日)
・橋本駅から和歌山駅まで、JR西日本のアートトレインに乗車しました。

2日(土)
・休みました。

1日(金)
・日本代表サッカーワールドカップ出場決定おめでとうございます。若々しい選手が多く、速度や運動量でオーストラリアを圧倒していたように思います。

研究日記(H29.8)

研究日記(H29.8)

31日(木)
・高等学校から出前講義の依頼が来ました。

30日(水)
・和歌山都市圏総合交通計画研究会が開催されます。本日は報告書(仮題『持続可能なまちづくりのための和歌山市総合交通計画』)の原稿が集まることになっています。私も今朝3時には出勤して担当部分の仕上げを行いました。院生の皆さんにも国内の事例紹介や、BRT導入案、市の公共交通の現状などの部分を執筆していただきましたが、よく頑張ってくださっています。やはり学生は少し高めのハードルを与えて任せると伸びますね。
・和歌山徳島航路活性化協議会に出席しました。現状、同航路のトラック輸送量は減少傾向にありますが、ネット通販の拡大などによる物流量の拡大、トラック運送業の人手不足、高齢化、労働環境改善(非常に長い労働時間を短縮する動き等)といった大きな動きをうまく捉えて、フェリーの振興につなげることが今後の重要な課題となりそうです。また、船の置き換え(リプレース)時期も迫っているようですが、リプレースにあたってはどの機能を重点的に強化するのか、協議会で知恵を絞る必要がありそうです。

29日(火)
・今朝の読売新聞には、和歌山市の将来性ある製造業、アグリビジネスの話題が掲載されていました。ひとつはファイントレーディングジャパンによる、自転車のような見た目の電動バイク。これはペダル をこいで走ることもできるもので、折り畳んで自動車や列車にも搭載でき、クラウドファンディングで1億2600万円を集めたとのことです。「和歌山を代表する産業に」の夢の実現を応援したいと思います。もうひとつは農業総合研究所による、新鮮野菜をスピード輸出の取り組み。これは同研究所が集荷から輸送、販売まで一手に引き受けることで時間と手間と手数料を省く取り組みで、既に香港に4店舗が展開されており、将来的には100店舗を構想とのこと。「田舎町のトマトが海外で人気だなんて、これからの農業の希望だ」という、かつらぎ町の農家さんのコメントが印象的でした。

28日(月)
和歌山市の都市計画道路の整備状況については道路政策課に資料があります。こちらに整備状況図がありますが、事業中のもの(整備状況図の黄色い線)として松島本渡線、南港山東線、西脇山口線、市駅和佐線、今福神前線、嘉家作府中線、北島湊線があり、これらが今後続々と完成してきます。和歌山市の人口が平成27年の36.4万人から平成47年には29.8万人へと減少(国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25年3月推計)」する中、市内の一部の主要道路では交通量が分散・減少し、道路空間に余剰が発生する可能性があります。そこをどう活かすかが重要課題になってきます。観光学部の永瀬先生などが中心になって取り組まれている市駅前のグリーングリーンプロジェクト等は、新たな道路空間活用策を示すものとして興味深いです。GGプロジェクトは「ヨーロッパモビリティウィーク&カーフリーデー和歌山(仮称)」として発展させられないものでしょうか。
・国の交通政策基本計画に、バス車両のバリアフリー化の目標として、平成32年度までにノンステップバス化率を70%に、リフト付バス等化率を25%にとあります。ここに言うノンステップバス化率は、ノンステップバスの車両数を、ノンステップ化の対象車両数(総車両数から公共交通移動等円滑化基準の適用を除外される車両数)で除して100をかけることで算出されます。また、「リフト付バス等」とは、リフトまたはスロープ板を備えた車両であり、リフト付バス等化率は、リフトまたはスロープ板を備えた車両数を、バス公共交通移動等円滑化基準の適用を除外される車両数で除して100をかけることで算出されます。以上、運輸支局さんに頂いたエクセルの数式より。

27日(日)
・道路関係のバリアフリー化の状況に関する資料の所在について。市町村別の特定道路の一覧(和歌山県内では橋本市に指定延長1.2kmがあるのみ)、特定路外駐車場のバリアフリー化の状況(自動車駐車場年報の調査結果を参照のこと。平成27年版では117-118ページに掲載あり。都道府県別のデータ)。信号機等のバリアフリー化率は県警交通対策課に問い合わせる必要があります。

26日(土)
・昨日、法定協議会である和歌山市公共交通政策推進協議会が開催されました。尾花市長が初めて出席され、LRT構想に関することを中心に説明をしてくださり、LRT実現への決意の強さを感じました。LRTは、多核型のコンパクトシティ化や、観光振興、誰もがおでかけしやすいまちづくりを支える新しい公共交通幹線軸として、既存鉄道網との相互乗り入れ(トラムトレイン化)も視野に入れながら長期的な構想の中で推進すべきものであろうかと思います。既存の路線バス等と競合するもの、という後ろ向きな捉え方ではなく、既存の公共交通幹線軸をバージョンアップする構想であり、和歌山市の活力や公共交通の活力全体を底上げする可能性を秘めた構想でもある、という前向きな捉え方のもと、オール和歌山で取り組む状況に持って行けないものでしょうか。それにしても10年前には夢のまた夢のような話であったことが、よくここまで来たものです。私が退職する20年後にはどうなっているでしょうか。

25日(金)
・和歌山県内で、交通エコロジー・モビリティ財団の「エコ通勤優良事業所認証制度」の登録を受けているのは和歌山市役所だけであり、その期限切れが8月30日に迫っています。全国的に登録が進んでいる府県等とそうでない府県等の差が激しく、例えば近畿地方では滋賀県下には47もの登録事業所があります。四国の愛媛県では「愛媛マルゴト自転車道」政策との絡みもあってか、県庁、松山市役所、JR四国、東レ、テレビ局のほか愛媛銀行・伊予銀行のおそらく全支店が登録されるなど100を優に超える登録事業所があります。

24日(木)
・10月7-8に和歌山市で開催される日本交通学会研究報告会のプログラムの概要がこちらに掲載されています。

23日(水)
・国土交通省本省に出張しました。

22日(火)
・仕舞「玉鬘」の稽古が終わり、舞事の基本とされる「中ノ舞」の稽古を始めました。

21日(月)
・某市と計画策定の打ち合わせをしました。あえて困難な道を進もうという積極的な姿勢に共感して、データ処理での助力を申し出ました。

20日(日)
・休みました。庭に南方熊楠が愛したというセンダンの樹があります。思い出深い広島大学東千田キャンパスで種を拾ったのを育てているのですが、大木になってきたので太い枝までバッサリと剪定しました。樹勢が強いのでまず大丈夫でしょう。

19日(土)
・人口密度をメッシュで表示する場合、その閾値(何人を境に色分けするか)や色使いはどのようになされているのでしょうか。基準のようなものはあるのでしょうか?ここ1〜2年に策定された3つの立地適正化計画を見てみました。
和歌山市の立地適正化計画ではha(1万)あたり0人(白色)、20人未満(薄青色)、20〜40人未満(黄色)、40〜59人未満(オレンジ)、60人以上(赤色)の5段階となっています。
熊本市の立地適正化計画ではha(1万)あたり0人(白色)、〜20人(薄青色)、〜39人(薄緑色)、〜59人(黄色)、〜79人(オレンジ)、80人以上(赤色)の6段階となっています。
岐阜市の立地適正化計画ではha(1万)あたり20人未満(白色)、20〜40人未満(薄青色)、40〜60人未満(薄緑色)、60〜80人未満(黄色)、80〜100人未満(オレンジ)、100人以上(赤色)の6段階となっています。
・閾値を20人ごととして、1haあたりで表示する点は共通していますが、最上位を60人以上とする和歌山市、80人以上とする熊本市、100人以上とする岐阜市で対応が分かれています。岐阜市は人口ゼロのメッシュを区分しない点が特殊です。色使いは3市とも数字が大きくなるに従って白から寒色、暖色へとされています。
・なお、基準地域メッシュは「1辺が約1kmの正方形」、1/2地域メッシュは「1辺が約500mの正方形」、1/4地域メッシュは「1辺が約250mの正方形」と言われますが、正確な面積はメッシュの位置によって違います。このことについては統計局のこの資料の15ページに説明があり、16ページには各都道府県庁所在地の基準地域メッシュの面積が掲載されています。メッシュの人口密度を算出する際には注意が必要なのです。

18日(金)
・熊野外国人観光客交通対策推進協議会の第3回幹事会が開催され、基礎調査結果の報告、「共通整備ガイド」のポイント等に関する協議が行われました。アンケート調査等の基礎調査結果が出そろい、外国人観光客のお困りごとを踏まえた上で、個別具体的な改善案を検討できる段階となってきたわけですが、これからは改善の理想像と、実情(費用分担、更新作業、スペース、等々)との間のギャップに直面する場面が多くなるものと思われます。理想像に一歩でも二歩でも近づけるように、関係者が「オール熊野」で知恵を絞っていく必要があります。

17日(木)
・「熊野古道・高野参詣道 旅のハンドブック」という、世界遺産・紀伊半島の霊場と参詣道を歩く際に便利な資料があり、非常に良く作り込まれていると評判です。印刷された冊子をインターネットから取り寄せることも可能です。

16日(水)
・10月の28土、29日に東洋大学で「くらしの足をみんなで考える全国フォーラム 2017」があります。

15日(火)
・ソウルの路線バスに慰安婦像が設置されるとのニュースがありました。平成27年12月28日に日韓の政府間で交わされた、慰安婦問題を最終かつ不可逆的に解決するための合意とは一体何だったのでしょうか。政府間の約束を守らないその姿勢は、島根・広島・四国上空にミサイルを撃つ構えの敵国よりもタチが悪いとも言えます。

14日(月)
・仕事をしたいのですが、大学に来てタイムカードを押そうとしたら「※現在特休が申請されています。」の表示が出ました。本学は一斉休業中なのです。新しいノートパソコンの設定作業をして早々に帰ることにしました。

13日(日)
・帰省しました。実家の近くにこのような三重・奈良県境があります。左の地図を拡大したものが右の地図です。このギリギリつながっている感が面白く、何度も現地を見に行ったものです。
kuzuo1kuzuo2









12日(土)
・庭の手入れをしました。

11日(金)
・休みました。

10日(木)
・今朝の読売新聞に、3大学誘致を核とした和歌山市のコンパクトシティ政策が好事例として大々的に取り上げられていました。和歌山市の従来の中心市街地活性化政策は、残念ながら日本経済新聞に失敗事例として取り上げられたほどでしたが、現在では国やマスコミからの扱いが180度転換したように感じます。今朝の記事ではLRT新設に関する市長の強い意思が紹介されていました。数十億円の整備費と年間2億円の経費を見込み、路線バスやタクシーとの調整も必要となるが、それでもLRTを実現したいとのこと。BRTではなくLRTと明言されています。市長がここまで熱心にお考えであるならば、法定協議会である和歌山市公共交通政策推進協議会としてもきちんと議論を重ねていく必要があります。ちなみにLRTの需要予測は平成27年度に近畿圏パーソントリップ調査のマスターファイルを活用して辻本研究室が実施したものです。
・お盆休み前の最後の平日です。和歌山大学は8月14日から18日が一斉休業のため、形式上は8月11日から20日までの10連休になります。もちろんそのように悠長に休んでいる暇などありません。

9日(水)
・運輸局系の地域公共交通網形成計画と整備局系の都市・地域総合交通戦略をセットで策定している自治体がいくつかあります。近畿地方では兵庫県神戸市、姫路市のみですが、近隣では三重県名張市、四日市市、岐阜県岐阜市、多治見市、愛知県豊橋市、豊田市、岡崎市、東海市、福井県福井市など。補助金面での利点があり、公共交通網の維持・確保に加えて、交通全般の基盤整備も進めたい場合に有用な手法のようです。和歌山市でもアリな手法のように感じました。

8日(火)
・ドクターコース生から査読論文掲載可の嬉しい報告がありました。

7日(月)
・朝4時前に和歌山市に暴風警報が発令され、その後大雨警報も出て、本日1〜5時間目の定期テストは9日に延期となりました。画像は和歌山県北部への上陸時の様子です。テストの延期で急に時間ができたので、10月7日〜8日の日本交通学会の運営マニュアルを作成することにしました。

taihu5








6日(日)
・広島原爆忌です。毎年朝8時15分には必ず黙祷をします。広島市では8時15分になると全ての路面電車までもが動きを止め、街中が死んだように静まりかえり、1分後に様々なものがウワーッと息を吹き返すのです。

5日(土)
・休みました。

4日(金)
・日本交通学会の関西部会で、辻本ゼミ所属のドクターコース生が研究発表を行いました。日本交通学会全国大会の持ち時間が30分程度(土木計画学研究発表会なら15分程度)であるのに対して、関西部会の持ち時間はなんと1時間半もあり、その分議論も深くなります。関西部会で揉まれ、その結果を10月の全国大会に活かしてぜひ査読論文につなげて頂きたいです。

3日(木)
・大学内に学部横断型のプロジェクト「超高齢社会, Society5.0におけるQOL向上につながるモビリティの基盤統合システムの研究開発」(代表はシステム工学部中嶋教授)が立ち上がり、私も「知的なPMVを活用した都市内や観光地内モビリティシステムのあり方の可能性を議論する」観点から参画することとなりました。プロジェクトの最終目標は「モビリティシステム全体の開発,運用,評価を一つの研究センターとして行える現学部横断型の研究基盤を和歌山大学に構築すること」とされています。もしかすると5年くらい後には、人と物の移動全般を学部横断的に科学する「和歌山大学モビリティ研究センター」や「和歌山大学大学院モビリティ研究科」が設置されているかも知れません。

2日(水)
・紀州鉄道・水間鉄道・和歌山電鐵の3社連携においては、沿線の水間寺、日前神宮・國懸神宮、道成寺がいずれも恋愛成就に御利益ある寺社であることから、「恋の三寺社と寺内町めぐり」が一つの具体案となっています。水間寺は「お夏清十郎」、道成寺は「宮子姫」「道成寺物(安珍清姫)」で有名です。日前神宮・國懸神宮は1つの境内に2つの神宮が仲良く鎮座する珍しい神社です。
・昨日の会合ではストーリー性が重要との意見もありました。3つの鉄道路線の沿線で、淡い恋の物語がパラレル(並列的)に展開し、それらが次第に交錯してゆく、といったストーリーの映画を作れないでしょうか。紀州鉄道沿線のヒロイン・都が、夕陽の美しい煙樹ヶ浜で、和歌山市に住む紀州徳川家の跡取り息子に見初められて現代のシンデレラになってゆくとか、都の日高高校時代の元カレには清姫のような粘着質の傾向があって事件を起こしてしまうとか、日前宮能舞台で能「道成寺」が舞われ、それを鑑賞にきた水間鉄道沿線のヒロイン・千夏が能舞台の鬼瓦にハートマークがある(実際あります)のを見つけて感慨にふけっていたところ、舞台に上がったワキの僧の顔をふと見ればそれは昔別れ別れになった清隆だった等、展開は色々と考えられます。要所要所ではもちろん紀州鉄道・水間鉄道・和歌山電鐵が効果的に登場します。

1日(火)
・和歌山大学経済学部にて「紀州鉄道・水間鉄道・和歌山電鐵の3社連携による沿線活性化プロジェクト」の会合が行われました。学部生・院生の調査分析と柔軟な提案をもとに、今後の取組方針等に関する意見が交換されました。学生の発想力には目を見張るものがあり、水間鉄道石才駅を同線の2つ目のゲートウェーと位置づけ、同駅とJR阪和線和泉橋本駅間(約900m)を魅力ある店や観光資源やアートでつないであたかも一つの駅のようにしていくという提案等は、すぐに事業化がなされそうです。

研究日記(H29.7)

研究日記(H29.7)

31日(月)
・本日は大学院改組の案を練っています。
・百舌鳥・古市古墳群が世界遺産に推薦されるそうです。通れば近畿2府4県全てに世界遺産が存在することとなります。

30日(日)
・観世流謡曲「東北(とうぼく)」でワキの僧侶の役を担当しました。東北の舞台は京都の東北院です(東北地方ではありません!)。この曲は別名を軒端梅といい、和泉式部が植えたと伝わる梅が題材になっています。

29日(土)
・3月末で退職された広島大学の恩師・戸田常一先生の略歴を頂戴しました。研究業績は著書・学術論文122点、5つの学会で理事等をお務めになり、産業政策、観光政策、環境政策、総合計画等で数多の社会貢献実績あり。学内でも地域経済研究センター長やマネジメント専攻長等々を歴任され、京都大学時代の弟子に阿部宏史岡山大教授や谷口守筑波大教授など、広島大学時代の弟子に陳雲復旦大教授、藤山浩島根県立大教授、平尾元彦山口大教授、桑原美香福井県立大准教授、齋藤英智山口大准教授など。。。とても追いつけたものではありませんが、戸田先生の業績に少しでも近づけるように、孫弟子にあたる院生諸君も奮起してください。

28日(金)
・福岡市で開催された日本モビリティマネジメント会議に参加して、MMのツールの現物をたくさん集めて帰ってきました。開催地企画の「九州のエリアマネジメントとMM戦略」を聴講して、地域の課題解決やさらなる発展に向けた具体的戦略としてのMMへの期待が高まってきました。基調講演では九州大の坂井教授が「九州福岡が目指すゲートウェイの景」との題で、福岡市のこれまで・現在・これからの都市づくり全般に関わる話を主に交通政策面からなされていました。和歌山都市圏においても同様の整理を一度行う必要があると思っています。

27日(木)
・26日夕に日前宮薪能を鑑賞しました。今年の演目は仕舞「経正」「山姥」、狂言「口真似」、能「巻絹」でした。「巻絹」は熊野本宮が舞台の曲です。和歌山県が舞台になっている曲としては他に「道成寺」「高野物狂」があります。開会の挨拶で奉行(副市長)より、和歌浦が日本遺産になった、和歌山市は日前宮を含め歴史の宝庫であるとの話がありましたが、実は「鸚鵡小町」という曲は和歌浦が舞台なのです。その点にも触れて頂きたかったです。

26日(水)
・7月25日、26日と和歌山電鐵貴志川線和歌山駅9番ホームにて、試験的に露店営業(生ビール、缶詰、米菓など)が行われています。営業時間は16時から20時頃まで(商品が無くなり次第終了)。全国の様々な駅構内で商品販売などが行われており、駅の魅力作りに一役買っていますが、例えばこのような記事(「駅構内「催事スペース」の謎、どの駅にどんな店が?売れ行きは?」DIAMONDonline7/26付)が参考になります。
・大学院のゼミナールで京都市のLRT構想に関する研究報告があったため、参考になりそうな資料1資料2を置いておきます。

25日(火)
・前期のゼミナールも最終日となりました。バス・タクシー・トラックにおける旅客輸送と貨物輸送の統合が進もうとしています(参考記事としてバス・タクシーで荷物、トラックで旅客運送可に(読売新聞))が、今週掲載された記事では東洋経済のバス会社を次々買収、「みちのり」とは何者かがなかなか勉強になります。

24日(月)
・大学院経済学研究科には博士課程がありません。観光学部や観光学研究科(博士課程あり)が地域課題解決の「専門病院」であるとすれば、経済学、経営学から法学、情報学まで広く学べる経済学部や経済学研究科は「総合病院」です。総合性それ自体も大切にしなければなりませんが、しかし総花的でこれと言った特色が無いようでは大学全体の再編の中でいわゆる「草刈場」と化して、解体され消えていく運命にあります。そうならないためにも博士課程をつくって特色を明確にしていくことが大事だと思います。○○を学ぶなら(あるいは○○について相談するなら)和歌山大学経済学研究科、と言われるようにしていく必要があります。今や日本の観光学研究の拠点となりつつある観光学研究科はその点、非常にうまく行っていると言えるでしょう。
・学部講義「交通システム論」の最終日です。

23日(日)
・学生から今年に入って2回も連帯保証人の引き受けを頼まれたのですが、数ヶ月の家賃滞納程度ならまだしも、火災等々、もしもの場合の巨額の費用がすべて被さってくるなど、非常にリスクが大きく「親子兄弟でも引き受けるな」の教えがあります。日本には保証会社がたくさんあり、数万円で連帯保証を引き受けてくれますのでそちらを利用して頂きたいと思います。

22日(土)
・休みました。

21日(金)
・田辺市で開催された熊野外国人観光客交通対策推進協議会幹事会に出席しました。

20日(木)
・国土交通省の三重運輸支局と三重県よりセミナー講師の依頼を頂きました。和歌山県下のみならず、大阪府、奈良県、そして三重県へと府県境、地方境(近畿と中部)をまたいで仕事の範囲が拡大するのは誇らしいことです。ただ、商売繁盛なのは良いのですが、移動が大変です。三重県だと一日仕事になってしまいます。

19日(水)
・平成27年国勢調査の250mメッシュ人口データの上に、和歌山市内のバス路線の運行本数や平均乗車密度のデータを重ねた図をGISで作成しました(まだ試作段階なので非公表)。このような図を一枚一枚作り込んで、来年度策定予定の和歌山市地域公共交通網形成計画に反映したいと考えています。
・成田新幹線(計画失効済)の建設用地に、長さ10.5kmのメガソーラー発電所ができました。鉄道未成線用地や廃線跡地の活用方法の選択肢が拡がったように思います。

18日(火)
・前期のゼミナールも残すところ1回となりました。大学院のゼミでは、日本は国土面積が狭いので最高時速350km以上の新幹線は不要では無いかとの意見が出ていましたが、そうでしょうか?日本の新幹線は「のぞみ」タイプの速達列車に主要駅で「ひかり」タイプの準速達列車と「こだま」型の各停列車が接続し、これらに在来線特急等が接続し、さらにこれらにローカル列車等が接続するというダイヤを緻密に組むことで、高速性がネットワーク全体に行き渡るように工夫されています。「のぞみ」「はやぶさ」タイプの速度向上の恩恵は日本全体に及ぶのです。下の図にあるように、日本は細長い国土に都市が帯状に連担するという、高速鉄道向きの国土構造をしています。新幹線はまさに日本の大動脈です。リニア中央新幹線による抜本的な速度向上と、札幌延伸を睨んだJR東日本の新型車両alfa-xによる鉄道大国のさらなる発展に期待したいところです。(図の出典は国土技術研究センター
japaneurojapanchina










17日(月)
・休みました。

16日(日)
・オープンキャンパスが開催され、学部講義「交通まちづくり調査研究」のポスター発表コーナーには多数の来場がありました。ありがとうございました。
komachi170716





15日(土)
・オープンキャンパスの準備などを行いました。

14日(金)
・関西鉄道協会都市交通研究所の「逆都市化と公共交通の維持運営委員会」に出席しました。

13日(木)
・和歌山大学経済学部という玉に瑕があるとすれば、それは大学院博士後期課程を持っていないことです。設置審(Dマル合)を通るだけの業績を有するスタッフが不足しているのでは、と心配する声も多いのですが、そんなのは杞憂です。教授になりたての頃の私と同等以上の業績があればDマル合は取れるのですから、ベテランの教授ならワケはないと思うのです。

12日(水)
・広島大学の恩師・戸田常一先生の定年退職記念パーティが開催されることになりました。会場は平和記念公園すぐの広島市文化交流会館(昔の厚生年金会館)です。

11日(火)
・本日と来週の3年生ゼミナールで読む文献は、『運輸と経済』2016年1月号(特集:地方創生を担う空港)です。この秋に予定されている学外調査のテーマに即した内容ですので、3年生にはしっかり読み込んだ上で議論して頂きたいと思っています。

10日(月)
・国勢調査の250m地域メッシュが公開されています。ここでメッシュの境界データの入手方法をまとめておきます。 総務省統計局ホームページ⇒右上e-stat ⇒上、中頃、地図や図表で見る 地図で見る統計(GIS)  ⇒データダウンロード⇒左上調査名、国勢調査と入力そこから選択。250mメッシュを選ぶと出てくる「Step3 地域選択」のM○○○○は1次メッシュの番号です。和歌山市周辺の場合はM5135になります。(統計情報研究開発センターさまアドバイス有り難うございました)

9日(日)
・休みます。

8日(土)
・昨年度中に出版予定となっていた『大学的和歌山ガイド』ですが、多くの著者からの原稿が提出されておらず、出版が来春以降に延期となっています。忙しいのは皆一緒です。書けないなら受けるな!と言いたいです。

7日(金)
・東京オリンピック・パラリンピックに向けて、国のバリアフリー施策も充実に向かっています。昨日の近畿地域バリアフリーリーダー会議では、ユニバーサルデザイン2020行動計画、移動等円滑化基準及びバリアフリー整備ガイドラインの見直し、バリアフリー法と関連施策の見直し平成29年版交通政策白書にテーマ章として「交通分野のユニバーサルデザイン化」が設けられていること、バリアフリー基本構想の現状(先進事例として西大路地区富田林市)、わかりやすいエレベータ表示学習会、においのサイン環境を考える会などについての報告と意見交換がなされました。

6日(木)
・国土交通省近畿運輸局の近畿地域バリアフリーリーダー会議に出席します。国のバリアフリー施策の動向、バリアフリー基本構想、なんば・わかりやすいエレベーター表示学習会などが議題となっています。バリアフリー基本構想は、駅などの施設単体のみならず、周辺地域も含めて、当事者参加のもとで面的にバリアフリー化を進め、PDCAでより良いものにしていこうという素晴らしい仕組みなのですが、近年活用が進まなくなってきているように思います。平成15年度には65件もの新規策定件数があったものが、ここ数年は毎年20件前後の新規策定にとどまっています。さらに問題なのが更新件数の少なさで、毎年数件の更新にとまっていることから「1回作って終わり」な事例が大多数を占めている状況がうかがえます。
・研究室の図書・資料の電子化と全文検索システムの構築を引き続き進めていますが、先週から院生の協力で「裁断できない図書」の電子化を始めました。全文検索システムは、まだ構築途上ながら、既に研究やゼミ等で威力を発揮し始めています。インターネットでいくら探しても出てこない情報が、教授の独自データベース(全文検索システム)なら一瞬で出てくることにゼミの3年生が驚いていました。

5日(水)
第24回鉄道技術・政策連合シンポジウム (J-RAIL2017)第56回土木計画学研究発表会(秋大会)の案内が出ています。院生のみなさん頑張ってください。 。

4日(火)
・パルクールという「特別な道具を用いずに、障害物を乗り越えたり素早く移動したりするスポーツ。多く、街中にある建物や壁などを使って行われる」(デジタル大辞泉)忍者のようなスポーツがあるそうです。忍者市宣言をした伊賀市で大会を開催してはどうでしょう。
・COC+の役職を外れることにしました。合わないと感じたら早めに身を引くことも大事です。

3日(月)
・本日の「交通システム論」ではLRT,BRTを扱います。和歌山市のLRT構想についても少し話をしますが、市の試算によると、和歌山駅と和歌山市駅をつなぐルートの場合、自動車からの転換を1%とした固めの需要推計をもとにした概算収支はなんと黒字です。3%ならもっと大幅に黒字です。あくまでも概算値ですので今後さらに詳細な推計が必要になります。

2日(日)
・休みます。

1日(土)
・休みます。

研究日記(H29.6)

研究日記(H29.6)

30日(金)
・和歌山都市圏総合交通計画研究会が開催され、報告書執筆の中間状況と、10月のシンポジウムの構想等について議論をします。

29日(木)
・自宅から大学まで徒歩で通勤しました。並の速度で歩いて所要時間は1時間15分、歩数は約8500歩でした。昨日も大学から大学駅、橋本駅から橋本市民会館、橋本市民会館から大和街道を散策しながら紀伊山田駅へ等々と歩き回って1万3000歩ほどの歩数がありました。

28日(水)
・橋本市の生活交通ネットワーク協議会に出席しました。地域公共交通網形成計画を策定済みだと、国から通常よりも有利な条件で補助金を受けることができる、が具体的な数字でよく理解できました。橋本市のコミュニティバスの場合、フィーダー補助という国からの補助金の上限額が年間200万円くらい違ってくるようです。

27日(火)
・近畿地方でも某自治体がLRT導入検討を非常に前向きに考えているようです。そんな中、本日の学部3年ゼミでは「社会で合意したことを実現する政治」(藤井・宇都宮『フランスの地方都市にはなぜシャッター通りがないのか』の6章)を読みました。情報公開、広報戦略等々、実現に向けての勉強になりました。

26日(月)
・本日と来週の学部講義「交通システム論」では地方都市の公共交通幹線としての鉄軌道を扱います。持続可能なまちづくりの切り札として各地で導入や検討が進んでいるLRT、BRTも扱うので、15回の講義の中で最も夢のある回とも言えます。和歌山市の現行の長期総合計画(まちづくりの最上位計画)にも「新交通システムを含めた集約型のまちづ くりにふさわしい公共交通体系について、長期的観点から研究を行います」とあり、新交通システムとは「低床式車両による軌道や、バスを基盤とした中量輸送など環境に配慮した交通システム」であると明記されています。
・広島時代には広島電鉄千田営業所で11年間もお世話になり、連接車(3000形、3950形、ごくごく稀に3800形、3900形)の後部正車掌も担当していたのですが、LRT型の超低床車(5000形、5100形等)の千田配置前に辞めて和歌山へ来てしまったのが非常に心残りです。

25日(日)
・休みました。

24日(土)
・システム工学部の中嶋先生のグループがパーソナルモビリティとその活用の研究をされており、経済学部や観光学部等との連携を考えていらっしゃると聞いて、研究プロジェクトに参加させて頂くことにしました。

23日(金)
・来週金曜日の和歌山都市圏総合交通計画研究会の準備をしました。8月までに報告書を取りまとめ、9月半ばまでに印刷製本、10月7日のシンポジウムでお披露目というスケジュールになるでしょう。

22日(木)
・某市より「新しい交通システムを導入した場合のシミュレーションをして欲しいのですが・・・予算はありません」。興味深い話なのですが、先日の土木計画学研究発表会のあるスペシャルセッションでも「大学に頼めばコンサルよりも安くていい成果が得られる、との捉え方があり、問題だ」「そういう話を受けるのは学術研究上のメリットがある場合に限定すべきだ」といった議論があったばかりです。ということで、「シミュレーションの結果を論文にしてもいいなら受けます」との回答が正解だろうと思います。

21日(水)
・形式上は18日の代休でした。

20日(火)
・和歌山駅〜紀伊勝浦駅〜那智駅〜(路線バス乗車)〜那智山バス停ほか〜新宮駅〜熊野交通本社〜権現前バス停〜国道168号沿線(神丸、日足、志古、請川の各バス停)〜和歌山駅の行程で1日かけて外国人観光客受入環境の状況を見て回りました。写真左は「あそこに行きたいのだけれど、どこを見れば・・・???」状態のバス停の一例です(請川バス停で撮影)。このような日本人にも難解な箇所が多数あります。写真右は、立派な駅前広場があるにもかかわらずバス停が分散しており、多国語表記も不十分な例で、親切などなたかがマジックでアルファベットの案内を書き添えてくださっています(那智駅バス停で撮影)。
ukegawanachi















19日(月)
・先日の学部内の会議で、ハラスメントに関する議論がありました。文系学部そのものがハラスメントを受けているのではないか、という議論だったのですが、その当否はさておいてハラスメントとはデジタル大辞泉によると「嫌がらせ。いじめ。英語では、苦しめること、悩ませること、迷惑の意」。社会人の教科書というサイトによると、ハラスメントの種類は全32にも上るそうです。十二分に気をつけたいとは思いますが、何を迷惑や嫌がらせと感じるかは人それぞれなので、非常に対応が難しいのも事実です。ここ最近で私自身が仕事上で嫌だと感じたのは、頭越しに仕事が回っていたり、職位に応じた席次になっていなかったり、毎回のように遅刻で待たされたり、、、ですね。そういうのを何とも感じない人もいるのでしょうが・・・・・・。

18日(日)
・交通まちづくり調査研究の一環で、紀州鉄道と沿線へヒアリング+視察に行きました。以前の視察で御坊市寺内町の和洋菓子に魅力ありとの結果を得ていましたが、今回の視察で「幸せくるる御坊のお菓子」というキャンペーンが行われていることを知りました。襲色目を意識したのであろう和の色合いのポスターもなかなかお洒落です。紀伊御坊駅に留置されている旧型車両を活用したカフェの構想もあるとのことでした。
kururukiigobo







17日(土)
・午後は休みました。

16日(金)
・田辺市で「熊野外国人観光客交通対策推進協議会幹事会」の初会合があり、座長に就任しました。幹事会の終了後に、紀伊田辺駅から本宮大社までの主なバス停の状況や、営業運転中の路線バス車内の状況を視察して回りました。20日(火)には那智勝浦町内や新宮市内を見て回ります。数々の温泉やマグロ料理を素通りして日帰りするのはもったいないのですが、仕事ですので致し方ありません。

15日(木)
・今年度も恒例の「教員活動状況評価」を提出する時期になってきました。教育、研究、社会活動、管理運営の4側面からの評価書類を作成するのは面倒なのですが、ここ3年程度の業績を振り返るよい機会になっています。

14日(水)
・県下初の地域公共交通網形成計画が動き始めた橋本市で、今年度第1回の生活交通ネットワーク協議会幹事会がありました。この協議会は、活性化再生法に基づく協議会としての役割と、道路運送法に基づく地域交通会議の役割を兼ね備えた会です。

13日(火)
・3年生のゼミでは学外調査の企画が熱を帯びてきました。今年度は9月末頃に南紀白浜空港の活性化を目的とした調査を行う方向となっています。

12日(月)
・稽古中の観世流仕舞「玉鬘」、苦戦中です。型が多くて覚えきれません。

11日(日)
・引き続き愛媛大学で開催の第55回土木計画学研究発表会に参加し、朝一番のスペシャルセッション「地域における鉄道の存在意義は?〜JR北海道の路線存廃問題を考える〜」に登壇しました(他の登壇者は北海道大学の岸先生、名古屋大学の加藤先生、流通経済大学の板谷先生、大分大学の大井先生)。ホットな話題ということもあって立ち見が出るくらいの盛況で、先生方の話題提供にも熱が入ってしまって少々時間オーバー気味となりました。私は和歌山電鐵(用地分離型上下分離)と伊賀鉄道(民有民営型上下分離から民・公有民営型上下分離へ移行)の事例を紹介しながら、存廃問題が浮上した鉄道への対応のイメージや、鉄道として維持することの「意味」、鉄道維持の客観的な「意味」の捉え方、各種の上下分離等と主な事例等について話題提供をしました。

10日(土)
・愛媛大学で開催の第55回土木計画学研究発表会に参加しました。名古屋大学の加藤博和先生が会長、香川高専の宮崎耕輔先生が事務局長をされている「地域のおでかけ交通のあり方研究会」にお誘いを頂きました。「くらしの足をみんなで考える全国フォーラム」が今年は10月28、29に東洋大学で開催されるそうで、これにもお誘いを頂きました。

9日(金)
・観光庁「訪日外国人消費動向調査(平成28年度)」によると、訪日客が次回実施したい活動は1位 日本食 2位 自然・景勝地観光 3位 ショッピング 4位 温泉  5位 四季の体感  6位 繁華街の街歩き です。自然・景勝地観光は平成27年度調査でも3位でした。自然豊かで景色も美しく四季も体感しやすい地方部へ誘客することで日本観光の満足度はさらに向上するでしょう。そのための観光交通システムの充実を急がなければなりません。

8日(木)
・本日より「発展演習」が始まりました。

7日(水)
・第66回全日本大学野球選手権大会に初出場の和歌山大学硬式野球部を応援しましょう。岡山商科大学戦は4-1、近畿連盟1位だけあってさすがに強いです。

6日(火)
・フランスの国家予算に占める文化予算は1.2%(2016年度)、日本は0.11%(2015年度)だそうです(出典:ヴァンソン藤井由実・宇都宮浄人(2016)『フランスの地方都市にはなぜシャッター通りがないのか 交通・商業・都市政策を読み解く』p.124)。「都市イメージとブランドの構築には、まちなかでのクオリティの高い文化やスポーツイベントが必要という共通認識がある。・・・都市文化は音楽・演劇・美術だけでなく、スポーツ・NPO活動なども含めた広義の意味で・・・その多様性とレジャー可能度が都市の魅力度を判断する際の大きな要素になる。・・・フランスの地方都市が賑わっているのは、地方都市の文化が充実しているからだ」(同p.125)

5日(月)
・近畿運輸局に地域公共交通の確保・維持・改善に関する参考データ等があり、役に立っています。が、乗合バス事業の収支状況について、のリンクが平成25年度版になっているなど(最新版は平成27年度版ですのに)しているので、更新の頻度を少し高めて頂けるとありがたいのですが。

4日(日)
・休みました。

3日(土)
・国土交通省近畿運輸局と連携して実施している「鉄道・地域活性化プロジェクト」の一環で、学部生・院生と和歌山電鐵へ調査に行きます。このプロジェクトは、本学では学部講義「交通まちづくり調査研究」としています。

2日(金)
・北海道運輸交通審議会のワーキングチームが将来を見据えた北海道の鉄道網の あり方について 〜地域創生を支える持続可能な 北海道型鉄道ネットワークの確立に向けて〜を公表しています。
・その中で、まず道内の鉄道網を 1 札幌圏と中核都市等をつなぐ路線、2 広域観光ルートを形成する路線、3 国境周辺地域や北方領土隣接地域の路線、4 広域物流ルートを形成する路線、5 地域の生活を支える路線、6 札幌市を中心とする都市圏の路線 の6つに分類し、それぞれについて方向性を検討しています。
・続いて、JR北海道の持続可能な経営構造の確立策として、
1 国による抜本的な支援 (その1) 本道固有のコスト軽減対策 ○貨物列車の割合が高い本道の輸送体系の実態を踏まえた支援 ○青函トンネルの維持管理に係る負担の軽減 (その2) 老朽土木構造物等対策 ○鉄道施設等の老朽更新対策 (その3)増収策への支援 (その4)資金繰りの改善、 
2 JR北海道の提案 (その1)経費節減、運賃値上げ、利用促進 (その2)上下分離方式、 
3 地域の実情や線区の特性を踏まえた方策 ○駅の魅力・利便性の維持・向上  ○快適な車内環境の創出  ○住民による日常的な利用の促進 ○観光施策と連携した鉄道利用の促進  ○第3セクター等による車両の保有・貸付 の順に整理しています。
・続いて、 公共交通ネットワークと鉄道網 で高速道路網やバス、航空ネットワークといった他の交通モードとの連携、補完、代替などの役割分担の方向性を示し、  今後に向けて 〜確かな信頼関係に基づく「協働」の取組を〜 と、 北海道の役割 が今後に向けたまとめの部分となっています。

1日(木)
・研究室の図書・資料の電子化と全文検索システムの構築がかなり進んできたので、6月11日の土木計画学研究発表会の準備を手始めに、いよいよ本格運用を開始しました。試しに’JR北海道’で検索すると100件くらいの図書等がヒットし、そこから絞り込むことで、例えば梅原(2012)『なぜ風が吹くと電車は止まるのか』の101ページに「浪害の進行の勢いはすさまじい。たとえば、JR北海道日高線の厚賀節婦間では8年(中略)で海岸線が100メートルも後退するほどの浪害に見舞われた」とあるのを見つけたり、『運輸と経済』第63巻第3号の菅「上下分離はヨーロッパ鉄道を救えるか」の2ページに「現在のJR全体の平均旅客密度は3万4,000人ほどあるが,英,独,仏など欧州主要鉄道のそれは5,000人前後,ほぼJR北海道の水準で,スウェーデンの場合は1,700人くらいしかない。(中略)だから欧州諸国の鉄道が上下分離に向かうことは,自然の流れとして理解できる。」とあるのを見つけたりできます。この全文検索システムの威力を存分に発揮して、研究の水準を高めることができればいいのですが。
・大阪府岬町との打ち合わせのあと、「熊野地域における外国人観光客の二次交通対策実証事業」の打ち合わせがありました。

研究日記(H29.5)

研究日記(H29.5)

31日(火)
・三重県伊賀市の地域公共交通活性化再生協議会に出席します。

30日(火)
・6月上旬の閣議決定が予定されている「日本再興戦略2017」ですが、名称が「未来投資戦略2017」に変わったようです。日本経済再生本部のこのページで、概要や5つの戦略分野の具体的取り組みの案等を知ることが出来ます。
・5つの戦略の1つに、「移動革命の実現」があり、その具体像は「移動サービスの高度化、「移動弱者」の解消、物流革命の実現 」とされています。その基本的考え方は「ヒト・モノの移動について、我が国が本格的な人口減少社会に直面し、 生産年齢人口の減少が見込まれる中、地域における公共交通網維持、人手不足が深刻化している物流分野への対応、交通事故の削減等が喫緊の課題である。こうした社会課題に対応しつつ、産業競争力の強化等を図 るため、具体的なビジネスモデルを念頭に置いた上で、世界に先駆けた 無人自動走行による移動サービスの実現と社会に取り入れることを目指し、制度整備、技術開発、実証環境整備などの取組を明確な期限を示 して強力に推進する 」。KPI(重要業績評価指標)が3つ挙げられており、ひとつは「2020年に、自動ブレーキが、国内販売新車乗用車の90%以上に搭載」、2つめが「2020 年に、安全運転支援装置・システムが、国内車両(ストックベース)の20%に搭載、世界市場の3割獲得 」、3つめが「2030 年に、安全運転支援装置・システムが、国内販売新車に全車標準装備、ストックベースでもほぼ全車に普及」となっていることから、乗用車・バス・トラックなどの車両の自動化や安全性向上に主眼を置いて「移動サービスの高度化、「移動弱者」の解消、物流革命の実現 」に取り組もうという戦略になっているものと考えられます。ドローンや自動運航船についても言及されています。
・「未来投資戦略2017」の5つの戦略のひとつに、「快適なインフラ・まちづくり」があり、これも当研究室との関連性が非常に深い分野です。基本的な方向性は「我が国の国際競争力を強化し、経済成長を促進するため、高規格幹線道路、整備新幹線、リニア中央新幹線等の高速交通ネットワーク、国際拠点空港、国際コンテナ・バルク戦略港湾等の早期整備・活用を通じた産業インフラの機能強化を図るとともに、「賢く投資・賢く使う」戦略的インフラマネジメントやコンパクトシティ・プラス・ネットワークの取組を進め、 生産性向上や民間投資の喚起等のインフラのストック効果が最大限発揮 される取組を進める」。
・5つの戦略には、「サプライチェーンの次世代化」も挙げられていますがこれは物流に関連する分野です。また、戦略の筆頭にあげられている「健康寿命の延伸」にも交通は強く関連します。
・未来投資戦略の5つの戦略分野のうち、4つまでが交通・物流に直接・間接に関連する分野であると言うことから、当研究室の社会的な存在意義の大きさを主張したいと思います。 院生・学部生のみなさん研究を頑張ってください!

29日(月)
・6月上旬の閣議決定が予定されている「日本再興戦略2017」の案には、5つの戦略分野として「健康寿命の延伸」「移動革命の実現」「サプライチェーンの次世代化」「快適なインフラ・まちづくり」「フィンテック」が明記されています。交通・物流がらみの戦略がずらりと並んでいるのです。

28日(日)
・休みました。

27日(土)
・私も参加して取りまとめた国土交通省の「地域鉄道のあり方に関する検討会[課題の共有と対応の方向性について]」(平成27年)に、今後の取り組みのひとつとして「公共交通を維持することの社会全体にとっての意味の共有」が挙げられています。「意味」を「価値」と言い換えることも出来そうですしが、なぜあえて「意味」という表現を用いたのでしょうか。
・大辞林第三版を引いてみると、「意味」とは「・・・ ある表現・作品・行為にこめられた内容・意図・理由・目的・気持ちなど。 「 −もなく笑う」 「彼が怒った−がわからない」 「感謝の−で贈る」 J事がある脈絡の中でもつ価値。重要性。意義。 「ここであきらめては努力してきた−がない」 「歴史的−」・・・」とあります。
・をとれば、「公共交通を維持することの社会全体にとっての意味の共有」とは、公共交通を維持することの社会全体にとっての経済的な価値のみならず、文化面など、金額では表現できない各種の重要性や意義までをも含めて共有すること、と言い換えることができそうです。
・△鬚箸譴弌◆峺共交通を維持することの社会全体にとっての意味の共有」とは、なぜ社会全体にとって公共交通を維持することが望ましいのか、についての理解を共有すること、と言い換えることができそうです。
・さてどちらを取るか。。。折衷案として、「公共交通を維持することの社会全体にとっての意味の共有」とは、なぜ社会全体にとって公共交通を維持することが望ましいのか、について、経済的な価値のみならず、文化面など、金額では表現できない各種の重要性や意義までをも含めて多面的に議論し、理解を共有すること、と言い換えておきましょうか。

26日(金)
・鉄道総合技術研究所の「研究ニュース」に主要な研究開発成果が掲載されていますが、安全性の向上と低コスト化を両立させる技術としては、2015年度の「木まくらぎ構造曲線のPCまくらぎ化計画策定支援システム」が興味深いです。国土交通省「鉄道統計年報(平成26年度)(現時点での最新版)から計算すると、木製枕木率(枕木敷設延長に占める木枕木敷設延長の割合)は、大手16社が12.5%であるのに対し、地方鉄道94社は42.9%。また、本州のJR東日本が21.1%、JR東海が19.8%、JR西日本が34.3%であるのに対し、いわゆる三島会社であるJR北海道は52.7%、JR九州は48.2%、JR四国は38.2%です。さらに、同じJR西日本でも、輸送密度が2000未満の12線区は87.5%です。ローカルな鉄道の安全性を低コストで高めるために、上記の技術は有用だと思われます。その他、2014年度の「鉄道橋梁の状態監視システム」が振動発電を採り入れている点に、担当技術者のセンスを感じます。

25日(木)
・現在の地域鉄道に関する国の補助制度には、安全性の向上に資する設備の更新等を支援するものとして2つの補助メニュー、LRTシステムの整備等を支援するものとして2つの補助メニュー、インバウンド対策として2つの事業、地域公共交通網形成計画に基づいた施設整備のためとして1つの補助メニュー、計画の認定により予算の重点配分等が受けられるものとして1事業があるようです。また、地域鉄道の現状・課題や、補助制度を含めた支援策などを検討する会として「地域鉄道のあり方に関する検討会」などが過去に開催されていました。

24日(水)
・伊賀市交通政策課との打ち合わせのあと、COC+のミーティングがありました。

23日(火)
・今朝の読売新聞に記事が掲載されていたように、ふるさと住民票という制度への関心が高まっています。「ふるさとは、いくつあってもいい」。「自治体が、今その町に住んでいない人にも必要なサービスやまちづくりへの参加の機会を提供し、お互いに有益なつながりを作ろうというものです」(ふるさと住民票のサイトの紹介文より引用)。同じ考え方で地方鉄道の支援、JR・大手民鉄の閑散線区の支援、路線バスの支援などできないでしょうか。
・発展演習に15名の応募がありました。発展演習は今年から始まった「お試しゼミナール」のような制度で、受講対象は2年生です。5月上旬の辻本ゼミ見学会に多数の来場があったため覚悟はしていましたが、やはり定員(9〜12名)を超えてしまい、選抜が必要になりました。

22日(月)
・地域づくりに活用できないか、新事業に活用できないか、とクラウドファンディングに注目が集まっています。クラウドファンディングは交通事業でも活用可能でしょう。例えば経営難のJR北海道が新しい観光列車の開発・運行で起死回生を図るとして、こんなコンセプトでこんな夢のある列車を走らせたい、北海道の鉄道を守りたいとネット上で訴えかけ、観光列車や停車駅等の整備資金を得る。数百円、数千円の少額から誰でも参加できる仕組みにする。資金が思うように集まらないなら人々の声をよく聞いて、構想を修正する。観光列車が動き始めたあとは、30万円の豪華観光列車を25万円で優先的に予約できる、ベストな撮影場所を優先的に確保できるようにする、試験運行列車に乗車できる、などのお礼を資金提供者にするのです。要は全世界どこからでも資金提供や意見提示を通じてJR北海道の再生に参画ができ、果実を受け取ることもできる、鉄道事業者側も資金集めが容易になるほか様々な人の意見を聞く機会が出来る、鉄道が元気になれば地域も元気になる、そういうwin-winな関係ができてくるのです。

21日(日)
・休みました。

20日(土)
・ゴールデンウィーク前あたりから一部の暗号通貨(仮想通貨)が大きく値上がりしています。中には数十倍値上がりしているものもあります。100万円が急に数千万円になるのです。ビットコイン長者、イーサリアム長者、リップル長者、ネム長者などが生まれているようです。実に羨ましいですね。

19日(金)
『鉄道統計年報』を比較的よく使うのですが、輸送密度のデータが掲載されていません。輸送密度を計算するためには、「運輸成績表(延日キロ、人(トン)キロ、平均数)」より、旅客人キロ(合計)÷延日キロ(旅客)という計算をする必要があります。もしくは『数字でみる鉄道』に一部線区等の輸送密度は載っているのでそれを参照するかです。試しに計算してみますと、平成26年度の三陸鉄道の輸送密度は、『鉄道統計年報(平成26年度)』より旅客人キロ(合計)19542000キロ÷延日キロ(旅客)39274日キロ=498人で、『数字でみる鉄道2016』に載っている平成26年度の数値と合致します。
・『数字でみる鉄道2016』の64ページにある伊豆箱根鉄道の輸送密度と輸送人員ですが、関東運輸局側(大雄山線)のデータしか反映されておらず、中部運輸局側(駿豆線、十国鋼索線)のデータが反映されていないようです。正しい輸送密度は11724、輸送人員は17748のはず。この件発行元の運輸総合研究所に指摘をしました。ちなみに64ページの営業キロと65ページの財務データには中部運輸局側のデータも反映されています。
・『数字でみる鉄道2016』の28ページにある錦川鉄道の輸送密度の数字が明らかにおかしいです。年間輸送人員188千人の錦川鉄道が、年間輸送人員18407千人の伊予鉄道とほぼ同じ輸送密度5665を記録するとは到底考えられません。調べてみると、『数字で見る鉄道』の根拠資料であろう国交省の「鉄道統計年報(平成26年度)」の延日キロに誤りがあることがわかりました。正しい延日キロは、営業キロである32.7に日数365をかけて11936であり、これを使って正しい輸送密度を計算すると旅客人キロ3705000÷延日キロ11936で310となるはずです。この件も運輸総合研究所に指摘しました。

18日(木)
・国の地域鉄道対策についてはこちらに掲載されています。地域鉄道活性化に向けた取組み事例紹介として、富山ライトレール、えちぜん鉄道、若桜鉄道、和歌山電鐵が選ばれていますが、要するにこれら4事例が国も着目している成功事例だということでしょう。

17日(水)
・学内のATMで大きな忘れ物を発見しました。銀行への直通電話で通報したところ、警察へ拾得物として届けてくださいとのことでしたので、そのようにしました。おそらく学生の忘れ物でしょう。きちんと持ち主に返るといいな。

16日(火)
・観世流では仕舞「玉鬘」、謡曲「摂待」を稽古中です。摂待は準九番習の難曲です(謡曲の稽古順(等級)は、下から順に五級(橋弁慶など)、四級(羽衣など)、三級(鉄輪など)、二級(井筒など)、一級(高砂など)、準九番習(西行桜など)、九番習(隅田川など)、重習(道成寺など))。師匠の小林慶三先生によると、シテが源義経四天王の佐藤継信・忠信の老母であるため、品良く、静かな中にも感情の起伏を意識して謡うようにとのことでした。

15日(月)
・富山市の公共交通を軸としたコンパクトなまちづくりについては、この資料が今のところ一番新しいでしょうか。平成27年のデータまで入っています。

14日(日)
・休みました。

13日(土)
トワイライトエクスプレス瑞風の運行がもうすぐ始まります。残念ながら紀伊半島入線はならず、まずは山陽・山陰方面へのルートとなります。岩国駅、宮島口駅、東浜駅など、瑞風が停車する駅と周辺には地域との連携のもとで重点的な投資がなされ、観光地としての魅力が一段と増し、比較的裕福な乗客が落としてゆくであろう経済効果も大きなものとなり、さらには日常生活流動だけでは維持しにくい路線の経営環境改善にも貢献するでしょう。まずは山陽・山陰から、ではありますが、観光資源では紀伊半島も全く負けてはいません。京都・大阪から関西空港発着で、和歌山(貴志川線たま電車で三社詣り)、紀伊田辺(闘鶏神社、本宮大社)、景色のいい駅、那智、新宮、伊勢市、伊賀上野(伊賀鉄道で忍びの里へ)、奈良、吉野口、橋本(高野山)と巡る、外国人観光客を念頭に置いた聖地巡礼型のクルーズトレインがあってもよいですね。写真は紀勢本線古座〜紀伊田原間の普通列車内で、あまりに美しい景色におもわず席を立って見入ってしまった外国人観光客です。
kesiki







12日(金)
・JR西日本和歌山支社の伊藤義彦支社長ほかと会談しました。和歌山都市圏の鉄道のシームレス化について、私と同様かそれ以上に前向きな意見をお持ちだったのが非常に印象的でした。和歌山市では平成30年度に地域公共交通網形成計画の策定が予定されており、市駅と駅前の整備も進んでいます。ここに来てシームレス化にも強い追い風が吹いてきたわけで、まさに好機到来と言えます。

11日(木)
・さて本日からは頭を高速道路から鉄道へと急激に切り替えなければなりません。本日は近畿運輸局鉄道部との会合、明日はJR西日本和歌山支社長との会合、そして2週間後には関西鉄道協会都市交通研究所の「逆都市化と公共交通の維持運営委員会」での研究発表、5月末には鉄道事業再構築実施計画が認定された伊賀鉄道伊賀線関係の会議(伊賀市地域公共交通活性化再生協議会)、さらに6月第2週には土木計画学研究発表会のスペシャルセッション「地域における鉄道の存在意義は?〜JR北海道の路線存廃問題を考える〜」への登壇があります。この間、10月の日本交通学会全国大会の準備を開催校として進める必要もあり、一時も気が抜けません!
JR北海道の会社概要に、平成27年度の区間別の輸送密度(旅客営業キロ1km当たりの1日平均旅客輸送人員)が掲載されています。同じ線区(例えば函館本線)でも区間(例えば函館〜長万部間、札幌〜岩見沢間)によって輸送密度がかなり違う、ということがよく見えてきます。JR北海道が平成28年11月18日に公表した「当社単独では維持することが困難な線区について」では、輸送密度200人未満の線区については「持続可能な交通体系とするためにバス等への転換について相談を開始します」、輸送密度200人以上2000人未満の線区については「鉄道を維持する仕組みについて相談を開始します」とされています。
・JR西日本の区間別の輸送密度(平均通過人員)が「データで見るJR西日本2016」の56-59ページに載っています。和歌山県内では、低いものから順に、紀勢本線の新宮〜白浜間が1392(!!!)、同じく和歌山〜和歌山市間が3575、和歌山線の五条〜和歌山間が4876、紀勢本線の白浜〜和歌山間が8984、阪和線の日根野〜和歌山間が37332です。ちなみに平成26年度の和歌山電鐵が3426、紀州鉄道が225、大阪府ですが水間鉄道が3514です(出典:『数字でみる鉄道2016』)。
JR四国の同様のデータはこちらJR東日本にも同様のデータがあります。JR東海にも同様のデータがあるでしょう(検索中)。JR九州にも同様のデータが欲しいところですが、平成29年1月14日付けの西部読売新聞「JR九州 区間別客数 初公表へ ローカル線利用促す」によると、「九州新幹線を含む全22路線の区間別の2016年度の輸送密度について、年内に開示する方向で調整している」とのことです。

10日(水)
・中国山東省済南市より、高速道路関係の政府系投資会社である斎魯交通サービス開発有限公司の一行がお越しになり、日本の高速道路体系に関する2時間ほどの勉強会を開催しました。この公司は日本のNEXCOに相当する組織とのことで、今回は主に「(2005年の民営化後の)サービスの改善には目を見張るものがある」(竹内健蔵「道路関係四公団の民営化は正しかったのか」『高速道路と自動車』2015年10月号)とされる日本のサービスエリアに関心がおありのようでした。それにしても日本の高速道路制度のややこしいこと。一から勉強し直すよい機会になりました。

9日(火)
・日本でも高速道路のナンバリングが進んでいることを先日書きましたが、近畿地方第一号の標識がこの3月18日に開通した阪和自動車道和歌山JCT付近にあると聞いて見てきました。阪和自動車道(和歌山JCT以北)はE26、京奈和自動車道はE24です。京奈和は一般国道24号の自動車専用道路なので、番号もE24とされたものです。阪和道(和歌山JCT以北)は一般国道26号(大阪市〜和歌山市)に並行しているためE26、しかし同じ阪和道でも和歌山JCT以南は一般国道42号(和歌山市〜浜松市)に並行するのでE42になります。ナンバリングのルールはこちら
number







8日(月)
・4車線以上の高速道路に比べて死亡事故率が2倍以上という、暫定2車線の高速道路。その対策としてワイヤーロープの設置が試行的に進められています。詳しい資料がこちらにあります。

7日(日)
・きわめてややこしいわが国の高速道路関連制度の理解に、高速道路調査会の「高速道路制度あれこれ ―法制度・料金制度関連用語集― 」が役に立ちそうです。まだ試行版ですが、平成26年に改訂版が出ています。

6日(土)
・学部生、院生と御坊市の紀州鉄道沿線の視察に行きました。御坊市の寺内町には、大正時代から昭和30年代に建てられたという風情ある町家が多く残っており、学部生の発案のもと和洋菓子店を中心に見て回りました(もちろん試食付き)。御坊は「花のまち」ですから、まちなかの各所を流れる水路沿いを花で飾るなどすればより良くなるように思いましたが、現状は写真の通りの残念な状態です(現場で見ると、写真よりもっと残念な思いをします)。和歌山県下水道課の資料によると、平成27年度末の御坊市の汚水処理人口普及率は約40%で、全国平均値(89.9%)のはるか下であり、県内でも下から5番目です。要は、風呂、洗濯、炊事などの生活雑排水の多くが垂れ流し状態だと言うことです。。。。。和歌山県自体が徳島県と並んで汚水処理の飛び抜けて立ち遅れた県であり、普及率は約6割です。毎日新聞がこのテーマで記事を出しています。
gobomachigobokawagobokashi







5日(金)
・休みます。

4日(木)
・3日に同じ。

3日(水)
・ゴールデンウィークですが、5月から6月にかけて色んな出番があるので準備をしなければなりません。

2日(火)
・3時間目の大学院ゼミナールに、OGの平井さんが見学に来られます。
・環境省が大学に宅配ロッカーの設置を要請するとのこと(出典こちら)。環境のためにも、そして物流業界の長時間労働改善のためにも、和歌山大学にも是非設置すべきです。

1日(月)
・日本でも高速道路のナンバリングが進んでいます。出典は平岩洋三「「高速道路ナンバリングの実現に向けた提言」の概要」、『高速道路と自動車』2017年2月号、pp.34-37。
hwnum







研究日記(H29.4)

研究日記(H29.4)

30日(日)
・和歌山電鐵貴志川線と水間鉄道水間線沿線において、学部生・院生7名参加のもとで「交通まちづくり調査研究」の視察を行いました。初回の視察と言うことで、両線と沿線の魅力を五感で感じることを主目的に、学部生に視察ポイントをあらかじめ考えてもらった上で実施しました。水間観音駅〜水間寺、伊太祈曽駅〜伊太祁曽神社、貴志駅〜貴志川地区中心部・いちご狩り会場、そして今回は行きませんでしたが竈山駅〜竈山神社など、駅からの歩行環境に改善余地が大いにあることが改めて強く意識されました。駅から離れている上にまともな歩道がなく、常に「自動車が通るよ!」と叫んでいなければならない状態では、鉄道による観光振興効果も十分発揮できないのではないでしょうか。日本の歩行中・自転車乗車中の交通安全性は先進7カ国中の最下位です(人口10万人あたりの死者数が日2.1人、英0.9人、仏1.0人、加1.1人、独1.1人、伊1.4人、米1.8人。出典は国交省「生活道路をとりまく環境」)。駅周辺はじめ歩行環境・自転車通行環境の抜本整備が望まれます。写真は水間観音駅と水間寺を結ぶ参道の様子です。歩道はありません。
mizuma








ちなみに私が仕事のために1人で視察をする場合は、早朝から夕方にかけて対象区間の全駅に降り立ち、周囲を歩き回ってピンときたものすべてを記録します。それこそ足が棒になるまで。

29日(土)
・本日のgoogleのトップページは和歌山電鐵貴志川線のたま駅長の図柄になっています。
tamagoogle







28日(金)
・昭和46年に出された八十島義之助・花岡利幸『交通計画』(技報堂)に、社会が交通に要求するもの、という項があり、その中に「社会的必要と企業的生存とは必ずしも両立しない」(p.57)、「短期的な要求のみを満たすことは、長期的な好ましい方向を必ずしもとらないということになるのである」(p.58)と書かれています。45年後の今にも引き続き通用する重要な指摘であろうと思います。昭和41年の小川博三『交通計画』には、交通の機能として、1.地域に統一をあたえる、2.地域の範囲を拡大する、3.地域の中心すなわち核を明確にする、4.地域を充実し高度化する(pp.6-8)とありますが、道路と鉄道ではそれらの機能にどのような差異があるのでしょうか。古い本を読むのも良いものですね。

27日(木)
・5月から6月にかけて、逆都市化と公共交通の維持運営委員会での研究報告の他、日本の道路交通体系に関する勉強会の講師、第55回土木計画学研究発表会のスペシャルセッション「地域における 鉄道の存在意義 は?〜JR北海道の 路線存廃問題を考 える〜」への登壇、日本交通学会全国大会のシンポジウムの内容確定等々、研究の仕事が重なってきています。

26日(水)
・来月の都市交通研究所「逆都市化と公共交通の維持運営委員会」で研究報告をするので、その準備を本格化させています。

25日(火)
・1時間目から4時間目がゼミナール、5時間目が基礎演習でした。就職活動の内定が出始めているようです。

24日(月)
・きょうの学部講義「交通システム論」では、資料として警察庁「交通事故発生状況」内閣府「交通安全白書」国土交通省「鉄軌道の安全に関わる情報(平成27年度)」国土交通省「鉄道輸送統計調査」などを使います。平成27年度の鉄軌道の車両1億走行キロあたりの死傷者数は6.5人で(貨物含む、96.5億走行キロ、死傷者数625人。列車走行キロあたりでないことに注意。車両走行キロです)、1億走行キロあたり92.9人(平成27年)の自動車よりも安全です。

23日(日)
ポートランドのシティ・リペア運動のサイトを見つけました。直近ではナチュラル・ビルディング(自然を活かした建築物)、パーマカルチャー(永続的な文化?)もしくはエコロジカルランドスケーピング(環境に優しい庭づくり)、交差点のペインティングの3部門を中心に進めているようです。

22日(土)
・引き続き研究室の本や資料の電子化を進めており、pdfも含めて、全文検索できるようにしています。書名だけではなく、中身も含めて全文検索できるようにしています。

21日(金)
・10月7-8に和歌山市で開催する日本交通学会の打ち合わせを行いました。東京から来られた先生がE101教室(360人くらいはいる経済学部で一番大きい階段型の教室)の部屋名札が「E101教室」となっているのをご覧になって「教室なんですね」。木製の椅子が並ぶ様子から講堂に見えたようです。和歌山大学には残念なことに講堂と名のつく施設がないので、数年内に行われるであろう全面改修の際に少しお金をかけ、名称を和歌山大学講堂と改めれば大学の格が上がるのではないでしょうか。

20日(木)
ゆうちょ財団が郵便・物流分野に関する調査・研究助成の募集を今年度から始めたそうです。このほか研究室に関係する分野ではニッセイ財団高齢社会財団助成公募 の公募も行われています。

19日(水)
・交通政策・交通計画や観光系の学術誌で、J-STAGEで全文が閲覧できるのは、
交通権学会の『交通権』土木学会土木計画学委員会の『土木計画学研究・論文集』、その後継誌である土木学会の『土木学会論文集D3(土木計画学) 』交通工学研究会の『交通工学論文集』日本観光研究学会の『観光研究』アジア交通学会の"Asian Transport Studies"などです。運輸総合研究所の『運輸政策研究』も発行元のサイトで全文が閲覧できます(発行1年内の号を除く)。

18日(火)
・火曜日は1時間目から5時間目までゼミと基礎演習が連続しています。1時間目は4年生のゼミですが、就職活動まっただ中であることを考慮して、就活に関する情報交換を中心に進めています。もちろん卒業論文に向けた研究報告も必ず実施させるようにしています。

17日(月)
・各国の人口あたり自動車保有台数のデータは、
国際自動車工業連合会のサイトで、Facts and FiguresのWorld vehicles in useで入手することができます。2014年の全車種計の数値は、日本が人口1000人あたり607台で、2013年の602台、2012年の599台からやや上昇しています。2014年の中国は107台、韓国は402台です。

16日(日)
IPCC第5次評価報告書をふまえた環境省のパンフレット「STOP THE 温暖化 2015」もゼミ生は一読してください。
・日本の温室効果ガス排出量は、環境省「日本の温室効果ガス排出量の算定結果」に出ています。交通分野からの排出量は、国土交通省「運輸部門における二酸化炭素排出量」にあります。

15日(土)
・交通エコロジー・モビリティ財団が毎年発行している「運輸・交通と環境」は、辻本ゼミ生なら必読だと思います。

14日(金)
・専門誌『運輸と経済』を2002年4月号から2017年3月号まで電子化し終えました。数日かかりました。次は『交通学研究』、『運輸政策研究』と順番に電子化して全文検索できるようにします。

13日(木)
・本日の来訪者の相談事項は「熊野地域の外国人観光客の二次交通対策について」。熊野とは、日本大百科全書によると「紀伊半島南部、和歌山県の東牟婁(ひがしむろ)、西牟婁両郡と新宮(しんぐう)市、田辺(たなべ)市、三重県の南牟婁、北牟婁両郡と熊野、尾鷲(おわせ)両市をあわせた地域。つまり明治初期の廃藩置県以前は紀伊国牟婁郡であった地域の古い呼称である」。この説明はやや不正確で、田辺市(旧龍神村を除く)とするのが正確でしょう。旧龍神村は日高郡でした。
・「熊野地域の外国人観光客の二次交通対策について」は、要するに鉄道駅や南紀白浜空港等からの路線バス、タクシー、レンタサイクル、歩道等の環境整備をどうするかという話になるのでしょう。試しにヤフーの路線情報で関西空港から白良浜海水浴場を検索すると、白浜駅から徒歩58分と出ます。関西空港から那智の滝を検索すると、紀伊勝浦駅から徒歩121分と出ます。太地町立くじらの博物館も、太地駅から徒歩31分と出ます。いずれも非現実的なルートであり、現実には駅から路線バスやコミュニティバスが出ているのですが、現状、和歌山県関連でヤフー路線情報による検索が可能な路線バス会社は三重交通、奈良交通、龍神バス、和歌山バス、和歌山バス那賀のみであり、白浜町内等をカバーしている明光バスや、那智の滝へ至る熊野交通、各市町村のコミュニティバス等の情報は検索に反映されてこないのです。こういった二次交通の情報提供面の抜本的な改善は不可欠ではないでしょうか。

12日(水)
・本日は研究室の書籍の電子化作業を進めています。本や雑誌を次々に裁断機にかけて、スキャナでpdfにし、OCRをかけてパソコンに保存しています。バックアップも兼ねてグーグルドライブというクラウドストレージにも保存しているのですが、このような感じで表示してくれるので探しやすくて良さそうです。
gd









11日(火)
・本日より今年度のゼミナールが始まりました。ゼミ生は博士後期課程4名、修士課程4名、学部4年13名、学部3年10名、計31名です。一部の大学院生は学部のゼミやフィールドワーク科目にサポーターとして参加してくださっており大変ありがたいです。

10日(月)
・本日より講義が始まります。

9日(日)
・休みました。

8日(土)
・学習会の講師を、の依頼がありました。一度お断りしたのですが、どうしてもとおっしゃるのでごく一般的と思われる謝金の相場をお伝えしたところ、連絡が途絶えました。予算オーバーだったのでしょう。しかし学習会講師、講演会講師などをきちんとするためには準備に何日もかかるのですから、数万円のお謝金ではとても割に合わないのです。ダンピングしてまでお引き受けしたくはありません。

7日(金)
・平成29年度の和歌山大学の組織図はこのようになっています。特に秘密にしておくべき資料でもないので参考までに掲載します。なかなかに難解な組織図なのですが、私の所属は教員組織のひとつである人文社会科学系で、経済学部と経済学研究科と観光学研究科(博士後期課程)を担当し、運営支援組織の1つであるCOC+推進室(室長は副学長・理事)の副室長を兼務する、という形になります。学内だけでいくつの役職を持っているのでしょうか。学外の役職(審議会や協議会の会長等)を合わせると手足の指の数では収まらなくなってきます。soshiki









6日(木)
・平成28年度の受託研究の成果品は既に納入ずみなのですが、「追加で○○をしてもらえないか」の電話あり。契約期間は3月末で満了しているのですが、このあたりは委託者、受託者の双方が今後のお付き合いをよく考えながら、という大人の話になってくるでしょうか。「コンサルティング業界では3月は61日まである」との裏話をよく聞きますが、さすがにそのような事は勘弁して頂きたいです。

5日(水)
・研究室の整理2日目です。これまで大量の本や資料を入手しては書棚に並べて読んではきましたが、欲しい資料が欲しいときに見つからないなど、決して有効活用できていたわけではありませんでした。今後はなるべく電子化をし、OCRもかけて、全文検索できるようにしていきます。

4日(火)
・そろそろ新年度の講義の準備にかからねばなりませんが、本日は研究室の整理をしています。本や紙の資料が増えすぎたので、スキャナでpdf化し、OCRをかけて、Mendeleyに登録するという作業を地道にしています。

3日(月)
・新年度の仕事始めです。学科長の辞令が届きました。まだ予定ですが、COC+推進室の副室長などあと1、2の役職が追加で回ってくるようです。COC+推進室については前任者の金子教授(システム工学部)がひととおりの案内をしてくださいました。

2日(日)
・休みました。

1日(土)
・毎年恒例の人間ドックに入りました。集中的に検査するところを毎年変えるようにしています。

研究日記(H29.3)

研究日記(H29.3)

31日(金)
・副学部長・学生委員長の仕事も本日で終了です。

30日(木)
・研究室の整理整頓です。学生委員長の引き継ぎ資料を作成し、後任に渡したところ喜んで頂けました。

29日(水)
・橋本市地域公共交通網形成計画が成案となりました。6つの課題に27の施策で取り組むこの計画では、各施策の進捗状況を毎年度にきちんと管理することになっています。緻密な進捗管理を実施している例として伊賀市地域公共交通網形成計画があります。伊賀市の計画は3つの基本方針の下に45の施策があるのですが、そのすべてについて、実施スケジュール、実施主体、本年度の実施状況、事業実施による成果及び問題点・課題等、次年度の対応・方向性、進捗度合(計画通り進んでいる、着手したが遅れている、未着手等)が一覧表の形で整理され、必要に応じて状況写真などの詳しい補足資料がつけられて、毎年度法定協議会(伊賀市地域公共交通活性化再生協議会)にかけられるのです。橋本市の担当課さんには一度伊賀市へ勉強に行くことをお勧めしたいです。

28日(火)
・平成29年度の前期にゼミナールで読む文献の候補を選定しました。

27日(月)
・能を演ずるときは、目で見るのではなく、胸で見なさい。本日の仕舞隅田川」の稽古で、このことを小林慶三師に教わりました。たとえば「遠くを見ている様子」を表現したいとき、面(オモテ)の下の目で遠くを見ても観客にはまったく伝わらない。胸で遠くを見るようにしてこそ伝わるのである、と。

26日(日)
・ヤマモモが満開となりました。6月になると甘い実をいっぱいつけるのです。そのための準備は今のうちから始めないといけないよ、を教えてくれています。
IMG_4695









25日(土)
・品種不明の桜が見ごろとなっています。キャンパス内には知る限りこの1本しかない珍しい桜です。葉と一緒に出た花がまばらに咲くこの素朴な桜は、何という名前なのでしょうか。
IMG_4690









24日(金)
・学位記授与式が挙行され、卒業する学生達が研究室へ挨拶に訪れました。社会人としての全力投球に期待しています。

23日(木)
・平成28年度第7回「和歌山都市圏総合交通計画研究会掘廚開催され、各メンバーより、担当部分に関する執筆状況等の報告がなされました。積極的な内容の報告ばかりで非常にありがたく思いました。

22日(水)
・3月15日に伊賀鉄道伊賀線の鉄道事業再構築実施計画が認定されました。これにより伊賀線はこの4月1日より公有民営方式で運営されることになります。来週28日に伊賀市の地域公共交通の件で市長さんとの面談があるのですが、さてどのような点に話題が集中するでしょうか。

21日(火)
・某新聞社から取材の申込あり。電話での取材はあまり得意ではないので、メールで質問に答える形にして頂きました。世の中には口が達者な人もいますが、私はそうではなくて、書くのが得意なタイプです。どちらかというと沈思黙考型だと思います。

20日(月)
・休日ですが、博士課程担当者会議、教授会、研究科会議、企画委員会と重要会議が並んでいます。

19日(日)
・休みました。

18日(土)
・研究室へは来たものの学内ネットワークが工事中で仕事は捗りませんでした。

17日(金)
・天理市での調査結果とりまとめの打ち合わせを行いました。天理駅前広場の再整備は、最終的にこのような形になるそうです。

16日(木)
・本日は学部の新2年〜4年生向けのガイダンスがあり、持ち時間が各学年20分ずつだったので、あれこれとしゃべらず、話題を各1点に集中し、啓発動画を放映しました。多くの学生が20歳を迎える新2年生向けは喫煙の害について、新3年生向けは若者の数十%が経験しているというデートDVの問題、就活や卒論で大事な時期を迎える新4年生向けはスマホの情報セキュリティ対策としました。

15日(水)
・和歌山県貨物自動車運送適正化事業実施機関評議委員会があります。平成26年度の日本の貨物輸送トン数は47億2800万トンですが、そのうち貨物自動車は43億1500万トン、率にして約91.3%を運んでいます(鉄道は4300万トンで0.9%、内航海運は3億6900万トンで7.8%、航空は93万トンで0.0%。出典:国土交通省自動車局監修『数字でみる自動車2016』)。このように日本の物流を支えるトラック業界ですが、送料無料の通信販売や、時間指定の配送が当たり前のように受け取られる昨今、荷主との取引関係の問題により、コストに見合わない運賃や長時間労働等といった形でしわ寄せを受けています。例えば厚生労働省の『2016年版過労死等防止対策白書』の114ページ以下に、「商慣行等も踏まえた取組の推進」としてトラック運送業が掲載されていますが、そこに「道路貨物運送業の年間総実労働時間(パートタイム労働者を除く。)は、全産業の中で最も長い、2,443 時間(所定内労働時間 2,018 時間、所定外労働時間 425 時間)であり、平均の 2,026 時間を大きく上回る(厚生労働省「毎月勤労統計調査」(平成 27年)」と記されています。ヤマト運輸が27年ぶりの値上げを検討しアマゾンと交渉(「ヤマト、27年ぶり全面値上げ アマゾンと交渉入り 再配達の有料化に含み」 平成29年3月7日付日本経済新聞電子版)するなど、大きな動きが出てきています。「個人が合理的判断によって行動すると、社会全体にとって望ましくない状態が生じること」(EICネット「環境用語集」)を社会的ジレンマといいますが、個々の消費者が送料無料を重視して通販で買い物をした結果、トラックはじめ物流全体が窮地に追い込まれるという今の状況はまさに社会的ジレンマだと思います。その緩和に向けた処方箋は何なのでしょうか。旅客分野でよく使われているモビリティ・マネジメントのアプローチを適用することはできないでしょうか。ヤマトの値上げに人々の関心が高まっている今こそがモビリティ・マネジメント的な手法の効果が現れやすい時なのかも知れません。

14日(火)
・引き続き天理市での調査のとりまとめに集中しています。

13日(月)
・天理市での調査のとりまとめに集中しています。

12日(日)
・後期入試です。

11日(土)
・6月に愛媛で開催される土木計画学研究報告会春大会のスペシャルセッションに登壇して欲しいとの要請がありました。わざわざ声をかけて頂けるのは、その分野で一定の評価を受けている証であり、大変ありがたいことです。

10日(金)
・天理市調査の最終日です。天理駅では、2階にあるJR駅のバリアフリー化は完了しており、平面にある近鉄駅も、詳細な調査をしたわけではありませんが、あとは視覚障がい者誘導ブロックの内方線の敷設を残すくらいではないかと思われます。天理駅で残念なのは、表口に比べてあまりにも殺風景な西口と、これまた殺風景な東西連絡通路です。この通路には視覚障がい者誘導ブロックを敷く必要もあるでしょう。改修が必要な時期かと思われます。
tenrista








9日(木)
・天理市コミュニティバス調査の4日目です。天理駅前広場では大規模な改修工事が進んでいます。KOFUFUNという名称で、4月頃の完成が楽しみです。
kohuhun







8日(水)
・本日は研究室に腰を落ち着けて受託研究の報告書を書きます。
「ゼロ幅スペース」を削除するスクリプト。大変便利です。

7日(火)
・国土交通省主催シンポジウム「これからの時代の地域デザイン」〜いかす国土、まもる国土、つかう国土〜」を聴講しました。基調講演「人口減少下の新たな国土利用の実践に向けたアプローチ」(北海道大学中村教授)では第五次国土利用計画(全国計画)の基本方針が複合的な施策の推進にあること、複合的な施策とは、国土管理、自然共生、防災・減災、そして地域づくりなどの効果を複合的にもたらす施策であること等がわかりました。基調講演その2「地域の活力を高める事業と土地利用の戦略」(都市環境研究所 高鍋氏)では、課題がますます多様化・複雑化する中、分野横断的政策立案と総合的な施策展開が必要になること、行政だけでは地域づくりは実現しないこと、必要に応じて計画は随時見直すこと、いつの時代も答えは現場にあること、地域力を診断する必要などの提案を興味深く聞かせて頂きました。その後事例発表とパネル討論がありました。

6日(月)
・前期日程の合格発表がありました。

5日(日)
・日曜ですが、学内の重要会議が目白押しでした。

4日(土)
・本日、九州の筑豊本線等で架線式蓄電池電車BEC819系が本格運行を開始しました。画像は左上から時計回りに、非電化の若松駅から、電化区間と非電化区間の境目である折尾駅に到着したBEC819系(パンタグラフは下がっています)、パンタグラフを上げて充電を始めようとするBEC819系、KIOSK閉店の掲示、スマートステーションシステムを備えた若松駅券売機付近、車内の状況表示、非電化区間を走行中のBEC819系。筑豊本線ではBEC819系の導入に合わせて、駅構内電子掲示板とスマートフォンで取得できる列車位置情報表示システムが運用開始され、若松〜新入の各駅で「スマートサポートステーション」システムが運用開始となり、折尾駅では高架化工事が進捗中であるなど総合的な輸送改善が行われているようですが、一方で車内では一部の駅の無人駅化を批判する世間話が漏れ聞こえ、若松駅のKIOSKもまもなく閉店となるなど利便性を犠牲にした点もいくつか見受けられました。
このような蓄電池電車はJR東日本の男鹿線、烏山線でも走行し、非電化区間の輸送改善等に貢献しています。近畿・中部では関西本線の非電化区間等に応用できるかも知れません。伊賀市の地域公共交通活性化再生協議会でも、加茂以東の電化・複線化は常に課題として挙がっています。蓄電池式電車の導入で、伊賀上野から奈良・大阪方面への直通や、草津線へ直通も視野に入ってきます。
denchawakamatsu









3日(金)
・橋本市の生活交通ネットワーク協議会分科会があります。大学からだと天下茶屋経由になります。

2日(木)
・7ヶ月にわたって世界一周の旅に出ていたゼミ生が先日、無事帰着の報告に来ました。マレーシアからラオス、ミャンマーほか東南アジア一周、ネパール、インド、エジプト、イスラエル、トルコ、東欧、西欧、モロッコなどを回ってきたそうです。イスラエルが意外と街並みも綺麗で発展していた等と言っていましたが、卒業論文の提出が楽しみです。

1日(水)
・昨日で天理市コミュニティバスいちょう号の乗り込み調査の3日目が終了しました。院生2名が奮闘してくれており安心して任せておけます。天理市(人口6.7万)には、中心市街地を横断する形で天理駅から天理教本部へと続く長大なアーケード街「天理本通商店街」(紹介こちら)があり、天理総合駅(近鉄+JR)と市役所、大学、高校、総合病院、天理教本部などを結ぶ動線上にうまく位置していることもあって、いつ通っても小都市としてはなかなかの賑わいを見せています。私の行きつけの昔ながらの古書店もあるのですが、なんと朝の8時頃には既に開店しています。品揃えも確かで、先日は文庫本『源氏物語』1セット、昨日は『謡曲の植物』という観世流の稽古で非常に参考になる本を購入いたしました。地元産の干し柿、ぎんなんや、昆布飴などを売る店もあり、イオンモール等の大規模小売店舗とは違った魅力がふんだんにあって、いつ歩いてもなぜか楽しいのです。天理市は大阪市等の都市雇用圏(10%通勤圏)に入っているのですが、「大都市の通勤圏の商店街はどこも寂れている」という一部のやや乱暴な説には当てはまらない事例であろうと思います。ちなみに和歌山市(人口36.2万)は大阪市等の都市雇用圏には含まれておらず、絶対都市圏(中心市への通勤・通学比率が1.5%以上の周辺自治体)にも含まれていない、つまり独自の都市圏を形成する立派な中心都市なのですが、それでも中心商店街「ぶらくり丁」が散々な状況にあるのはどうしたことでしょうか。賑わう天理本通の状況から「人々の動線をうまく集約できていないため」「そこにしかないという魅力に乏しいため」がぶらくり丁衰退のひとつの仮説として浮かんできます。

研究日記(H29.2)

研究日記(H29.2)

28日(火)
・日本交通学会研究報告会の日程は10月7(土)、8(日)で和歌山大学内の調整が済み、経済学部講義棟や会議室を押さえました。ほぼこの日程で決まりかと思いますが、最終決定は学会からの公式アナウンスまでお待ちください。

27日(月)
・本日と明日の天理市コミュニティバスいちょう号乗り込み調査では、院生の井口さんと中村(智)さんが活躍してくださいます。両人とも経験豊富ですのできっと上手にこなしてくれるでしょう。安心して任せることができます。

26日(日)
・休みます。

25日(土)
・本日は前期日程の入試があり、多数の受験生が緊張しつつも目を輝かせながら来学しています。私は国立大の学部の入試、博士課程前期の入試、博士課程後期の入試を受験生として経験し、その後も国立大の博士号の審査、国立大の教員採用公募、助教授昇格と大学院修士課程担当の審査、教授昇格審査、博士の研究指導ができる資格(Dマル合)の資格審査、の順で国立大や国のさまざまな入試や審査等をくぐり抜けてきました。30年近く前に受けた学部の入試や、10数年前の博士号の審査は非常に大変でしたが、夢と希望に燃えてはいたように思います。いまあまり元気がないのは確たる目標がなくなったからなのかも知れません。

24日(金)
・みなべ町長期総合計画を町長に答申しました。長計は今後10年間のまちづくりのベースとなる最上位計画であり、交通という狭い分野の研究者に過ぎない私には荷が重いかと思っていたのですが、お陰様で何とか役割を果たすことができました。

23日(木)
・コラムの執筆を頼まれているのだけれど、アイデアが浮かびません。
・明日24日はプレミアムフライデーなんだそうですが、国立大学の教職員は25日の入試の準備でそれどころではありません。24日の夜は自宅での飲酒すら遠慮しなければならない、時計のアラームを3つはセットして寝なければならない、そういう張り詰めた夜なのです。本番に臨む受験生たちを迎えるのですから当然のことです。

22日(水)
・院生と学部生が天理市にてコミュニティバスいちょう号西部線の乗り込み調査をおこないました。20170222









21日(火)
・毎年恒例の「平成28年度卒業論文発表会・研究状況報告会」が、午後1時開会、午後5時半閉会のスケジュールにて経済学部講義棟E301教室で開催され、学部2年生から大学院博士後期課程3年生まで34名の参加がありました。力作揃いの卒業論文は審査の結果すべて合格となりました。写真は新しくゼミに配属される2年生の挨拶の様子です(2名欠席)。20170221







20日(月)
・観世流の仕舞「隅田川」の稽古では、ようやく都鳥や渡し舟、船頭の姿が少し見えてきました。あとひと月あまりで本番です。

19日(日)
・休みます。

18日(土)
・毎年度恒例のレポート「授業改善と工夫」を提出しました。学部のほうでは大講義「交通政策」へのアクティブラーニングの導入が、大学院のほうでは博士課程生の参加による修士課程ゼミナールの活性化が、工夫のポイントとなります。現状、経済学研究科で博士課程生が常に参加するゼミは当ゼミだけであり、大きな特色となっています。

17日(金)
・関西鉄道協会都市交通研究所の第4回「逆都市化と公共交通の維持運営委員会」に出席し、岐阜市副市長 今岡氏の講演「地域公共交通活性化再生法と岐阜市の先進的交通政策」を拝聴しました。

16日(木)
・修士論文発表会があります。ゼミ所属のM2徐峰さん、お疲れ様でした。

15日(水)
・大学院観光学研究科博士後期課程の入試があります。もちろん詳しいことは書けません。

14日(火)
・マリーナシティまたはコスモパーク加太が有力候補とされている統合型リゾート(IR)構想に関する交通需要予測の件で来客あり。反対論も多い構想なのですが、韓国の失敗の二の舞だけは避けなければなりません。「関西空港に近い海洋・温泉・医療リゾート」を前面に打ち出しつつ、カジノの区画は外国人専用とする、といった方向が良いかも知れません。いずれにせよ交通アクセスの観点からはマリーナシティがコスモパークよりもはるかに優位でしょう。

13日(月)
・学部講義「交通政策」の定期テストがあります。

12日(日)
・休みました。

11日(土)
・ある同僚から「ごめんね、学科長になってもらって。」という慰め(?)の言葉を頂きました。確かに大学の研究者としては決してめでたい話ではないのです。学部企画委員会に教育研究支援委員会にと、充て職で参加することになる会議がいくつもあるのです。本当は役職よりも自由に研究できる時間のほうが大事なのです。とはいえせっかく学科会議でご指名を頂いたわけですので2年間はしっかりと職責を果たさねばなりません。学科スタッフあてに「学科長通信」という定例メールでも書いてみようかなと考えています。

10日(金)
・今年度の講義もあとは定期テストと卒業論文発表会、修士論文報告会を残すのみとなり、月火木の講義の準備も必要なくなって、朝の時間の流れがゆったりしてきました。

9日(木)
・とうとう学科長の順番が回ってくることになりました。教授が持ち回りで担当してきたのですが、「まだやっていないのは君と君だけだ」。教授昇進順から私という意見が出て、断ることは不可能でした。
・教授になっておよそ6年になりますが、その間、私はずっと学部最年少教授のままです。昇進の審査を受ければ通りそうな人はゴロゴロいるのですが、昇進後の管理運営業務の増加を敬遠されているのでしょうか。確かに准教授のほうが研究に集中はでき、自由でいいのですが、お手当のほうはやはり全然違ってきます。私の場合、准教授の給料のままで3人の子育て+住宅ローンの支払いをするのは厳しいと思い、計画的に単著の本を2冊書くなど研究業績を量産して、最短コースでの昇進を目指したという経緯があります。

8日(水)
・『KANSAI空港レビュー』2月号の原稿が確定しました。関西空港調査会の担当者と校正原稿を数回やりとりして完成となりました。担当者さんからは読みやすいと好評を頂きましたが、どうでしょうか。あと2週間くらいで発行されます。

7日(火)
・和歌山県みなべ町で地域公共交通会議があり、その帰路に龍神自動車の「南部梅林バス」で「一目百万、香り千里」と言われる世界一の南部梅林へ行ってきました。まだ4分咲きくらいで見ごろにはやや早かったです。

ume1ume2







6日(月)
・本日は定期テストの問題を作成しなければなりません。

5日(日)
・休みました。

4日(土)
・西川先生(第1著者)、照本先生(第3著者)と共著の論文が『交通学研究』の査読を通りました。

3日(金)
・近畿運輸局さんと一緒に紀州鉄道と水間鉄道を視察しました。移動中に『KANSAI空港レビュー』2月号の原稿「関西空港の高速鉄道アクセス整備とフォルテ型国土軸の形成」を書き上げました。フォルテ型とは何でしょうか?読んでのお楽しみですが、「フォルテ型国土軸」という呼称がもしも浸透すればその名付け親は私と言うことになるでしょう。

2日(木)
・本日は午前に講義が2つ、午後1番が和歌山市との打ち合わせ、その後奈良県天理市へ受託研究の打ち合わせにいきます。これらを行いつつ『KANSAI空港レビュー』の原稿も仕上げていかねばなりません。講義にはもちろん準備が伴いますし、目の回るような忙しさの日です。准教授になりたての頃なら講義1つや打ち合わせ1つでも手いっぱいだったと思いますが、今は複数の仕事を並列でこなすことにかなり慣れてきました。

1日(水)
・修士論文の審査がすべて完了しました。

研究日記(H29.1)

研究日記(H29.1)

31日(火)
・本日で今年度のゼミナールも完了です。お疲れ様でした。博士課程に進学したいという人が出てきたのは嬉しい限りです。複数本の査読論文の執筆、博士号取得、アカデミックポストへの就職、と針むしろの道が続きますが、研究を続けたいという意思が明確にあるのならば厳しい指導で応援いたします。

30日(月)
・卒業論文の提出締切まであと1日となりました。

29日(日)
国土計画や地方振興関連の計画・基本方針の一覧。昭和37年閣議決定の全国総合開発計画から平成27年8月閣議決定の国土形成計画(全国計画)に至るまですべてpdfで閲覧できます。各国の国土政策の概要というページもあってなかなか便利です。

28日(土)
・4月からの新学部長、新評議員の候補が決まり始めました。新副学部長、新3委員長(教務、入試、学生)その他の役職も順次決まっていくでしょう。研究者の立場から見ると、こういった役職の仕事(管理運営業務)はいわゆる雑用にあたります。私も入試委員長(兼副学部長)を2期4年、学生委員長(兼副学部長)を1期2年、計6年も担当してきましたのでそろそろ心静かに研究をさせて頂きたいというのが本音です。他になり手がない、というなら仕方ないですし、なればなったでまた2年間きちんと学部のために働きますけれども。
・そろそろ定期テストの問題を作成しなければなりません。LINE上などに過去問が大々的に出回っているそうなので、各教員とも対応策が必要だと思います。

27日(金)
・本日は午前中に橋本市の生活交通ネットワーク協議会、午後から岬町の地域公共交通会議に出席します。前者では和歌山バス那賀の橋本線の一部廃止が議題に上がっています。同線は紀ノ川沿いの市町を結ぶ広域的路線ですが、JR和歌山線とほぼ並走しているほか、京奈和自動車道の開通などによりマイカーとの競合が厳しさを増していました。また、橋本市内の輸送においても、南海りんかんバスとの棲み分けが求められるほか、高齢化等の中で多様化するニーズに対応した各種の代替交通手段等の進出にも直面していました。このような中で橋本市における役割の維持に苦慮された結果の廃止であろうかと思います。橋本市生活交通ネットワーク協議会では持続可能な地域交通体系を追求しており、その中で各交通モード、交通事業者の役割分担のあり方や、行政、事業者の責務、住民の役割について議論しながら、現在「橋本市地域公共交通網形成計画」を策定しているところです。和歌山バス那賀橋本線の一部廃止は非常に残念ですが、今回の廃止を「公共交通は利用しないと残らない」、「公共交通は、守りたい,守らねばという気持ちに具体的施策がついていかねば残らない」という実例ととらえて、今後の地域交通政策に活かす必要があります。

26日(木)
・本日の大学院講義「交通政策論特殊問題」では、『運輸と経済』76(7)の寺田「英国(イングランド)の地域交通計画の運用にみる地方分権の難しさ」と板谷「計画プロセスとしてのフランスPDUの特徴」を採り上げます。板谷論文に「わが国の計画制度は、上記のフランスの状況と比べると、各交通手段の連携および都市計画との連携が不十分で、財源が国頼みの部分があり計画策定義務もなく、住民への周知などについても各々の都市圏の努力に依る部分が大きいうえ、議会での理解が不十分というのが実態であろう」(p.109)とあります。まさにその通りです。和歌山市では策定中の長期総合計画を踏まえ、地域公共交通網形成計画と立地適正化計画がセットで策定・実施されようとしており、ようやく「各交通手段の連携および都市計画との連携」や「計画策定」については具体的な前進が見られるようになりました。「住民への周知」については地域公共交通網形成計画の中にしっかりと位置づける必要があります。「財源が国頼みの部分があり」と「議会の理解」はセットで考えることができるでしょう。

25日(水)
・和歌山市の長期総合計画審議会と、みなべ町の長期総合計画審議会があります。同じ日に複数の自治体の長期総合計画審議会に出席するのは初めてです。

24日(火)
・今朝は和歌山市でも積雪深が3cmを超えてきています。大学院ゼミナールでは引き続き土木学会『市民生活行動学』の第17章「市民生活行動学という学問の未来」を読みました。これでこの分厚い本を読破したことになります。「元々つながっている市民生活行動を強引に”切り裂く”のではなく、行動同士がつながっている状態で行動分析をどう行うかという一連の方法論の提供を目指す」という壮大な学問であり、部門横断型政策立案のために有効だと思われますが、あまりに複雑でもあり、「考え方や必要性は十分理解できるが、実現までの道のりはあまりに険しい」との感想が受講生から聞こえて来ました。生活行動に関する回答負担感の少ないアンケート調査手法の開発と、ビッグデータの活用により、これから一気にこの学問の道が開けてくるのでしょうか。

23日(月)
・九州のバス会社である宮崎交通が、路線バス車両に専用保冷庫を設置してヤマト運輸のクール宅急便を運び始めたそうです(日経の記事はこちら)。客貨混載の取り組みは各地にありますが、保冷庫の設置は全国初だとか。
・4月の観世流の発表会で、仕舞「隅田川」を舞うことになりました。謡曲のほうはまだ決まっていません。

22日(日)
・休みます。が、自宅で23日、24日、26日の講義の準備をある程度は進めておくことにします。23日の週は講義のほかに自治体の審議会・協議会等だけでも4つあり、その上木曜午後は教授会、さらに修士論文の審査も何本かあってとにかく忙しいのです。『KANSAI空港レビュー』の原稿も書かなければなりません。この日曜日に講義の準備をある程度終えておくとかなり楽になるのです。

21日(土)
・今月末が締め切りの『KANSAI空港レビュー』の原稿を書き始めました。

20日(金)
・某市にて、新たに受託することになった研究の打ち合わせを行いました。

19日(木)
・先日、恩師の戸田常一先生から、大きな段ボール箱に数箱分もの交通政策・交通計画関係の図書を頂戴いたしました。他の門下生のもとにも各専門分野の図書がそれぞれ届いたようです。辻本研究室の書棚の一画に特別展示コーナーを設けています。

18日(水)
・某自治体から重要な役職の引き継ぎの打診がありました。

17日(火)
・大学院ゼミナールでは引き続き土木学会『市民生活行動学』の第15章「モビリティ・マネジメントと市民生活行動変容」、第16章「市民生活行動調査の提案と実証分析」を読みます。この本にもよく出てくる離散選択モデル、ランダム効用化理論、非集計ロジットモデル等々についてはこの資料の解説がわかりやすくてお勧めです。
・関西空港調査会が調査研究助成を公募しています。大学院生など学生は対象外となっています。

16日(月)
・本日の学部講義「交通政策」では、投資理論を扱います。これと関連して、内閣府「社会資本整備等の現状」の10ページに、社会資本整備のフロー効果として乗数が掲載・解説されています。公共投資乗数、短期的には概ね1を超えること(公共投資を上回るGDPの伸びを見込めること)、公共投資の乗数効果は減税のそれより短期的には大きいことなどが説明されています。
・和歌山県と徳島県、堺市がこの30日にシンポジウム「国土の強靭化と交通インフラ−新たな国土軸の創造、紀淡海峡ルート、四国新幹線を考える−」を堺市のサンクスエア堺サンスクエアホール開催します。3自治体の首長と関西エアポート社長、藤井京都大教授が登壇されます。アクセスの強化を願う関西空港と、新幹線のない政令指定都市である堺市を巻き込むことで、新大阪ー堺−関空(ないしその対岸)−和歌山−紀淡海峡−徳島−四国内の新幹線またはリニア実現の道が開けてきそうです。関西全域の視点からは、福井−京都−新大阪−関空−和歌山−徳島という南北方向の高速鉄道軸が新たに形成されることになります。

15日(日)
・センター試験の2日目がありました。教科は数学と理科でした。

14日(土)
・センター試験の1日目がありました。教科は社会、国語、外国語でした。

13日(金)
・橋本市生活交通ネットワーク協議会の分科会がありました。振り返ってみますとこの協議会の前身である橋本市地域公共交通活性化協議会は、おそらく平成22年2月26日に始まっています。それからもう7年間も会長をしているわけです。委員の任期はこの6月にいったん切れるのですが、同一人物が長らく会長にとどまるのもいかがなものかと思います。

12日(木)
・本日の大学院講義「交通政策論特殊問題」では、山形県のフラワー長井線沿線地域公共交通網形成計画と、岐阜市の公共交通網形成計画・再編実施計画を採り上げます。

11日(水)
・今朝の毎日新聞和歌山版の「国鉄民営化30年/8 駅中心、人とまち結ぶ /和歌山」にコメントが掲載されました。

10日(火)
・修士論文の提出日です。
・本日より年明けのゼミナールが始まります。大学院ゼミナールでは引き続き土木学会『市民生活行動学』の第13章「高齢者のモビリティと生活行動」、第14章「行動変容理論と生活行動」を読みます。後者については、LRT・BRTの導入といった新規政策に関する自治体の意識や行動の変容の理論としても応用できるのではないでしょうか。

9日(月)
・小林観諷会の第98回新年謡初会がアバローム紀の国であり、吉野天人のワキを担当しました。その他、神歌、竹生島、経正、菊慈童、三輪、猩々の地謡に参加しました。第98回、ということは小林慶三先生のお父上の代から98年続いていると言うことになります!。

8日(日)
・西川先生(第一著者)、照本先生との共著論文の手直しをしました。

7日(土)
・修士論文案を添削して返しました。

6日(金)
・外国人ドライバーが引き起こす事故が増えているため、警察庁が今年7月に一部交通標識への英語併記を開始するそうです。
・本日のNHKラジオニュースによると、厚生労働省の研究班の調査で、年齢とともに「動かない時間」が増えることや、「動かない時間」の増加と循環器病の関係等々の結果が得られたとのことです。調査の詳細はそのうち研究班のサイトに掲載されるであろうと思います。

5日(木)
・スポーツ庁が小中学生・小中学校を対象に「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」を平成21年度から実施しており、その調査項目のひとつに「ふだんの登校方法」があります。平成28年度調査の場合、全国の中学生のふだんの登校方法は、男子が徒歩68.9%、自転車が26.8%、スクールバスが2.5%、路線バス・電車・自家用車が11.0%、女子が徒歩70.4%、自転車が24.9%、スクールバスが2.6%、路線バス・電車・自家用車が14.8%となっています。都道府県別や、地域区分別(大都市、中核市、その他の都市、町村、へき地)での集計結果も掲載されています。一度ゆっくり分析してみたいです。

4日(水)
・仕事始めです。今年10月の日本交通学会研究発表会(和歌山大学で開催)のテーマをそろそろいくつか考えて編集委員会へ送らなければなりません。

3日(火)
・名張市立名張中学校の同窓会に初めて参加しました。競走馬の育成や消防士、タンクローリーの運行、市役所、県庁、教員、副園長、社協、民間企業、自営業などなどそれぞれに大いに活躍されているようでした。持参した卒業アルバムが意外に大活躍し、同窓生の間で引っ張りだことなっていました。おそらく参加者全員の指紋がついたであろうアルバムを大事に持ち帰りました。

2日(月)
・休みます。年末年始はこの日記の更新も滞ることが予想されるため、フライングですが1月4日の分まで12月30日中に書いてしまいました。

1日(日)
・今年も一年よろしくお願いします。服喪中のため新年の挨拶は控えさせて頂きます。

研究日記(H28.12)

研究日記(H28.12)

31日(土)
・休みます。良いお年をお迎えください。

30日(金)
・西川先生、照本先生との共著論文の査読結果に対応したのち、寒中見舞いはがきを作成しました。年末年始はどうしても休暇モードになってしまって、研究室へ出てきても仕事は一向に捗りません。

29日(木)
・修士論文と卒業論文の草稿の添削を集中的に行う予定でしたが、年末の用事に追われて思うように進みませんでした。

28日(水)
・某新聞社から鉄道とまちづくりに関する取材があり、考えをきちんとまとめる必要を感じたためにメールでの回答とさせて頂きました。

27日(火)
・会長を務めている橋本市生活交通ネットワーク協議会に出席しました。今回は、来年度早々に予定されているコミュニティバスの大再編(縮小)とデマンド交通の新規導入に向けた審議等が行われ、再編・導入の内容については事務局案を基本的に了承して詳細な調整に進むこととなりました。実施時期については、大がかりな変更となることから、様々な準備期間や市民への周知徹底期間を考慮して拙速を避け、4月1日実施にこだわらず、丁寧かつ迅速に進めることとなりました。

26日(月)
・午前中、奈良県にて交通戦略策定の会議に出席したのち、ただちに大学に戻って4時間目の学部講義「交通政策」を行い、すぐに大阪へ行って打ち合わせに参加して戻りました。移動中に、自転車政策に関する某新聞社からの取材への回答を行いました。定時性が高く、移動時間を作業時間や考え事の時間、休息時間等として有効に使える鉄道があってこそ、このような綱渡りができるのです。

25日(日)
・休みます。

24日(土)
・「契約期間は終わっているのだが、追加で分析をして欲しい」「旅費や謝金は出せないが、地域の活性化のため学生の力をぜひ借りたい」といった依頼がよくあります。研究者の端くれですので、社会貢献意識の中で前者のような依頼を特別に引き受けるケースはあってよいと思います。しかし後者はどうでしょうか。学生にとって貴重な実践的学修の機会になるであろうことが確実な場合は、フィールドワーク型講義の一環に位置づけるなどの方法で引き受けたいのですが、依頼者側の都合のいいように学生が使われてしまいかねない場合はお断りするか、きちんと謝金・旅費を出すよう強く言うべきでしょう。

23日(金)
・天皇陛下お誕生日おめでとうございます。

22日(木)
・大学院講義「交通政策論特殊問題」では、徳永「福岡市総合交通戦略<福岡市地域公共交通網形成計画>の概要」と、板東「高松市地域公共交通網形成計画及び再編実施計画と今後の課題」を読みます(いずれも『運輸と経済』第76巻第7号、平成28年)。

21日(水)
・和歌山市長期総合計画審議会と橋本市生活交通ネットワーク協議会分科会に参加しました。年末にかけて審議会委員等の社会活動が目白押しとなっています。
・橋本市生活交通ネットワーク協議会では、公共交通のマスタープランに相当する「地域公共交通網形成計画」を策定中で、本日その素案に関する協議が行われました。橋本市では再編実施計画という、ダイヤなどの詳細を定めた計画の策定までを睨みながら地域公共交通網形成計画を策定しているのですが、道のりはかなり険しそうです。再編実施計画に財政的なメリットはあるのですが、住民・利用者の生の声をよく踏まえつつ、各交通事業者や関係行政機関、自治体内の各部署(福祉、まちづくり等)や送迎バスを運行する市民病院等との丁寧な調整のもとで進めることが不可欠であり、大臣認定を受ける必要もあって、網形成計画に比べてハードルが極めて高いのです。網形成計画を策定した自治体は平成28年7月15日現在で153に及んでいますが、再編実施計画まで策定し大臣認定を受けた事例はまだ岐阜市、飛騨市、上越市、対馬市、佐賀県・唐津市・玄海町の4事例のみです。近畿地方で再編実施計画の策定・認定にこぎ着けた自治体はまだひとつもありません。

20日(火)
・朝の1時間目から4時間目までゼミナール、その後18時半まで会議と、かなりハードな一日でした。

19日(月)
・学部講義「交通政策」でロードプライシングの話をします。事例として採り上げる、世界初のシンガポールのERPシステムは、何と日本の三菱重工が受注したシステムだったんですねえ。現行システムに次ぐ次世代システムも三菱重工が受注したそうで、衛星測位技術を活用することでガントリーゲート(課金のためのゲート)の必要性がなくなるのだとか。そうなれば実際の混雑状況を見てバーチャルな課金ポイントを配置することができるようになり、交通管制の柔軟性が増すというわけです。

18日(日)
・休みます。

17日(土)
・ほぼ休みます。

16日(金)
・本日は学部講義「政策科学機蔽楼茵法廖並臉樟萓検ζE沈萓犬5回ずつ分担)の担当部分の最終回です。初めて担当する講義だったため、毎回準備にかなり時間をかけました。地域の交通計画づくりを模擬体験しよう!といってグループワーク中心のきわめて大胆な構成にしてみましたが、全学生から集めた受講感想文を読む限りでは、そう悪くはなかったようです。
・毎日新聞より鉄道を活かしたまちづくりの件で取材の申込がありました。近畿運輸局鉄道部からも和歌山周辺の複数のローカル鉄道の活性化に関するアイデア出しの依頼がありました。

15日(木)
・大学院講義「交通政策論特殊問題」で加藤博和「地域公共交通網形成が魅力的な地域形成につながるために」と吉田樹「地域公共交通網形成計画の意義と求められる視点」(いずれも『運輸と経済』第76巻第7号)を読み、学部の「ユニット演習」を担当したあと、ギリギリの乗り継ぎで大阪・谷町四丁目へ走って近畿運輸局の「バリアフリーリーダー会議」に出席します。「深刻化しているのがバス・タクシー運転者不足である・・・地方部のタクシー事業は実はバス以上に深刻で、廃業が相次ぎ空白地域が広がりつつある」(加藤、p.24)。「乗降手助けする社員いない 釧路、帯広―札幌 JR代行バス 車いすお断り 都市間バスはOK 利用者「改善を」」(H28..10.19北海道新聞朝刊)。バス・タクシーなど、運輸業界で人手不足が深刻になる中、地方部の交通バリアフリーにも大きな影響が出てきます。交通政策面からの対応だけでは限界があります。「小規模自治体や人口減少下の地域では、移動手段を提供する「交通施策」だけで地域内の交流機会を高めることができない・・・「おでかけ」のきっかけを提供する取り組みが「交通施策」と結びつくことが重要であり、これこそが地域公共交通政策とまちづくりとの連携に他ならない」(吉田、p.37)。今後はQOL(生活の質)の維持・向上を大目的に掲げ、各地域の実情を踏まえて政策連携型、民産官学(住民・事業者・行政・学識)連携型で対応していくことがますます必要になるのでしょう。

14日(水)
・川西町地域総合交通戦略(仮称)に関する打ち合わせののち、関西空港調査会定例会「最近の航空貨物の傾向と課題」に出席しました。

13日(火)
・大学院ゼミナールでは土木学会『市民生活行動学』の第5章「世帯エネルギー消費行動」と第10章「自動車依存型生活行動」を読みます。スケジュール上、M1の程さんが両章の報告を担当します。1章分だけでも大変なのに、2章分だと準備に何時間かかったでしょうか。

12日(月)
・内閣府の「平成28年版交通安全白書」によると、ホーム事故(ホームから転落して又はホーム上で、列車と接触して死傷する事故 )の件数はここ8年、年間200件以上で推移しています。国は平成32年までに全国の800駅にホームドアの整備を計画していますが、1駅あたり数億円〜数十億円(出典:内閣府国政モニター「転落防止柵(ホームドア)の設置について」)とされる費用と、工事が夜間に限られるなどの工法・工期面の制約があります。利用者が10万人/日以上の駅〜優先的に整備を進めるとのことですが、大規模な改修が予定されている駅などではそのスケジュールと調整する必要もあり、必ずしも利用者の多い順とはいかないようです。整備費用は国と自治体、事業者が1/3ずつ分担するとはいえ、それでもホームの補強費などを含めて数億円/駅にのぼるであろう多額の費用の捻出は地方部、ローカル線であればあるほど難しいものになるでしょう。大倉元宏氏が「ホーム転落事故、多角的な対策を」(H28.12.5日経電子版)で主張されているように、心のバリアフリー化などホームドア以外も含めた多角的な対策が必要と考えられます。ところで先日「視覚障害者 乗車時、駅員が原則介助 国交省方針」(H28.12.1毎日)というソフト対策に関する報道もありましたが、無人駅での対策が取り残されていませんでしょうか。

11日(日)
・休みます。

10日(土)
・休みます。

9日(金)
・忌引きです。学部講義「政策科学機蔽楼茵法廚和綢愾蔀屬離譽檗璽板鷭个箸覆蠅泙后

8日(木)
・教授会があります。

7日(水)
・講義や会議などがなく、研究室に籠もりました。

6日(火)
・大学院ゼミナールでは土木学会『市民生活行動学』の第8章「時間利用から見た生活行動」と第9章「生活行動と統計」を読みます。前者では世帯の時間配分に関する内容が興味深いです。「日本の中山間地域で収集した高齢者夫婦の時間利用データを用いた分析の結果、期待通り、夫は極端に大きな影響力を世帯意思決定において示すことがわかった」(p.160)とされていますが、我が家ではまったく逆ですね。自家用車を所有している妻の影響力は非常に大きいです。家族を丸ごと乗せて思い通りに運んでいく強大なパワーを持っているわけですから。後者は主要な政府統計調査を列挙して簡単な解説を加えた内容となっています。自分の研究にどの統計が使えそうか、と言った目で読むのがよいと思われます。

5日(月)
G空間情報センターという、官民が保有する地理空間情報をワンストップで組み合わせて利用できるシステムが動き始めました。現在のデータセット数は441件ですが、これらをカテゴリー(運輸・観光、人口・世帯など)×エリア(都道府県など)×キーワードで検索して必要なデータを入手することができます。GISに関心のある人は一度試してみてください。

4日(日)
・休みました。

3日(土)
・この9月に公表されたばかりの「富山市地域公共交通網形成計画」と、策定中の「富山市立地適正化計画」を興味深く読みました。

2日(金)
・イオンモール和歌山が南海電鉄と連携して大阪府内でパークアンドライドを実施しています。駅直結の駐車場にとめて南海本線で来店すれば駐車料金が無料になるのだとか。大阪のことなので気がつきませんでしたが、こういう方法もあるのですね。

1日(木)
・大学院講義「交通政策論特殊問題」で、横見「関空・伊丹のコンセッションにおける展望」と今西「国際観光と関西−現状と課題−」を読みます。

研究日記(H28.11)

研究日記(H28.11)

30日(水)
・和歌山地域経済研究機構の「和歌山都市圏総合交通計画研究会」が開催されました。2時間半にわたって熱心な議論が行われました。

29日(火)
・大学院ゼミナールでは土木学会『市民生活行動学』の第6章「健康維持増進のための生活行動」と第7章「観光から見た生活行動を読みます。「1日あたりの歩行時間が1時間増えることで肥満になる可能性が4%減る」ことから、車に乗る、歩かない、太る、しんどい、その健康状態が車依存の交通行動をさらに進める、歩かない、太る、の悪循環があるのかも知れません。こういう生活習慣がQOLを下げ、下がったQOLを取り戻すべく人はヘルスツーリズムや森林セラピーに行くのかも知れません。またそういった生活習慣を変えるための一手法が社会心理学を活用したモビリティ・マネジメントである。6章はそういった内容のようです。7章は非常にとっつきにくく受講生一同苦労しておりました。

28日(月)
・学部講義「交通政策」の前に、まもなく契約予定の受託研究の準備をしました。契約前ですが着手しておかないと年度末に間に合わないかも知れませんので。

27日(日)
・休みました。

26日(土)
・午前中だけ仕事をして休みました。紀ノ川駅前の喫茶店兼ドイツカレー店「アウトバーン」に行ったら、店主に「学生さんに紹介してくださってありがとう」と言われました。ゼミの誰かがこのブログを見てアウトバーンへ食べに行ったようです。

25日(金)
・本日は午前中に「和歌山市公共交通政策推進協議会」(地域公共交通網形成計画の策定を担うことになる法定協議会)に出席したあと、午後からは学部1年生対象の講義「政策科学機蔽楼茵法廚あります。結構頭を使う日なので朝ご飯、昼ご飯に炭水化物をきちんと摂りました。

24日(木)
・本日の大学院講義「交通政策論特殊問題」では、『運輸と経済』第76巻第3号(特集:関西の未来)より、後藤「京阪神の高速道路ネットワークの現状と料金体系のあり方」、宮下「関西経済と港湾戦略」を読みます。後者の「(大阪港と神戸港の)両港の経営統合が、生産可能性フロンティアを上方にシフトさせ」のところは、(土地、労働、資本という資源を一定として)経営統合という制度改革で港湾の運用効率を向上させる(たとえば両港の非合理な競合をなくす)ことで生産可能性フロンティアが上方にシフトする、といったイメージでよいかと思います。

23日(水)
・勤労感謝の日なので、午前中だけ仕事をして帰ります。

22日(火)
・きょうの日本経済新聞朝刊、最終版の社会面「高齢運転者の事故防げ」にコメントが掲載されました。(※印刷所から遠い和歌山県には残念ながら最終版は届きません。日経電子版か日経テレコンか、縮刷版で読んでください。日経電子版に無料登録をすると月に10記事まで読むことができます)
・観世流謡曲・仕舞「隅田川」の稽古が終盤に入ってきました。謡曲のほうは、塚の前で南無阿弥陀仏と繰り返し唱える母の耳に、子の声が聞こえてくる場面でした。

21日(月)
・修士論文の題目届けには、主指導教員と副指導教員の捺印が必要ですが、当然ながら印鑑を頂く前にはきちんとした説明が不可欠です。副指導教員に対して、「題目届けの提出が必要なので取りあえず印鑑だけ頂きたいのですが」といった依頼ではまったくダメです。「少しお時間を頂いて題目について説明し、よろしければ題目届けに印鑑を頂きたいのですが」が正しい依頼の仕方です。

20日(日)
・昭和堂『大学的和歌山ガイド』にひとつの章として収録予定の原稿「多彩な電車でめぐる貴志川線と沿線の神々」の校正を行いました。観光学部の先生方が中心となって編集された本のため、私にしては珍しく歴史的・文化的な内容を豊富に盛り込んだ内容としてみました。

19日(土)
・某学会誌の査読の仕事をします。11時48分頃に震度3の地震があり、研究室内も結構揺れました。本棚からの本の落下が心配になるほどでした。

18日(金)
・「地域公共交通活性化シンポジウムin橋本」にて、パネルディスカッションのコーディネーターを担当しました。

17日(木)
・本日の大学院講義「交通政策論特殊問題」では、『運輸と経済』第76巻第3号(特集:関西の未来)より井上学「関西の交通サービスの特徴と課題−新たなサービスに取り組みバス交通−」と、谷内久美子「関西地域の住民主体型の新しい公共交通」を読みます。明日18日に橋本市で開催される「地域公共交通活性化シンポジウムin橋本」との関連が深い内容で、その意味では大変タイムリーであり、同シンポジウムのコーディネータを務める上でのよい準備になります。井上先生には明日の基調講演を担当して頂くことになっています。

16日(水)
・本日は「橋本市生活交通ネットワーク協議会」に出席しました。「持続可能な地域公共交通体系」とは環境、経済(財政、まちの活力、事業者の経営など)、社会(人への優しさ。例えば健康、安全、外出機会など)が調和した体系です。財政や国のガイドラインといった様々な制約と、市民・利用者の声をふまえつつ、いかに調和を図っていくか。これは極めて複雑で難しい課題なのですが、協議会において、事務局提案をもとに各委員がそれぞれの立場から積極的に意見を述べ、少しずつ譲り合いながら落としどころを探っていくしかありません。聖徳太子の十七条憲法の第一条に「和をもって貴しとなす」とありますが、その本意は「お互いに意見が違うのは当然であるが、であるからこそ議論を尽くして調和しよう」であるとも言います。こういったことも心に留めながら会長として協議会を運営していきたいと考えています。また、「持続可能」を交通体系に閉じて考えるのではなく、生活を含め、まちの持続可能性としてより広く捉え、議論する必要もあると思います。

15日(火)
・大学院ゼミナールでは土木学会『市民生活行動学』の第3章「交通からみた生活行動」と第4章「買物からみた生活行動」を読みます。「人々は買物に対して、功利的買物価値(問題解決のための買い物)と快楽的買物価値(快楽感情を得るための買物)という2つの価値を感じており、現代では後者がより重視される傾向にある」(p.61)。店に出向いて現物を手に取りながら品定めをする楽しみも後者に該当するのでしょう。日本国憲法第25 条のいう「健康で文化的な最低限度の生活」の中には、後者も含まれると解釈してもよいのでしょうか。毎週同じ移動販売車から生活に不可欠な物を買う、そういう生活が健康で文化的だと言えるでしょうか。

14日(月)
・本日は朝5時半に出勤して9時15分まで講義の準備をし、自転車で35分の自治会館(県庁付近)へ行って和歌山市長期総合計画審議会の部会に出席し、自転車で大学へ戻って講義「交通政策」を担当し、橋本市との会議を行い、再度県庁付近まで自転車で行って謡曲と仕舞の稽古をし、19時半に自宅へ戻ります。自転車に30kmくらい乗るでしょうか。かなりハードな日になっています。

13日(日)
・休みました。

12日(土)
・14日の学部講義「交通政策」では、トピックスとして高齢者が引き起こす交通事故の増加を採り上げます。警察庁の「平成27年における交通事故の発生状況」によると、平成17年から平成27年にかけて、全年齢層の交通事故件数が0.6倍とほぼ半減する中、80から84歳が引き起こす交通事故件数は1.6倍増、85歳以上の引き起こす交通事故件数は2.3倍増となっています。平成29年3月より運転免許講習時の認知機能検査が強化され、更新時に「認知症の恐れ」の判定を受けた人には医師の診断が義務づけられ、正式に認知症と診断されれば免許停止か取り消しとなります。しかし、高齢者が引き起こす交通事故の原因は認知症だけではありません。警察庁の上記資料より、65歳以上の運転者が引き起こした事故の原因のトップは「安全不確認」(35%、平成27年)で、65歳以下より6ポイント高くなっており、加齢に伴う判断力や身体機能の低下が事故につながっているものと考えられます。ちなみに16-24歳の運転者が引き起こした事故原因のトップは「脇見運転」(23%、平成27年)で、全年齢層よりも8ポイント高くなっています。学生の皆さん、「車では、スマホ見るより、前を見ろ」。

11日(金)
・本日より学部1年生対象の「政策科学機蔽楼茵法廚5回担当します。初めて受け持つ講義のため、かなり前から構想を練るなどの準備はしてきましたが、はたしてどうなるでしょうか。

10日(木)
・今週と来週は、市町村での会議の予定が多数入っています。月水金とおおむね埋まっているような状況です。来週は橋本市の会議などが3つもあって「橋本市ウィーク」のようです。

9日(水)
第3次和歌山市地域福祉計画が平成27年3月に策定されています。地域の交通政策と密接に絡む分野の計画ですが、交通との関連性が特に深い基本目標として「3.安全で快適に暮らせる地域の環境をつくります」があり、その実現に向けた取り組みとして「(10)快適な生活環境をつくります .罐縫弌璽汽襯妊競ぅ鵑里泙舛鼎りをすすめます 移動への支援を充実します」と、「(11)安全に暮らせる地域をつくります 犯罪や交通事故からの安全を高めます」があります。

8日(火)
・大学院ゼミナールでは本日より土木学会(2015)『市民生活行動学』を読みます。

7日(月)
・和歌山市の長期総合計画審議会に出席し、パリ協定の締結を踏まえた環境保全に対する考え方と、人材確保面での指標設定のあり方について質問をしました。本日の学部講義「交通政策」のトピックスでもパリ協定を取り上げます。

6日(日)
・休みます。

5日(土)
・教育懇談会に参加しました。経済学部会場には100数十名の保護者が来られていました。

4日(金)
・来週から学部1年生向けの「政策科学機廚5回分担当するので、配付資料の準備を進めています。新しく担当する講義の準備は何かと大変です。

3日(木)
・休みました。

2日(水)
・本日は和歌山市公共交通政策推進協議会の打ち合わせと、岬町地域公共交通会議があります。前者が担当している「和歌山市地域公共交通網形成計画」の策定予定は今のところ平成30年度とされているのですが、市のまちづくりの最上位計画である長期総合計画と、コンパクトなまちづくりに向けた都市機能配置のあり方などを扱う立地適正化計画の一部が今年度に定まる予定であることから、間髪を入れず平成29年度に前倒しで策定したほうがよいのではないでしょうか。県内で先行する橋本市の地域公共交通網形成計画は、この秋に策定に着手し、年度内には完成予定です。和歌山市も今から下準備をしておけば十分平成29年度中に策定できるはずです。ただ、「網形成計画」(ネットワークの形成イメージを具体的に示す)より一段階上の「再編実施計画」(具体的な運行事業者やダイヤなどの運行計画まで定め国土交通大臣の認定を受ける)まで狙うとなると1年では厳しいかも知れません。再編実施計画も視野に入れつつまずは網計画を平成29年度中につくるといった方針が良いのではないでしょうか。

1日(火)
・本日の大学院ゼミナールでは、藤山(2015)『田園回帰1%戦略』の最終章の後半を読みます。規模の経済を追い求める「都市軸」に、循環の経済を志向する「田園軸」を加え、地方独自の強みや個性を活かして進化してゆくこと。循環型社会の基本単位として「小さな拠点」を中心とした平均1500人程度の「定住自治区」をつくり、そこでは縦割りを排して複合的で柔軟な事業を展開してゆくこと。そしてそのような取り組みの鍵を握るのが人材育成であることなど藤山先生には色々と勉強をさせて頂きました。

研究日記(H28.10)

研究日記(H28.10)

31日(月)
・本日の学部講義「交通政策」のトピックスでは、JR九州の株式上場を取り上げます。トピックスの所要時間はわずか10-15分程度なのですが、その準備には調べ物が多くなるため毎回数時間を費やしてしまいます。
30日(日)
・休みました。
29日(土)
・科研費の申請書の最終仕上げを行いました。二晩寝かせて月曜日に最終チェックをし提出します。
28日(金)
・名古屋市で開催されたデマンド交通の報告会を聴講してきました。東京大学系のシステムを中心とした報告会でした。フルデマンドよりもセミデマンドのほうが効率的という具体例があり参考になりました。
27日(木)
・本日は大学院の講義「交通政策論特殊問題」などを担当したのち、修士論文の中間報告会に出席しました。報告を受けたその場でコメントできるほど器用ではありませんので、あらかじめ質問を考えてから臨みました。
26日(水)
・本日は橋本市の地域公共交通網形成計画策定の会議に出席しました。県下第一号となる計画で、近畿運輸局も全面的にバックアップをしてくださるそうです。
25日(火)
・観世流謡曲「隅田川」の稽古が佳境にさしかかってきました。子を慕って旅をしてきた女が、渡し守から「人買に連れられて来た子が1年前に病死して、不憫に思った人々が回向 している」という話を聞き、それはまさしく自分の子・梅若丸だと分かり絶望し狂乱して泣き伏す場面。小林慶三師に、間の取り方が非常に重要であると教わりました。間の取り方を次第に小さくしながら、梅若丸の映像を次第次第に浮かび上がらせていくような謡い方をします。これはとてつもない難曲です。
・本日の大学院ゼミナールでは藤山(2015)『田園回帰1%戦略』の5章と6章の前半を読みます。「居住形態が分散的であれば、拠点は集約化されかつネットワークは複合化されなければ、持続可能な社会システムは成立しない」(p.176)。全国で移動販売・送迎等、小売業者や病医院等の側から顧客の元へと出向く「デリバリー型サービス」が普及しつつありますが、これは「分散的な居住形態にあって、各分野の拠点までも分散し、お互いをつなぐネットワークも縦割りで細分化」(p.176)する状況が進展していることにほかなりません。地域住民にとっての利便性(いろんなサービスが集落まで出向いて来てくれる)と、社会としての持続可能性(輸送効率、運転手不足、地域公共交通との競合等々)とのせめぎ合いが起こっているのではないでしょうか。両者のうまいバランスの取り方を考えていく必要がありそうです。
・本日より日本シリーズの決着がつくまでの間、できる限りワイシャツの下に広島カープのユニホームを着込んで仕事をします。そうです。私には広島の紅い魂が宿っています。

24日(月)
・あすはゼミナールの選考を行います。定員9名のところ今回は応募者が11名(うちエキスパートコース1名)で、多すぎず少なすぎずおおむねよい応募状況だと感じます。
・本日の学部講義「交通政策」のトピックスでは、本日付読売新聞の社説を資料として、改正物流効率化法の施行について説明します。資料に出てくる「世界銀行の物流効率性調査」とは、Trade Logistics in the Global Economy 2016のことです。この調査は2年ごとに行われており、過年度版はこちらにあります。2016年度調査での物流効率化トップ20はドイツ、ルクセンブルク、スウェーデン、オランダ、シンガポール、ベルギー、オーストリア、英国、香港、米国、スイス、日本、UAE、カナダ、フィンランド、フランス、デンマーク、アイルランド、オーストラリア、南アフリカの順で、韓国は24位、台湾が25位、中国が26位です。1位のドイツで導入されている、GPSで高速道路の走行距離を計算して課金するシステムはこちらに解説があります。過疎地の物流システムについてはこちら。コミュニティバスなどに農産物などの荷物を載せる貨客混載システムは、過疎地の輸送網とバス網の維持につながるほか、高齢ドライバーの運転距離を減らすことで交通安全にもつながり、興味深いです。

23日(日)
・休みました。千手川の河原で赤、ピンク、白のコスモスの種を採取しました。どこに撒くか?それは和歌山大学経済学部横の広大な斜面にです。来年が楽しみです。ちなみにキャンパス内に群生しているタカサゴユリの多くも10数年前に私が種を撒いたものです。

22日(土)
・庭のキンモクセイが満開になりました。

21日(金)
・某市で指定管理者選定委員会があり、その前の施設見学で本物の銀幕を見せて頂きました。銀皮を貼って反射率を高めているそうです。守秘義務があるので選定過程などについては書けません。今週は学内外での会議が続きます。

20日(木)
・和歌山都市圏総合交通計画研究会が開催されます。
・本日の大学院講義「交通政策論特殊問題」では、『運輸と経済』第76巻第3号の「交通事業者から見た関西の未来」と「関西の明日を拓く都市交通」を題材に議論をします。

19日(水)
・三重県伊賀市にて地域公共交通活性化再生協議会が開催されました。主な議題は伊賀線鉄道事業再構築実施計画案と、バス路線の見直し手順の修正についてでした。この協議会の会長は愛知工業大学客員教授の伊豆原浩二先生です。私も様々な会議に出席していますが、議事進行方法は会長によって大きく異なります。伊豆原先生の進行方法は、事務局説明や委員発言を丁寧にかみ砕いて説明しながら会議を引っ張っていくといったスタイルで、毎回参考にさせて頂いています。

18日(火)
・和歌山市長期総合計画審議会の「誰もが安心して住み続けられる持続可能なまち」部会(部会長:本山貢・本学教育学部教授)が開催されました。この部会が扱う分野はコンパクトシティと公共交通網、道路網、住環境、防災、消防、防犯、健康、人権、男女共同参画、福祉、地域コミュニティにわたっており、今回は現状・課題と施策体系の素案が事務局から示されたのち、審議が行われました。私は公共交通、住環境、子育て支援、男女共同参画の4分野について簡潔に意見を述べました。

17日(月)
・本日の学部講義「交通政策」では、トピックスとして「ウーバーを呼べないシェアエコノミー会議」(日本経済新聞電子版 H28.10.14付)を取り上げます。世界でシェアリングエコノミーという、「典型的には個人が保有する遊休資産(スキルのような無形のものも含む)の貸出しを仲介するサービス」(総務省『情報通信白書』H27年版)が急速に成長しています。その市場規模は2013年の150億ドルから2025年には3350億ドルになるとの予測もあります(出典は総務省『情報通信白書』H27年版)。シェアリングエコノミーの主要分野に運輸があり、その代表例がウーバーという、米国が発祥のものです。日本ではまだほとんど導入が進んでいないものですが、要は一般市民が、ウーバー社の仲介のもとで、空いている時間等に運転手となり、マイカーを使って乗客を輸送し、稼げるという仕組みです。利用者にとってはタクシーより安く、スマホで運転手の評判や車種、見積もり運賃などを見ながら自国の言語で予約でき、支払いも明快なクレジット払いといった利点があります(実際の利用例はこちら)。ドライバーの採用にあたってはウーバーにより運転履歴の審査がなされ、乗客がドライバーを5段階で評価する仕組みもあって、質の低いドライバーは排除されるようになっています。このシステムの将来性を見込んだトヨタ自動車も今年の5月にウーバーと提携をしています。地域の活性化に使えないか、観光振興に活かせないかの意見もあり、京都府京丹後市、北海道中頓別町では厳しい制約付きながらウーバーの導入が行われています。一方でタクシー業界からは猛反発の声が上がっており、全国タクシー・ハイヤー連合会長は「(ウーバーなどの)白タク解禁や合法化の動きにはいかなる妥協も条件付き容認もない」(H28.5.26産経)としており、所轄する国土交通大臣も「自動車の旅客運送は安心・安全の確保が最重要課題であり、ライドシェアについては極めて慎重な検討が必要」(H28.10.14日本経済新聞電子版)としています。他国でもウーバーに抗議するデモが発生するなどしています。日本では今後、どのような形での導入が進んでいくのでしょうか。オリックス・シニア・チェアマンの宮内義彦氏は、「行政というのは既存業界のためにあるのではなく、商品やサービスを使う利用者や消費者のためにあるということを忘れてはいけません」として、ライドシェアとタクシーとの競争が進めば今までに無かったサービスが生まれ、運賃もより合理的になるのではとしています(出典:宮内義彦「「ウーバー」、日本社会への問いかけ−」日経電子版H28.9.16)。ウーバーという黒船の到来で日本の関連業界は今、明治維新前夜のような状況にあるのかも知れません。

16日(日)
・休みました。

15日(土)
・11月には土木計画学研究発表会があります。今年は長崎大学が会場となっています。この学会には交通計画系の研究者が多数集結します。春と秋に開催されており、修士課程の学生も多数発表します。辻本ゼミの院生にも頑張って頂きたいです。

14日(金)
・大学院観光学研究科博士課程1年生に対する「チーム指導」を行いました。1年次後期には、2人の副指導教員より、それぞれの専門分野からのアドバイスと課題を頂き、12月末までに1万字のレポートを2本提出することになっているのです。

13日(木)
・本日は大学院の講義「交通政策論特殊問題」があります。今年度は受講生が14名という大人数となっています。本日は『運輸と経済』の第75巻第10号(特集:都市の構造的変化と交通)から2つの論文を取り上げて講義を進めます。毎回2名が報告者、別の2名がコメンテーターとなって、(報告25分+議論20分)×2=90分の時間配分で進めて行きます。ちなみに本学大学院経済学研究科の講義名は原則すべて○○特殊問題とすることになっています。大学院ですので、重箱の隅を突っつくようなイメージなのでしょうか。

12日(水)
・日本建築学会のサイトに、研究助成等一覧があります。ゼミナールの研究内容をカバーする助成も多数掲載されています。科学研究費補助金の申請書を書き終えたら、次はこれらの研究助成を取りに行きます。

11日(火)
・本日はオープンゼミ(ゼミの見学会)を行いました。辻本ゼミへの応募を考えている2年生13名が聴講する中、ゼミの3年生と4年生が素晴らしい研究報告をしてくれました。毎年応募者が定員を超える当ゼミですが、その理由にはゼミの専門分野が比較的親しみやすいものであること、就職活動や留学等との両立がしやすいこと、公務・運輸等への就職実績が多数あること、学生の自主性重視のもとで毎年何らかの学外プロジェクトを行っていること、ゼミの雰囲気が良いことなどがあるようです。4年生からは「先生がたまにボケるんや」との意見もありました。天然のボケがゼミの場を和ませているのでしょうか。

10日(月)
・体育の日で、よいお天気となりました。

9日(日)
・日本交通学会研究報告会に参加ののち、帰宅しました。鉄道セッションの関西大学秋山先生・井ノ口先生「都市活動に着目した鉄道需要変化に関する要因分析」を特に興味深く拝聴させて頂きました。

8日(土)
・一橋大学で開催された日本交通学会2016年度研究報告会に参加しました。75回記念シンポジウム「社会経済の構造変化と交通政策の展望」は非常に刺激的な内容でした。会員総会では、来年10月に行われる研究報告会の主催校が和歌山大学であること、大会委員長が辻本であることが了承されました。ついに和歌山大学史上初の日本交通学会研究報告会開催が本決まりとなってしまいました!!せっかくの機会ですので院生(特にドクターコース)は積極的に研究報告をし、査読誌『交通学研究』への掲載を目指していただきたいです。

7日(金)
・科研費の申請書作成作業も最終段階に入ってきました。

6日(木)
・本日は1時間目が大学院の講義「交通政策論特殊問題」、2時間目が学部エキスパートコースの「ユニット演習供廚任后1時間目から講義がある日は朝の6時から9時までが準備のため戦争状態になります。

5日(水)
・和歌山、奈良、三重の3県境には魅力的な観光資源が点在しています。しかし、大学院生の現地調査報告によると、バス網は県境で分断されがちであり、路線バスが撤退した後のコミュニティバスは福祉目的化しており、観光資源を公共交通で周遊することが極めて難しい状況とのことです。わが国の奥深くまで訪れるインバウンドの個人旅行客が増えているという中で、和歌山、奈良、三重の3県境に何らかの周遊ルートを整備する必要や意義があるのか、ないのか。これまで通りマイカー頼みで良いか。なかなか興味深い研究テーマだと思います。

4日(火)
・本日より後期のゼミナールが始まります。1月の卒論・修論の提出日まであっという間ですよ。

3日(月)
・JR北海道が、1日平均乗車人員が1人以下の51駅を廃止の方向とのこと(「乗車1日平均1人以下、JR北が51駅廃止へ」2016/10/1読売新聞)。鉄道事業の全部または一部を廃止する場合は、「廃止の日の一年前までに、その旨を国土交通大臣に届け出なければならない」(鉄道事業法第28条の2)となっていますが、駅の廃止の場合はどうなのでしょうか。 同第7条に「鉄道事業の許可を受けた者(以下「鉄道事業者」という。)は、事業基本計画又は第四条第一項第八号若しくは第十号に掲げる事項を変更しようとするときは、国土交通大臣の認可を受けなければならない。ただし、国土交通省令で定める軽微な変更については、この限りでない。 ・・・(中略)・・・鉄道事業者は、第一項ただし書の国土交通省令で定める軽微な変更をし、又は第四条第一項第九号に掲げる事項の変更をしたときは、遅滞なく、その旨を国土交通大臣に届け出なければならない。 」とあり、鉄道事業法施行規則第8条には「法第七条第一項 ただし書の国土交通省令で定める軽微な変更は、次に掲げる事項に係る変更とする。・・・(中略)・・・駅の位置(一時的な需要のため期間を限定して設ける駅(次号において「臨時駅」という。)に係るもの及び取扱量が微小(一日当たりの年間平均取扱量が、旅客にあつては百人未満であり、貨物にあつては百トン未満であることをいう。次号において同じ。)である駅の廃止に係るものに限る。)」とあるので、利用客数が1日あたり100人未満の駅の廃止は国の認可無しででき、遅滞なく届け出るだけでよいようです。

2日(日)
・休みます。

1日(土)
・「新幹線、四国や山陰に開業の日は来るか」(ビジネス+IT 9月27日(火)6時40分配信)。北海道から金沢、鹿児島までが新幹線でつながり、リニア中央新幹線等の整備も進む中、和歌山県が新幹線ネットワークから取り残されていてよいのでしょうか。「訪日観光客の利便性確保などに向けた喫緊の課題」とされる関西空港のアクセス改善の動きと、四国(特に徳島県)の新幹線整備の動きをうまく取り持つ形で、新大阪−関西空港(ないしりんくうタウン)−和歌山市−紀淡海峡−徳島の実現を目指したいものです。この点では県の仁坂知事も同じ意見のようです。

研究日記(H28.9)

研究日記(H28.9)

30日(金)
・和歌山大学への通学路を歩いているときに、某市の新しい交通施策の案をはたと思いつき、急いでメモをして、研究室に到着するやパソコンで形にして担当者に送りました。私の場合、このように歩いているときにひらめくケースが多いです。

29日(木)
・本日よりUberの料理宅配サービス「ウーバーイーツ」が始まったそうです。「身分証明書の確認や審査を受けた個人」が自転車や原付で配達を請け負う、出前代行サービスとのこと。詳しい情報はこちらに載っています。個人が何かの用事のついでに料理を運んで収入を得ることができる時代が来たというわけです。電力の分野では、ビルの配管水流を活用したマイクロ水力発電が実用化されていますが、交通の分野でもこれまで活用されてこなかった交通流の利用が進むのでしょうか。

28日(水)
デザインがバリアになっている事例がツイートされています。

27日(火)
・昨日のガイダンスの導入部分で阿部教務委員長が「キャンパスで着物姿の学生を見かけました。いいですね!辻本先生も時々着られてますね!でも着物には欠点があります。それは高いことです」といったお話をされていました。同席していた私は即座に首を振りました。確かに一部の着物は極めて高価ですが、リサイクルショップなどへ行くとアンティークな美しい着物を数千円で手に入れることができ、こういう可愛らしいコーディネートを気軽に楽しむことができるのです。ポリエステルの洗える着物や、木綿の着物(これも自宅で洗えます)、アンティークな着物を安く手に入れて、普段着としてどんどん着ましょう。ポリエステルと言っても、東レのシルックという生地のものなどは絹のような上質の着心地です。男性の着物は特に難しい着付けも必要ありません。男のきもの大全という非常に詳しいサイトもありますから参考にしてください。

26日(月)
・本日は学部1、2、4年生対象とガイダンスと修学履修相談に出席しました。朝9時から夕方6時までかかりました。残念なことに、謡曲と仕舞のお稽古に間に合いませんでした。

25日(日)
・休みます。

24日(土)
・毎年恒例の「辻本ゼミナール卒業論文発表会・研究状況報告会」を平成29年2月21日(火曜日)の13時頃開始、17時頃終了のスケジュールで実施することになりました。新しくゼミに配属される2年生(新3年生)から大学院博士課程の3年生まで、B2、B3、B4、M1、M2、D1、D2、D3と8学年40人ほどが勢揃いする年に1度の機会です(Bは学部、Mは修士課程、Dは博士課程です)。発表会後には宴会があり、幹事は例年3年生にしてもらっています。

23日(金)
・大学院生の皆さんは、文献管理をどのようにしているでしょうか。私が使っているのはMendeleyです。無料なのに驚くほど使い勝手が良いです。ゼミナール等で読んだ文献は、要点を一太郎・ワードなどでまとめてからMendeleyに入れるようにしています。

22日(木)
・秋分の日です。欧州では毎年9月16〜22日に「ヨーロッパモビリティウィーク」が開催されており、今年のテーマは'Smart and sustainable mobility – an investment for Europe’となっています。賢く持続可能な交通は、明日のヨーロッパへの投資だというわけですね。そのモビリティーウィークの中心的なイベントが「カーフリーデー」で、一般的にはきょう9月22日に開催されます。日本にも「カーフリーデージャパン」という組織があり、その先導・支援のもとで仙台、さいたま、横浜、松本、福井、豊橋、大阪、京都、高松、那覇などの10数都市でモビリティウイークが開催されてきました。

21日(水)
・和歌山大学には「女性研究者研究支援経費」という制度があり、このたび募集が始まったのですが、この制度の名称は「産休・育休・介護休暇明けの研究者支援経費」に変更すべきです。研究において性別は関係ありません。性別に関係なく、出産・育児・介護の面でハンディを抱えた方を支援するよう名称と内容を改めるべきです。
・本日は科学研究費補助金の申請書を書いています。来週になると全学生対象のガイダンスと修学履修相談(月、火、金)、奈良県で社会連携活動(水)、教授会ほか学内会議(木)と続き、再来週からは講義が始まります。心静かに申請書を書けるのは本日とこの金曜日くらいしかありません。

20日(火)
・強い台風16号が直撃し、早朝から警報が出ています。9時現在で960hPaあり、目もはっきりしています。13時〜14時頃の最接近時には、目を取り巻く雲が腹に響くほどの重くて長い雷鳴を伴いながら通過していきました。被害が出ていませんように。
2016typhoon162016typhoon16-2










19日(月)
・休みます。2日間でしまなみ海道を80kmほど走行しましたが、特に筋肉痛もありません。
・長らく愛用してきたdeuterのバッグのジッパーが破損したので、新調することにしました。自転車ツーキニスト用のバッグとして、しまなみ海道は最高の花道だったのではと思います

18日(日)
・引き続きしまなみ海道の調査です。学生たちは島々でポスティング方式のアンケート調査と、道の駅などでの聞き取り調査をこなしながら尾道まで走っています。

17日(土)
・ゼミナールの学部3年生と、しまなみ海道へ調査に行きます。2日かけて自転車で80kmを走ることになりますが、毎日少なくとも通勤で14kmほどは走っていますし、和歌山市中心部で用事のあるときは自宅−大学−中心部−大学−自宅と25kmほど走っていますので、無理な距離ではないと思っています。

16日(金)
・某市町村と、コンサルを交えて都市・地域総合交通戦略策定に関する会議をします。
・第二学期が近づいてきたため、学部ゼミナールの日程表をつくりました。4年生については、12月末に卒業論文の草稿を提出し、学生生活最後の年末年始はゆっくりして、その間に私が添削をし、松の内が明けた頃に添削結果が返ってきて、あとは1月末まで手直しをし、卒業論文を正式に提出して、2月中旬にゼミナールの報告会でプレゼンテーションをする、というのが毎年度のパターンとなっています。

15日(木)
平成27年国勢調査結果の公表予定について。この10月にようやく市区町村レベルまでの人口などの基本集計結果が発表されます(速報結果は既に出ています)。町丁・字別や地域メッシュ別の結果は、平成29年1月以降に順次出てくるものと予想されます。

14日(水)
・来年3月に施行される改正道路交通法で、認知症の診断が義務づけられる75歳以上のドライバーは推計年間約6.5万人(14日の読売新聞朝刊)。このような中では自家用車なしでも買い物、通院などに大きな支障が出ないような地域公共交通網の形成がますます重要な課題となってきます。その際、認知症の方にも優しい、「認知症バリアフリーな交通」という観点も大事になってくるでしょう。軽度な認知症の方に配慮した支払い方法、乗り換え方法、予約方法、路線図などの情報提示方法、アンケート等での意見の収集方法などはどうあるべきでしょうか。ある程度以上まで進行した認知症の方には介護タクシー等で個別に対応するほかなさそうですが。

13日(火)
・科研費の申請時期が近づいてきました。まだ応募書類も公表されていない段階ではありますが、申請書の下書きを少しずつ始めます。
・観世流の稽古では、謡曲に続き、仕舞でも「隅田川」が始まりました。さすがに「狂物」(能の演目は神・男・女・狂・鬼の5種類に大別されます。そのうちの狂)の難曲だけあって、感情の起伏が非常に激しく難儀しています。小林慶三師がおっしゃるには、「狂物」の主人公は「まだらぼけ」の状態だそうで、狂っているときもあれば覚めているときもあるとのこと。そこをよく謡い分けることが大事なのですが、節回しも難しい中、1回の稽古ではなかなかそこまでは。

12日(月)
・和歌山大学には、共同研究の助走期間を支援する制度があります。助走期間となる1年目には自治体や企業等側の負担がない、という制度です。「年度の途中でこんな行政課題が急に浮かび上がり、対応を迫られている。今年度は予算がないため本格的な検討は来年度に行うが、予備的な調査には今年度中に着手しておきたい」といったような場合に使えそうです。
・会議やゼミナールでの議論中に、タブレットやスマートフォンでインターネットから情報を集めて発言する人が増えてきました。関連する文献の提示や、正確なデータの紹介など、タブレットやスマートフォンが議論の質の向上に役立っている面もあるように思います。

11日(日)
・9月最終週に、経済学部・大学院経済学研究科の全学生を対象としたガイダンスが開催されます。学生生活関連では動画を用いた啓発を行う予定なので、法務省や警察庁が作成した啓発動画を中心に、これはというものを探しています。

10日(土)
・いよいよ広島カープの優勝が決まるか。お隣の今田先生もワクワクして待っていらっしゃることでしょう。和歌山大学では極めて数少ないカープファンの教員の研究室が偶然にも隣合っているのです。

9日(金)
・某市町村より、全域の公共交通体系を見直したいので受託研究に申し込みたいとのお話を頂きました。昨年度に受託研究を3件も受けた反動で、今年度はひと息ついていたのですが、そろそろ頑張りましょうかね。
学術系クラウディングファンドに「アカデミスト」があります。「インターネットを通じて不特定多数のサポーターから研究費を募ることができます」というサイトですが、大学院生の皆さんいかがでしょうか。

8日(木)
・某市町村より、コミュニティバスの再編に合わせて地域公共交通網形成計画を策定すべきかどうか、の問い合わせがありました。地域公共交通網形成計画策定の意義や具体的な策定手順等については、国土交通省の手引きに詳しく解説されています。また、平成28年7月発行の『運輸と経済』第76巻第7号(特集:地域における公共交通網のつくり方)も大変参考になります。
・さて今回の問合せの背景には、交通政策担当の職員数も限られている中で、財政的なメリットの小さい網形成計画の策定を、しんどい思いをしてまですべきなのか?これまで通りコミュニティバスだけ見ておけば良いではないかという意識があるのだと思いますが、「高齢化・人口減少時代における持続可能な地域づくりと交通政策の役割の大きさ」をまず認識しておく必要があります。高齢化・人口減少が進む中で「暮らしの足」を確保し定住環境を整えることや、マイカーの過剰な利用を抑制して地球環境に優しいまち・健康的なまちをつくること、厳しい経営環境にある交通事業の持続可能性を高める方策を住民や事業者と行政が一緒になって考えていくこと、などなど、今後市町村の交通政策の重要性はさらに一層高まるものと考えられます。そのような重要な政策を、マスタープラン(=地域公共交通網形成計画)もないまま、これまで通り、場当たり的に展開してゆくというのでしょうか?交通政策には、しんどくても、財政的なメリットが少なくても計画的に実施していくだけの重要性があります。
・市町村全域(あるいは隣接する市町村も含めた生活圏全域)の交通体系をどうしていくかといった総合交通ネットワークの観点や、福祉、健康、教育、まちづくりといった関連政策分野とどう連携してよりよいまちをつくっていくかという政策横断(クロスセクター)の観点、そして目標を定めていかに戦略的に施策を展開するかと言った計画性の観点、さらには住民・各交通事業者・行政の役割分担や連携の観点が、これからの市町村の交通政策では非常に重要となってきます。地域公共交通網形成計画の策定に伴い、市町村の事務作業量は一時的にしろ増加するでしょう。しかし、計画を策定することによって進むべき道がみえ、いつ何をすれば良いか、何にどれだけ力を入れれば良いか、誰と連携して取り組めば良いか、などが見え、計画書にしておけば後任者への引き継ぎもしやすくなるわけですので、結果として中長期的な事務作業の効率化につながるのではないでしょうか。また、そもそもこれからの時代に交通政策関係の事務作業量が増えるのは当然のこととも言え、だからこそ計画的に進めて行く必要があるとも言えます。
・以上、日記なのでまとまりはあまりありません。

7日(水)
・近畿運輸局さん、近畿地方整備局さん、和歌山市地域安全課さんのご協力で、和歌山市内の特定道路路外駐車場・主要信号機のバリアフリー化の状況や、交通安全運動等の実施状況に関するデータが集まってきました。特定道路は市内にはまだないそうです。鉄道事業者ごとの車両のバリアフリー化状況については、非公開となっているそうですので、交通新聞社が市販している編成表などを使って確認するしかなさそうです。

6日(火)
・今週行われた某自治体の長期総合計画審議会は、委員から意見が出るわ出るわの盛会となりました。シャンシャンとした会よりはよっぽど健全だと思うのですが、進行には苦労いたしました。今後10年間のまちづくりの最上位計画を策定するのですから、各地区や各産業の現場の実情・課題をよくよく踏まえた実効性の高い計画を少し予定よりも時間をかけてでも丁寧に策定できればと考えています。

5日(月)
・観世流の仕舞「東北クセ」の稽古が完了し、次は「隅田川」に進みます。

4日(日)
・完全に休みます。

3日(土)
・学部4年生が卒業論文執筆に向けて那智勝浦町などでポスティングによるアンケート調査を敢行しており、数日前から返信封筒が大量に届き始めました。自由記述の分析をなおざりにしてしまうケースがよくあるのですが、自由記述には回答者の思いが詰まっていますのでぜひ丁寧に分析してください。

2日(金)
・9月の17、18にしまなみ海道で学部3年生のゼミ合宿があります。今治と尾道の中間にある大三島を宿泊地としていますが、秋の3連休でサイクリストが多いためか、空室ありの宿は1つだけでした。最後に残されたその1つに泊まるのも結構勇気がいりますね。なぜ最後まで残っていたのでしょうね。
・和歌山市のバス車両、鉄道車両、旅客施設、特定道路等のバリアフリー化の状況について、和歌山運輸支局さん、近畿運輸局消費者行政・情報課さんにデータの提供を頂くことができました。大変お手数をおかけいたしました。
・来年和歌山大学で開催予定の学会の件で、学会幹部にメールを送ったところ、返信の素早いこと!出世する人ほどメールの返信が早いと聞きますが、さすがだと思いました。ちなみに私の返信は割と遅いほうです。

1日(木)
・経済学部にて、平成28年度第3回の和歌山都市圏総合交通計画研究会が開催され、交通計画の基本方針2(誰もがお出かけしやすい、安心・安全・快適な交通体系)、基本方針3(少子高齢化と人口減少の荒波に立ち向かう交通体系)に関する議論が行われました。和歌山県、和歌山社会経済研究所、南海電鉄、観光学部、経済学部から12名の参加がありました。この研究会には辻本ゼミナールの大学院生も複数参加しており、本学側から見れば「学内外機関と連携した実践的研究の場」としても機能しています。

研究日記(H28.8)

研究日記(H28.8)

31日(水)
全国乗合バス事業者の移動円滑化基準適合車両導入状況(H26年度末現在)。この資料は毎年度公表されているようです。地域の交通計画の目標設定に使えます。たとえばこの資料から和歌山市に乗り入れている乗合バス事業者(和歌山バス、和歌山バス那賀、大十バス、有田鉄道)の総車両数は179、基準適合車両数(国の移動円滑化基準を満たす車両数)は69、うちノンステップバスの車両数は56、対象車両数(乗合バス総車両数から移動円滑化基準適用除外認定を受けた車両を除いた数)は118となり、対象車両数に占めるノンステップバスの車両数の割合は56/118*100で47.5%となります。全国値が47.0%ですので、和歌山市関係の乗合バス車両のノンステップ化率は全国並みということになります。国の「交通政策基本計画」の数値指標として、平成32年までにノンステップ化率を70%にするという目標が掲げられていますので、それに向けて努力をする必要がありますが、平成26年度に47.5%であるものを平成32年に70%にまで向上するのは容易なことではないでしょう。

30日(火)
・来年10月に和歌山大学経済学部で開催予定の某学会全国大会ですが、同時期に観光学部の2つの入試(経済学部棟で実施、日程未定)や教員免許更新講習(基礎教育棟で実施、日程未定)も予定されているので、学会の開催日程を確定できずにいます。10月7、8の土日を仮押さえし、学内の関係者には協力をお願いしてありますが、やはり大学としての優先順位は入試、講習、学会の順番になりますので、関係者のご配慮を祈るしかない状況です。

29日(月)
・平成27年度の教員活動状況評価の結果通知書が届きました。上から順にS、A、B、C、Dの5段階のうち、Sを頂きました。多くの先生方がSかAのはずなので、少し人より頑張っている程度と考えるのが良いと思います。
・台風10号の影響で朝から大雨になりました。大雨洪水警報が出ました。写真は雨が一番ひどかったときに研究室から撮影したもので、和歌山市街地(写真で灰色一色になっているあたり)の雨量はおそらく50mm/時間を優に超えていたのではないでしょうか。
ooame160829






28日(日)
・完全に休みました。

27日(土)
・午後は完全に休みました。「何々についてデータをもって説明に上がるので後日分析と結果のプレゼンをお願いしたいのですが。予算がないので無料でなんとかお願いできませんか」という依頼を頂きました。国立大学には地域貢献が求められているとは言え、果たしてこのような依頼は受けるべきなのでしょうか?大学はボランティア機関ではありません。当然対価は必要だと思うので、26日の日記にも書いたような制度があることを説明し、検討して頂くことにしました。

26日(金)
・和歌山大学には、学術指導、共同研究、受託研究、寄附金の制度があります。例えば、「コミュニティバスを見直したいので助言が欲しい」といった場合や、「交通計画策定のためのアンケート調査を行いたい」といったような場合などに使える制度です。関心がおありの場合は辻本までご一報をお願いいたします。

25日(木)
・「逆都市化と公共交通の維持運営委員会」では、駅勢圏ごとに簡便で操作性の高いコーホート変化率法による人口推計を行い、「何もしない場合」の10年後、20年後の人口総数や若年者、生産年齢、高齢者の人口数を把握した上で、「そうなるのを食い止めるために」あるいは「そうなるのを10年遅らせるために」いつ何人の若年者を増やせばいいのか、そのために沿線自治体と連携してどんな施策を打っていけば良いか、等を考えるという方向もあり得ると思います。「とにかく何でもやる」「どの駅でもやる」ではなく、「いつまでにこの駅周辺で何人増やしたいから、そのために誰それと連携してこれをする」「この駅周辺では10年後に特に高齢化が進むから何々」という戦略的な思考が必要ではないかと。この点あすの委員会で提案してみようと思います。
・きょうは長峰山脈あたりに積乱雲が次から次に発生しては消えていき、はかないものだなと思いながら研究しています。かなとこ雲の段階にまで発達した積乱雲の写真と、その時間の雨雲ズームレーダーを載せておきます。立派だったこのかなとこ雲の頂上も15分後には崩壊していました。kanatokokanatoko2









24日(水)
・今週の金曜日から、 関西鉄道協会都市交通研究所の「逆都市化と公共交通の維持運営委員会」(主査:兵庫県立大学兒山真也教授)が始まります。逆都市化とは、都市の発展と衰退循環モデルにおける都市圏全体の人口減少期のことです。つまり都市圏全体で低密度化、高齢化、人口減少が起きるような段階のことですが、関西広域連合では全域の人口が減少段階に入っており、府県別でも滋賀県を除いて軒並み人口が減り始め、特に和歌山県、奈良県、徳島県、鳥取県といった大都市郊外から過疎地域に該当しかつ国土軸から外れた諸県の減少幅が大きい状況です。今後は大阪市のような大都市中心部でも人口が減り始め、関西圏がいよいよ逆都市化時代に突入して、公共交通の経営にも多大な影響が発生する可能性が強くなっています。そのような中で「逆都市化と公共交通の維持運営委員会」では2年間に10-15回程度の研究委員会が開催され、逆都市化を前提とした供給面の効率化(運行・管理の合理化、経営形態の見直し、ネットワークの見直し等)や、需要喚起策(利用頻度の向上、単価の引き上げ、沿線以外からの利用者の獲得、駅周辺の居住密度増等)の検討が行われる予定です。同委員会での私の担当はまだ決まっていませんが、おそらく、国土交通省「地域鉄道のあり方に関する検討会」に関連する研究動向の報告などを担当することになるのでしょう。

23日(火)
・今週は連日会議が入っています。学部運営関係の会議のほか、他大学の先生や鉄道業界との研究会、国や県、市の審議会等があります。各会議の内容は学生の懲戒処分に関することから市の総合戦略に関することまでと様々ですし、規模も数名の会議から数十名の会議まであり、会長をする会議もあれば一委員の会議もあって、まさに多種多様です。その合間に研究を進め、院生・学部生の指導にもあたっていますが、頭の切り替えが結構大変です。いくつもの顔を使い分けねばならないのは大学教授の宿命だと思います。
・観世流のお稽古で、謡曲の「俊寛」を無事完了し、次は「隅田川」に進みます。これまた九番習の難しい曲です。仕舞は引き続き「東北(クセ)」です。

22日(月)
・定期テストの採点をしたのち、和歌山県の会議に出ます。

21日(日)
・本学夏季一斉休業の最終日です。完全に休みます。

20日(土)
・紀ノ川駅前にアウトバーンという喫茶店があり、そこのドイツカレーが絶品なので月に1度くらいのペースで通っています。写真のように豪華なサラダと生卵、らっきょや福神漬けがついて税込み700円です。コーヒーをセットにしても1000円未満です。駅前にあるので大阪や和歌山市中心部などでの重要な会議の前か後に立ち寄ることが多いです。
autobahncurry







19日(金)
・午後から和歌山市長期総合計画審議会(委員数34名)に出席しました。この会は和歌山市のまちづくりの最上位計画である基本構想・長期総合計画を審議する会です。今回は基本構想の最終案の審議と、長期総合計画策定に向けたスケジュール案や部会設置案の報告が行われました。基本構想の最終確認を主目的とした会だったため、あまり議論もなく、45分ほどの短時間で閉会となりました。閉会後に本学教育学部名誉教授の藤本清二郎先生が「よう」と一声かけて下さいました。本学では数少ない広島大学出身者同士と言うことで親近感があります。

18日(木)
・懐かしい実家へ帰省いたしました。赤ちゃん〜幼稚園時代に暮らしていたアパートを見に行くと、取り壊されて更地になってしまっていました。周囲には40年前は田んぼや畑が広がっていたのですが、20年ほど前から区画整理事業が進み、現在は旧市街地に隣接する新市街地「希央台」となっています。
hirao





17日(水)
・夏季一斉休業のため学内にほとんど人影がなく、蝉の声だけが響いているような状況です。クマゼミの時期は過ぎ、アブラゼミとミンミンゼミとツクツクボウシが中心のようです。和歌山大学は府県境の緑豊かな丘の上にあるのですが、残念ながら趣のあるヒグラシの声を楽しむことはできません。府県境を越えた大阪府岬町上孝子のあたりにはいるのでしょうか。

16日(火)
・和歌山大学は19日まで表向きは夏季一斉休業となっています。本日は国宝であり世界遺産でもある姫路城の大手門付近の道路状況と、和歌山城の大手門付近の状況を写真で比較してみました。両城とも日本百名城のひとつであり、三大連立式平山城(姫路、松山、和歌山)のひとつでもありますが、姫路城大手門付近の広々とした歩行空間や高さを抑えた建物群に対して、和歌山城大手門付近の状況は明らかに見劣りします。両市とも城を中心としたまちづくりを進めていますが、格差は拡がる一方のように感じました。
himejiwakayama







15日(月)
・終戦の日です。正式な名称は「戦没者を追悼し平和を祈念する日」です。今日の平和は国のために散っていった英霊のご活躍あってのことです。

14日(日)
・引き続き完全に休みます。

13日(土)
・完全に休みます。

12日(金)
・和歌山大学は15日から19日まで夏季一斉休業となります。経済学部の先生方の大半はきょう12日も休まれているのではないでしょうか。私は朝10時より国土交通省・厚生労働省との打ち合わせがあり、午後からは研究助成金の申請書作成や定期テストの採点作業があるので出勤しています。

11日(木)
・地域コミュニティの活性化事例について調べる中で、豊中市のよくできた資料を見つけました。図が効果的に使われており初学者にも理解しやすい内容となっています。また、全国の812都市の事例を網羅的に調査したものとして、日本都市センター(2014)「地域コミュニティと行政の新しい関係づくり」があります。

10日(水)
・岸田外相が中国大使との面会にわざと8分遅刻されたとか。遅刻は外交上の非礼にあたり、それを重々分かった上でのことだったそうです。このような抗議の意思表示もあるのだなと勉強になりました。私たちの日常においても、遅刻、終了時間の見えない会議運営など、ルーズな時間管理は大変な失礼にあたります。数分の遅刻や延長であっても、それに参加人数をかけ、金額をかければいくらになるか。時間価値という経済学用語を学んだ者であれば、相手の時間を奪うことの罪深さが分かるはずです。

9日(火)
・本日は15時に始まった学部企画委員会が18時半まで続きました。教授になると、この種の「管理・運営業務」が格段に増え、その分研究のための時間が減ってしまいます。しかし会議で先生方と議論していると、学部・研究科のこれからのために少しは貢献しているような気分にもなりますし、小難しい議論が頭の特訓にもなるのです。管理・運営業務も大事にしていきたいと思います。
・備忘録 全国の市区町村数は1741、近畿地方の市町村数は198

8日(月)
・本日は国と自治体から来訪2件、交通システム論の定期試験、学生の来訪1件をこなし、研究助成金の申請書作成をしました。

7日(日)
・本日は小林観諷会恒例の第98回(!!)「和歌山大阪合同歌仙会」にて、「高砂」のシテを務めます。小林観諷会というのは観世流小林慶三師のお弟子さんの会です。高砂のシテは住吉の神様なので、「朝日が東海の涯から勇ましく天に向かって昇って行くが如き明るさと大きさと花やかさ」(観世左近「観世流大成版一ノ一 高砂」)で強く明るく品位を保って謡います。

6日(土)
・広島の原爆忌です。和歌山市では「おどるんや」が開催されますが、広島で学んだ者として、個人的にはこの日はなるべく静かにしていたいです。広島では8月6日の朝8時15分になると街中が静まりかえります。路面電車もすべて停車し、乗客・乗員全員が1分間の黙祷を捧げます。読者の皆さんもせめて朝8時15分(9日は午前11時2分)には10秒でも良いから目を閉じてください。

5日(金)
・昨年度は200〜300万円クラスの受託研究を3本も受けてしまい、外部資金の受入実績では学部のトップ3に入りましたが、精神的・肉体的に相当無理をしました。1本こなすのも大変なものが3本あったのです。その反動で今年度はあえて研究のペースを落としています。しかしそろそろ昨年度のダメージからも回復してきたので、これから9月にかけて産学連携・研究支援センターの「各種公募情報」助成財団センターの「助成金情報」を見ながらいくつかの研究助成の申請書を書くことにします。例えば国土技術研究センター研究開発助成(重点募集課題として道路空間の有効活用並びに道路ネットワークの最適化に向けた政策立案に寄与する研究、人口減少社会における持続可能な都市・地域の構築に関する研究)、大阪ガスグループ福祉財団の高齢者の福祉および健康づくりに関する調査・研究助成などの応募を考えてみます。

4日(木)
・本日は経済学研究科の「専攻共通セミナー」に出席し、他ゼミの修士課程1年生5名の発表にコメントをしなければなりません。1人あたり発表10分、あらかじめ決められた質問役の院生との質疑応答5分、他の院生や教員6名(芦田、阿部、岡部、厨子、吉田、辻本)との質疑応答5分だそうです。発表を聞いたその場で的確にコメントするような器用さはありませんので、前もって配付資料をざっと読みコメントを考えてから参加します。

3日(水)
旅の文化研究所 公募研究プロジェクトは、「移動・旅・観光に関連する諸問題」をテーマとした研究が対象で、申請者が大学院生か大学院研究生に限定されています。辻本ゼミナールの院生の皆さん、いかがでしょうか。

2日(火)
・定期試験が始まりました。本日はこまごまとした雑用をこなしていたら17時が来てしまいました。

1日(月)
・和歌山市と和歌山大学の連携推進事業に「交通まちづくりセンター事業」の名称で応募しました。和歌山市の交通とまちづくりに関する最新の統計データを収集し、GISなどで逐次「見える化」して交通政策に活用したり、市民向けの交通環境教育等を展開したりするほか、シンポジウムの定期開催、地域公共交通網形成計画の策定支援や目標達成度の把握と改善策提案、などなどを盛り込んでいます。このセンター構想において重要な役割を担うのは交通政策・交通計画を専門とする本ゼミナールの大学院生や学部生です。実現の暁には、交通とまちづくりの実践教育・実践研究の場として大いに活用していきたいと考えています。実現可能性は高くありませんが、夢は大きいほどよいですね!
・本日午前の大学院ゼミナールにて、今年度前期の講義もすべて完了です。院ゼミでは引き続き藤山(2015)『田園回帰1%戦略』を輪読します。本日は第4章で、人口の1%を取り戻し定住を可能にするためには地域外に流出している所得を1%取り戻せばよいこと、そのために市町村産業連関表の作成と活用が大事であること、イギリスの地域内乗数効果の考え方などが具体的かつ分かりやすく説明されています。

研究日記(H28.7)

研究日記(H28.7)

31日(日)
・完全に休み、紀州黒潮温泉へ行きました。

30日(土)
・和歌山工業高等専門学校へオープンキャンパスを見学に行きました。

29日(金)
・和歌山市の主要道路に休憩用スペースはどれくらい整備されているのでしょうか。国、県、市の担当部署へ問い合わせましたが、いずれも把握していないとのことでした。県内では太地町が町内各所に多数のベンチや美しいトイレの整備を進めており、この点では最先端事例であると考えています。ベンチでお年寄りが休んでいたり、中学生が学校からの帰り道にベンチに座って話していたりと、大いに活用されています。休憩用スペース設置の素晴らしさを体験しに一度太地町へ行ってみてください。

28日(木)
・本日、辻本太陽光発電所がオープンしました。わずか6kwにも満たない規模ですが、拙宅の電気代をタダにするだけの能力を持っています(節電すれば、ですが)。家族に節電の教育をしてきっとタダにして見せます。

27日(水)
・ゼミナールの研究発表で特にがっかりするのは、コピペで作られたレジュメを見せられたときです。資料をそっくりコピペし、語尾だけ変えてそれらしく仕立てたレジュメを見せられたときの落胆は・・・。しかもそれが研究者の端くれであるはずの院生のレジュメだったときの落胆は・・・。がっかりな気持ちを抑えてコメントはしますが、本来ならば、やり直してこい、帰りなさいと突き返すのが適切なのかも知れません。

26日(火)
・大学院ゼミナールでは引き続き藤山(2015)『田園回帰1%戦略: 地元に人と仕事を取り戻す』を読みます。本日読むのは第3章です。小規模コミュニティにも対応できるわかりやすく更新しやすく処方箋も出せるという人口分析・予測プログラムを開発し、適用した事例が紹介されています。「あと何組増やせば地域の人口が安定化するか」を知った上で具体的な対策を打つことが出来るとのこと。域外からの定住などにより、おおむね地区人口の1%強ほどを毎年増やすことで安定化する、とのことです。小規模地域ごとの分析を市町村の人口ビジョンや県の人口ビジョンにまとめていけば自治体としての定住目標と支援方策も具体的に定まってきます。「あせって集中的な是正を図ると必ず長期的な反動がやってきます」1%ずつゆっくり進めることで、定住者を無理なく受入れ溶け込ませることもできるし、環境破壊にもつながりにくいといった主張が展開されています。

25日(月)
・学部講義「交通システム論」「交通まちづくり調査研究」の15回目が終了し、あとは定期テストとレポート提出を待つだけとなりました。「交通システム論」については昨年度より通常の講義を50分、アクティブラーニングを40分(うち単独ワーク15分、グループワーク25分)の構成としています。通常の講義で情報をインプットし、単独ワークで基本的な事項を整理させた上で、グループワークで学びを発展・定着させる、といったイメージで進めています。通常の講義では半ば寝ているような学生でも、アクティブラーニングでは目を皿のようにして資料を読み、議論に参加しています。チャイムが鳴ってもまだ延々と議論しているグループすらあります。

24日(日)
・本日は完全に休みました。庭のセンダンの大木をばっさりと剪定しました。

23日(土)
・地域連携・生涯学習センターより「和歌山市との連携に関するテーマ」の募集がありました。市と大学の包括連携協定のもと、平成22年度からこれまでに「まちかど土曜楽交」ほかいくつもの事業が行われてきたそうです。交通分野での事業はこれまでありませんでしたので、構想を練ってみることにします。

22日(金)
・和歌山市公共交通政策推進協議会(地域公共交通の活性化及び再生に関する法律に基づく法定協議会)と、道路運送法に基づく和歌山市地域公共交通会議が開催されました。前者は「和歌山市における持続可能な公共交通ネットワークの構築とコンパクトシティの実現に向けたまちづくりとが一体となった総合的な交通施策を推進するため」にこのほど新設された協議会で、メンバーは公共交通事業者(鉄道、バス、タクシー、船舶、協会、労組)と関係行政機関(国の運輸支局と河川国道事務所、県の総合交通政策課と振興局、警察)、市民、和歌山市(企画、福祉、道路、観光、都市計画)と学識経験者です(事務局は市交通政策課)。和歌山市において、交通政策と福祉・道路・観光・まちづくりといった関連諸政策の連携のもと、関係者が一堂に会して、人と環境にさらに優しく、かつ財政的にも経営的にも持続可能な公共交通体系づくりを総合的かつ計画的に推進していくことには非常に大きな意義があります。当面は「和歌山市地域公共交通網形成計画」の策定(平成30年度の予定)に取り組むこととなりますが、協議会委員のみなさんが目的を共有し、その実現に向けて積極的な議論を展開し、網形成計画の決定後は関係者が力を合わせて取り組むといった状況になればと考えています。

21日(木)
・某市町村より、著名な移動販売業者の進出により、長年続けてきたコミュニティバスの利用客ががた落ちとなっているとの相談を受けました。買い物は移動販売・ネットショッピング・お届けサービスといった「買い物支援サービス」で、通院は各クリニックの送迎車で、通学についてはスクールバスで、レジャー等はタクシーで、と目的別に個別の対応が行われる時代になってきているのでしょうか。そうだとすれば多種多様な移動目的に対応してきたコミュニティバスの役割はどうなってゆくのでしょうか。コミュニティバスも何らかの移動目的に特化した形へと役割を移してゆくことになるのでしょうか。「民間でできることは民間で」の考え方に照らせば、移動販売業者やクリニックなどに地域の買い物課題や医療課題の解消を出来る範囲でお任せしてしまうのも手かとは思います。「移動販売に安否確認等のサービスを付随させることは、現在の居住地が不便であるため転居したいと回答した者であっても、その転居を控えると回答するほど強い影響」(森・西村・谷口(2015)「買い物支援サービスの利用意向とその促進に向けた一考察」『土木学会論文集D3(土木計画学)』 71(5),I_839-I_848)があるなど、田園地域の衰退に歯止めをかける効果も見込めます。しかし民間主導のデリバリー型サービスのもとでは、必ずそのサービスの網から取り残される方や取り残される移動ニーズが必ず出てきます。そこをどうするか。

20日(水)
・某市町村の長期総合計画審議会の会長に就任しました。長計は、その市町村の今後10年間の行政全般の指針となるまちづくりの最上位計画ですので、注意深く審議を進めて行きたいと考えています。
セブンイレブンの食品工場はどこにあるのか、調べてみたところ、非常に分かりやすいサイトがありました(出典は日本デリカフーズ協同組合)。

19日(火)
・ゼミナール室の室温について、3時間目の3年生と4時間目の4年生に快適かどうかを尋ねました。25.5度程度であった3年生は良い、24度台だった4年生はやや寒いとのことでした。学生にとっては丁度良いのでしょうが、私にとって冷房下の24-25度はあまりに寒すぎ、頭が回転しなくなってしまうような室温です。夏場はうっすらと汗をかくくらいの室温を好みます。この日記を書いている今現在の室温は31度ですが快適に感じます。
・大学院ゼミナールでは引き続き藤山(2015)『田園回帰1%戦略: 地元に人と仕事を取り戻す』を読みます。本日読むのは第2章です。「田舎の田舎」には定住実績で先行する事例があり、その一例が総合病院まで車で40分かかる益田市匹見町道川地区で、そこでは学校を拠点とした地域ぐるみの教育が展開されているとのこと。「田舎でしかできない教育の魅力は日本の未来にとっても大切」であり、小学校の統廃合は安心して子育ての出来る環境を破壊することになる等の主張がなされています。本日の発表を担当した院生から、田園回帰と財政負担増に関する論点が提示され、別の院生から全校生徒10人の中学校で校長教頭含め5人の先生が「仮免許」という制度を使い専門外の教科を掛け持ちする厳しい実態の紹介がなされたのち、ITを活用した僻地教育の可能性の議論へと進みました。

18日(月)
・海の日のため、完全に休みました。高枝鋸で庭のセンダンの手入れをしました。

17日(日)
・きょうのオープンキャンパスで「交通まちづくり調査研究」のポスター発表をする一部の学生たち(グループC)が昨夜本気で頑張ったようで、早朝に届いた原稿の出来映えは見事なものでした。和歌山大学経済学部生の底力は素晴らしいです。他のグループも本番ギリギリまで原稿の仕上げを行うなど最後の頑張りを見せてくれました。ポスター発表の本番では各グループが約2時間で延べ150人あまり(!過去最高)に上る来場者に対して積極的に話しかけ、代わる代わるプレゼンをし、貴重なコメントを頂戴していました。

16日(土)
・あすのオープンキャンパスで「交通まちづくり調査研究」受講生が3グループに分かれてポスター発表をします。きょうと明日の午前はその原稿の最終チェックをしています。3グループともまだ合格(ポスター掲示可)は出ていません。
・オープンキャンパスの学部紹介で、学生委員会委員長として「学生生活、課外活動、健康管理について」の説明を担当します。学生委員会は学生の支援、懲戒等を担当する委員会で、教務委員会、入学試験委員会と並んで俗に「3委員会」と言われています。学部には他にもたくさんの委員会があるのですが、中でも特に重要な3つの委員会という意味です。たくさんの優秀な学生に受験して欲しいので、たった10分の説明用スライド作りにかなり熱が入ってしまいました。

15日(金)
岬町コミュニティバスの「乗り継ぎ支線」を視察しました。「基本路線」と「乗り継ぎ支線 多奈川西畑ルート」が接続する楠橋バス停では、基本路線から降車した高齢女性が、乗り継ぎ支線が到着するまでの約14分間を、真夏の強い日差しの中、日傘を差してベンチに座た状態でじっとお待ちでした。幹線と支線を分けるゾーンバスシステムをとる場合は、接続バス停に快適に待てる環境を用意するか、接続時間を最小限にするようダイヤを工夫する必要があります。同町地域公共交通会議で議論したいと思います。

14日(木)
・本日は午前に和歌山市交通政策課との会議があり、午後は教授会ほか学部内の会議が目白押しとなっています。和歌山市では平成29年度に「和歌山市地域公共交通網形成計画(仮称)」を策定予定であり、それに向けた協力を進めていかねばなりません。ちなみに県内では橋本市が県下第一号となる地域公共交通網形成計画の策定を今年度予定しています。

13日(水)
・経済学部ではゼミナール生の募集に向けたプロセスが始まりました。先日から講義棟1階にゼミの紹介文が掲示されており、オープンゼミ(お試し参加のようなもの)も始まっています。10月になるといよいよ学生からゼミナールの希望届けが提出され、定員超過のゼミでは選抜が行われます。辻本ゼミナールは昨年と3年前に応募者数が学部でトップ(倍率2〜3倍程度)になりました。専門分野が学生にとって比較的親しみやすいものであることや、厳しすぎず甘すぎずの演習内容、学外調査、学生の自主性を尊重した運営スタイル、就活や留学等との両立への配慮などが人気の背景にあるのではないかと思っています。
・辻本ゼミナールの紹介文には「日本の文化や伝統を大事にする人なら、さらに歓迎します・・・担当教員が日本を愛しているため」とあります。教育基本法の第二条の五には「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと。 」という教育の目標が謳われており、大学教育においてもこの目標を遵守することは当然の責務であると考えています。国立大学であれば尚更のことです。
・旭硝子財団の「人文・社会科学系研究奨励」(持続可能な社会の実現に向けた人文・社会科学的な研究)の募集が始まりました。

12日(火)
・大学院ゼミナールでは本日より藤山(2015)『田園回帰1%戦略: 地元に人と仕事を取り戻す』を読みます。0章から1章では、高度成長期以降の国づくり・地域づくりを動かしてきた社会原理は「規模の経済」、設計原理は「大規模」、「集中」、「専門化」、「遠隔化」であるが、このもとで人口増加地域が次々と生まれては消え、東日本大震災・津波で湾岸部の集積が一気に破壊され、東京の高齢者が倍増するなど、過疎地も都市もそして東京も行き詰まりを見せていること。これからの持続可能な国・地域づくりは、「小規模」「分散」的な機能を「複合化」し「近隣循環」させるという、これまでとは真逆の考え方であること。社会を循環型にし転換し、地元(小学校区や公民館区)を循環と定住の基本単位として創り直し、日々の暮らしが仕事の犠牲になるような状況を改めること。そういった提案がなされているようです。
・引き続き観世流仕舞「東北」クセ、謡曲「俊寛」を稽古中です。お仕舞では力を抜くことを意識しました。「俊寛」では、赦免使が喜界が島にやってきたが、俊寛だけが赦免のリストから漏れている、という悲劇の場面を繰り返し稽古しました。赦免使かよく来たね、どれどんな内容かなといった感じで余裕をこいていた俊寛が、自分ひとりがリストから漏れていると知って「何とて俊寛をば読み落し給うぞ」「さては筆者の誤りか」と慌て、「こは如何に罪も同じ罪」云々と狂わんばかりに声を高くハッて怒り、「ひとり誓ひの網に漏れて」と次第に沈みこんで最後は泣き伏します。

11日(月)
・「数字でみる自動車」2015年版、2007年版によると、バスロケーションシステムの導入系統数は2000年3月末が3420系統、2005年3月末が4901系統、2010年3月末が10720系統、2013年3月末が12656系統です。ICカード導入バス車両数は、2000年3月末が351、2005年3月末が4610、2010年3月末が31803、2013年3月末が34244です。急速に普及してきたバスロケ、バスのICカードですが、残念ながらいずれも和歌山市では実現していません。
・参議院選挙の結果、憲法改正に前向きな勢力が議席の3分の2超となり、憲法改正案の発議のための条件が整いました。自主憲法の制定に向け、いよいよかと思います。

10日(日)
・本日は完全に休み、太陽光発電の工事に対応しました。

9日(土)
・参議院選挙の期日前投票を行いました。

8日(金)
・総務省統計局・和歌山県共催の「統計データ利活用シンポジウム」を聴講しました。パネルディスカッションに出演された和歌山県立医科大学の下川先生のお話や、県企画部長の高瀬さんのお話から、「統計データのさらなる利活用で地域課題の解決にどのような光明が見えてくるのか」を具体的にイメージすることができました。
・統計局の一部機能が東京都新宿区若松町から和歌山市に移転する可能性は高くないと考えています。統計局で働く職員やその家族の立場になって考えてみるに、果たして局内の合意の形成はそう簡単なことでしょうか。統計に関するコンピュータや資料等を物理的に和歌山市へ移転するだけなら可能でしょう。しかし組織は結局のところ人でできており、職員や家族の人生とともにあるのです。従って、今回の取り組みをきっかけに近畿地方の中枢的なオンサイト利用施設を和歌山大学に設置し、大学等がそれを活用して地域課題解決力を飛躍的に高めていく、といった方向性が現実的なのではないでしょうか。

7日(木)
・いくつかの国・自治体の審議会や協議会、地域公共交通会議で会長を務めています。重要な議事では、まず事務局説明の要点を簡潔に整理した上で、なるべく多くの参加者に発言して頂くよう留意しつつ、切りの良いところで明確なまとめをするようにしています。どちらかというと、会長が積極的に発言して引っ張っていくような進め方ではなく、進行役、まとめ役としての役割に重きを置くような進め方をしています。たくさんの議題や報告事項のある会議では時間配分のメリハリをつけることも重要です。予定時間を超えてダラダラと続くような会議にはしていません。会議からの帰り道では「あのまとめ方で良かったか」を常に考えています。

6日(水)
・ゼミナールの4年生たちが「授業のない日は休む先生もいる」「大学の先生って夏休みはどんな仕事をしているのかな」と楽しそうに雑談をしていました。経済学部のような社会科学系の教員の仕事場は、講義室や研究室だけではありません。研究室には不在であっても、他大学等へ出向いて学会や研究会に参加していたり、自宅の書斎に籠もって論文を書いていたり、学外でフィールドワークをしていたり、学内でカリキュラムの検討などの管理運営業務をしていたり、国や自治体などの会議に委員として参加していたりします。近頃は専門分野に関係するボランティア活動なども教員の評価対象となるのです。研究室の電気が消えているから休んでいる、とは言えず、むしろ、電気の消えている教員であればあるほど学内外で八面六臂の活躍をしているとも考えられるのです(経済学部教員の業績についてはこちらを見てください)。ただ、他大学の非常勤講師や講演会講師、自治体などの委員といったいわゆる「アルバイト」を理由として、和歌山大学での講義や重要な学務などの「本務」をたびたび休んでしまうような状況にまでなってしまう教員がいるとすればそれは大問題です。

5日(火)
・卒業論文提出を半年後に控えた学部生が近畿圏パーソントリップ調査に粘り強くかじりついて分析を進めています。同調査からは若年層のクルマ離れがはっきりと見えてくる(例えば土井・白水・南部(2012)「パーソントリップ調査から見た交通行動の変化と交通計画の課題 : 近畿圏PT調査を題材として」土木計画学研究・講演集45(CD-ROM))のですが、その要因は何でしょうか。東京都市圏を対象とした近年の研究には藤岡ほか(2012)「東京都市圏における若者の交通実態に関するマクロ分析」IATSS review 37(2)、pp.115-122がありますが、近畿圏の若者の交通行動を対象とした研究は少ないようです(要先行研究レビュー)。自動車交通量の減少は地球環境や交通安全面等ではプラスに働くのでしょうが、仮に若年層の貧困化がクルマ離れの主な要因であるとすれば、「クルマが減って環境に優しくなった」等と単純に喜んではいられなくなります。

4日(月)
・日本民営鉄道協会から広報誌「みんてつ」が届きました。今号は広島電鉄の特集号になっています。契約社員全員の正社員化にはとても感動いたしました。無期雇用の正社員になって「住宅ローンを組むために銀行へ駆け込んだ人もいた」そうで、どれだけの安心感が得られ、広島電鉄への帰属意識がどれだけ高まったことでしょう。

3日(日)
・梅雨が中休み状態と成り、真夏の日差しが照りつけています。本日は完全に休みました。

2日(土)
・本日は副学部長としての秘密の仕事をしなければなりません。研究者としては「雑用」になるため、本日中にケリをつけ、翌週の予定に支障の出ないようにしたいと思います。

1日(金)
・ほぼ徹夜で『大学的和歌山ガイド』の担当章を書き上げて出版社へ送りました。執筆の仕事の最終局面ではこのように完全に集中する時間を作ることが非常に大事だと思っています。夕方に別件で某町との打ち合わせがありましたが、徹夜明けのため、かなり散漫なコメントになっていたかも知れず申し訳なかったです。

研究日記(H28.6)

研究日記(H28.6)

30日(木)
・『大学的和歌山ガイド』の追い込みをしています。

29日(水)
・JR和歌山線を利用しました。奈良県の吉野口駅では、JR和歌山線と近鉄吉野線が事業者の垣根を越えて同一ホームで乗り換え可能な仕組みになっており、日中の毎時40分台にJR線の上下、近鉄線の上下あわせて計4本の列車が同駅に集まり散っていくというダイヤ調整の妙にも感心いたしました。ただ、ホーム上待合室の空調やJR線の切符印字装置が故障中であったこと、ワンマン運転のJR和歌山線で乗り口からの降車がほぼ完全に放任されていたことは残念に思いました。乗り口からの降車の放任で、いかほどの運賃収入が失われているのでしょうか。同じJR線でも、下の右の写真のように、紀勢本線の御坊以南のワンマン運転列車では乗り口からの降車を厳格に防止していたように思います。(左の写真は吉野口駅で連絡する列車群)(右の写真は降り口からの降車を徹底する紀勢本線普通列車。上富田駅で、運転席横の降り口から降車するために高校生らが2両目車内まで列をなしている様子)
IMG_3420IMG_5282









28日(火)
・院ゼミで輪読している関(2015)『中山間地域の「買い物弱者」を支える: 移動販売・買い物代行・送迎バス・店舗設置』(新評論)で、本日は沖縄や奄美で100年の歴史を有する共同売店の事例を勉強します。集落住民出資の共同売店は、単なる生活物資の販売店にとどまらず、地域商社機能や金融業を手がけるところもあるなど地域の総合的事業体として発展してきたものの、道路事情の改善やコンビニエンスストア等の進出、厳しい高齢化・人口減少の中で閉鎖や事業の縮小が進んで、平成27年現在沖縄県の離島や本島北部中心に70店弱、奄美大島に7店存在する状況となっているそうです(ピーク時の半数ほど)。買い物弱者対策として「近くに店を作る」「自分たちの店を作る」点では全国の先駆的事例と考えられるものの、「経営が厳しくほとんどボランティア。給料は月6万円」「他に受け手がなく頼まれて引き受けた」といった経営状況ではとても持続可能とは言いがたく、今後は「沖縄には存在しない」という移動販売の仕組み作りや、複数の共同売店による共同仕入れの実施と言った対策が必要と感じました。なお本日は、閉鎖されたミニスーパーを商工会有志が復活させ、全国チェーンに入ることで品揃えを豊かにし、野菜と農産物加工品や産直で対応し、調剤薬局の併設が集客に威力を発揮しているという島根県美郷町の事例も勉強します。

27日(月)
・本日の学部講義「交通システム論」のテーマは「地方都市圏の公共交通幹線と交通まちづくり」なので、世界のLRTの整備動向を調べました。1978年から2010年までのLRT開業都市については服部・宇都宮(2010)『LRT-次世代型路面電車とまちづくり-』、成山堂のpp.23-26に一覧表があります(ゴムタイヤトラム等含む。資料によって含む、含まないがあるので定義に注意する必要あり)。2011年〜2013年のデータはまだ見つけていませんが、2014年と2015年のデータはRACDAかわら版第136号にありました(原典は服部先生講演資料)。その中に英国ロザラム(Rotherham)で「TT」が2015年に開業したとありますが、TTとはトラムトレインのことで、詳しい資料はここにあります。LRTAの資料も有用です。
・日本で運輸連合の導入が進まない背景のひとつに、公正取引委員会による「独占禁止法上問題あり」との指摘があります。この指摘は、事業者とともに運輸連合を検討していた広島市の取り組み対し、平成12年になされたもので、同委員会の姿勢は現在も変わっていないようです(出典:平成26年7月28日付日本経済新聞「バス路線、再編促す法改正――運輸連合、高いハードル(列島追跡)」。市川嘉一氏の記名記事です)。広島市が運輸連合の導入検討に至った背景等については、平成9年10月21日付中国新聞朝刊「公共交通 民間各社と「連合」 バス・電車をつなぐダイヤ 共通運賃制を導入 割高な乗り継ぎ解消 広島市、検討始める サービス向上図る」が参考になり、この中で多彩な民間事業者と第三セクターを有する市が「市民サービスに徹した広島都市圏の交通網整備に向け、民間との連携を模索」する中での導入案であったことや、「公正取引委員会も関心を示し」ていたことが述べられています。

26日(日)
・『大学的和歌山ガイド』用に貴志川線の貴志〜甘露寺前、山東〜伊太祈曽、竈山、日前宮周辺の地図を作り込みました。図や表を作り込む作業にはついつい没頭してしまいます。

25日(土)
・キャンパス内に無数にあるヤマモモが、実を盛んに落とし始めました。どの木の実も指の先くらいの小ささなのですが、1本だけ、市場に出しても通用しそうな大きな実をつけるヤマモモがあります。どの木なのかは秘密です。

24日(金)
・英国がEUを離脱へ。BBCの速報で、次第に開いていく得票数を呆然と見守っていました。この激震で世界経済が冷え込めば、その影響は様々なプロセスを通じて必ず日本の交通分野、物流分野にも及んでくるでしょう。

23日(木)
・本日は講義もなく、午後に短い会議が2つあるだけで、あとは早朝から夕刻まで研究にみっちりと集中できます。きょう、あす、あさってが『大学的和歌山ガイド』執筆の山場になります。6月頭から研究室付の事務補佐員さんに来て頂いて、印刷、資料整理、簡単な図表の作成、アンケート調査の準備等でお世話になっており、仕事の進み具合が明らかに向上しています。教員が研究に集中できる環境づくりの重要性を実感しています。講義の準備や雑用に追われて疲れ果ててしまうような職場から重要な研究業績が生まれるとはとても思えません。

22日(水)
第5回(平成22年)近畿圏パーソントリップ調査より、和歌山市の平日の目的別代表交通手段構成をまとめておきます。全目的(各目的の合計)の自動車分担率は、平成12年の49.0%から、平成22年は52.9%へと約4ポイント上昇しています。
wakayamashiH22PT









・平成28年3月現在の全国のカーシェアリング事例(交通エコロジー・モビリティ財団)は、ステーション数10810カ所、車両台数19717台、会員数846240人で、平成25年1月現在の5641カ所、8831台、289497人から大幅に増えています。特に会員数の増加率が大きいです。

21日(火)
・今朝5時54分に大雨洪水警報が発令され、午前中は休講となりました。運動場は湖に、大階段は滝となり、クチナシの花が雨に打たれて香りを強めていました。
・大雨上がりの今朝は空気が最高に澄んでいます。環境省の大気汚染物質広域監視システム「そらまめ君」によると、朝7時現在の和歌山市(市立和歌山高校測定局)のSPMは0.005mg/m3、PM2.5は1μg/m3となっています。これくらいだと下の左側の写真のような澄み具合になります。SPMが0.030mg/m3、PM2.5が23μg/m3という濁った状態(今年5月20日14時)の写真(右側)と比べてみてください。
IMG_3381 IMG_3137







・これだけ空気が澄んでいると、大学から約5kmの和歌山城や約10kmの紀三井寺(左側の写真)、約12kmのマリーナシティや約18kmの長峰山脈上にある有田川ウインドファーム(右側の写真)もはっきり見えます。
IMG_3383IMG_3382









20日(月)
・内閣府の高齢社会白書平成28年版によるとわが国の平成27年現在の高齢化率は26.7%で、10年前から5.6ポイント、20年前から12.2ポイント上昇しています。また、内閣府の障害者白書平成28年版によると、わが国の障がい者数は約860万人(身体・知的・精神の各障がいの合計、一部重複あり)で、国民のおよそ15人に1人が何らかの障がいを有しています(障がい種別の重複は考慮せずに単純計算)。約10年前の障がい者数は約656万人でしたので、10年程度の間に約200万人増加しています。また、厚生労働省の介護保険事業状況報告によると、平成26年末の要支援・要介護者数は約605.8万人で、5年前の約484.6万人から121万人あまり増加しています。このような中で「福祉の交通まちづくり」の重要性がますます高まっていることは言うまでもないことです。

19日(日)
・イオンモール和歌山へ出かけました。和歌山市の中高生が全員集まっているのではないか?と冗談を言いたくなるほど、グループで遊びに来ているティーンエージャーの姿が目につきました。大阪府へ流出していたかも知れない消費者を孝子峠の手前でせき止めていることや、駅前立地や路線バス・送迎バスの運行によって若者など公共交通利用層に買い物やレジャー等の魅力的な選択肢を提供していることについては積極的に評価されて良いと思います。
・イオンモール和歌山の開業をきっかけとして、南海本線と加太線の乗換駅である紀ノ川駅の乗降客数が増えてきています。1日あたり乗降客数はH24年度が2471人、H25年度が2586人、H26年度が2953人と着実に増加しており(出典:平成26年度和歌山県公共交通機関等資料集)、国の移動等円滑化の促進に関する基本方針で「平成32年度までに原則として全てについて、段差の解消、視覚障害者の転落を防止するための設備の整備等の移動等円滑化を実施」すべきとされる3000人に近づいてきています。同駅には現状、階段のみの跨線橋があり、乗換駅であるという点も考慮すればこのバリアや他の問題点の解消を早急に進める必要があります。駅周辺に不特定多数が利用する公共施設や病医院なども多く、それらを結ぶ経路にも各種のバリアが見受けられることから、「紀ノ川駅周辺地区バリアフリー基本構想(仮称)」を策定し、駅周辺地区も含めた面的なバリアフリー化を進めることが望まれます。

18日(土)
・来週の水曜日に、今年度第1回目の和歌山地域経済研究機構「和歌山都市圏総合交通計画研究会掘廚開催されます。この研究会は「和歌山都市圏総合交通計画の理想像を追求し交通まちづくりの理論的支柱たること」を目的として平成26年度から開催されています。3年目ですので今年度こそは最終的なとりまとめを行い、成果をもとに、全国の有名な先生方をお招きしてシンポジウムを開催したいと考えています(H29秋に和歌山で開催予定の某学会にあわせての開催を構想中)。研究会メンバーからは松本市の総合都市交通計画を大いに参考にすべきとの意見が出されています。

17日(金)
・先日の学部4年生のゼミナールの後半は就職活動状況を自由に報告・相談しあう場となりました。その中で「うちのゼミはホワイトだ」との発言があり、学生たちの議論から、その理由には留学、就職活動などとゼミナールとの両立がしやすいことや、ゼミ活動の過度な負担感・やらされ感がないこと、学外調査等で楽しい思い出ができること、等があるようです。今後も厳しすぎず甘やかしすぎずのバランスに留意したいと思います。

16日(木)
・「妊産婦が交通機関等を利用する際に身につけ、周囲が妊産婦への配慮を示しやすくする」(厚生労働省HP)等を目的に導入されて10年以上になるマタニティマークですが、反感を持たれそうだ等として使用を控えたり実際に暴言を吐かれるなどの被害に遭ったりするなどの事例がたくさんあるようです。少子化は日本の滅亡に直結します。交通政策分野の研究者として、子どもや子育てと交通に関するテーマに力を入れる必要性を強く感じます。

15日(水)
平成28年度大学等地域貢献促進事業(学生共同プロジェクト研究)の募集が始まりました。和歌山県内をフィールドとした研究を行いたいという学生は応募を考えてみてください。複数の大学で学ぶ3名以上でグループを組むなどの応募条件があります。

14日(火)
・院ゼミで輪読している関(2015)『中山間地域の「買い物弱者」を支える: 移動販売・買い物代行・送迎バス・店舗設置』(新評論)で、本日は買い物代行、配食サービス、移動販売(バス型)、移動販売(軽トラ・1-2トン車型)、出張美容室といった多様な取り組みで中山間地域での買い物弱者等の対策を行っている大分県佐伯市の事例を勉強します。同市ではコミュニティバスも6路線運行されています。大分県では「大分県版買い物弱者応援マニュアル」を発行しています。
・上記文献で、店舗販売と宅配システム、移動販売、配食サービスを一体的に展開する「コープさっぽろ」の事例も勉強します。元気な人は店舗、高齢者など来店できない人は宅配システム、シートに書いての注文が難しい人などは移動販売、料理が大変という人は配食サービスと、様々な事情に応じた使い分けが出来るようになっており、今後はより条件不利の地域への対応が課題となるとのことでした。

13日(月)
・奈良県平群町でコミュニティバスを活用した観光モデルコースができ、某コンサルタントさんによると結構評判がいいのだとか。平成26年12月20日の同町での講演「公共交通を活かしたまちづくりへ」で提案したことが活かされているようです。

12日(日)
・一日しっかり休みました。

11日(土)
・学部2年生対象のフィールドワーク科目「交通まちづくり調査研究」で貴志川線沿線調査を実施しました。3班に分かれ、沿線世帯へのアンケート調査(600世帯にポスティングで配布・郵送回収)と、和歌山駅、伊太祈曽駅、貴志駅での利用客対象の聞き取り調査(目標サンプル数100)を行いました。アンケート調査の対象町丁は和歌山市永山(配布数13)、木枕(配布数10)、山東中(配布数9)、吉礼(配布数92)、伊太祈曽(配布数25)、口須佐(配布数28)、紀の川市貴志川町長山(配布数176)、神戸(配布数114)、国主(配布数132)でした。梅雨晴れの暑い中、お疲れ様でした。
・貴志川線沿線には、鏡のように穏やかで心洗われる平池や、筑波山を連想させるような秀峰・龍門山があります。「うめ星電車」「いちご電車」などに乗り、貴志駅に15〜30分ほど滞在し、猫駅長を見て、「何もないね」などと言って帰ってしまう人も多いのですが、ぜひ貴志駅から甘露寺駅までの1kmあまりをのんびりと散策して頂きたいです。写真は左が甘露寺駅付近からの龍門山、右が平池です。

kanrojihiraike







10日(金)
・とある協議会の委員就任依頼があり、お受けしました。会長に、と言われたのですがいったんお断りしました。教員の中には、いろいろな審議会や協議会で会長、副会長に推され続け、上座で議事進行するのが当たり前のようになってきてしまう者もいるのですが、私はそのようなおエラい先生にはなりたくありません。静かな研究生活を送って、協議会等では専門的立場からの助言に徹するほうが性に合っています。

9日(木)
・教授会でキャンパス内の喫煙マナー向上に関する報告がありました。先日厚生労働省の研究班が、日本で受動喫煙が原因で死亡する人は年間1.5万人に上るとの推計結果を発表しました。わが国では毎年、東日本大震災での死者数(15894人。平成28年2月10日現在、警察庁まとめ)に匹敵する方が受動喫煙が原因で亡くなっているかも知れないのです。

8日(水)
・学部ゼミナールにて、藤井・谷口・松村編著(2015)『モビリティをマネジメントする』(学芸出版社)の第三章を読みました。貴志川線と江ノ島電鉄を取り上げた章でしたが、外部の有名な先生方に貴志川線のこれまでの取り組みを評価して頂ける大変良い機会であったと感じました。

7日(火)
・某学会から、和歌山大学での平成29年度全国大会開催の打診がありました。辻本研究室では平成20年秋の第38回土木計画学研究発表会で開催校を担当し(参加者が数千人規模の大規模学会だったので体重が数kg落ちました)、平成23年秋の日本地域学会年次大会のお手伝いも致しました(システム工学部の吉田先生が主担当、私は副だったので比較的楽でした)。久々の学会開催校担当となりそうです。

6日(月)
・仕舞「井筒」の稽古が完了し、次は「東北」クセに進みます。クセというのは能の中頃の見所のことです。お謡いは今回から「俊寛」を稽古しています。

5日(日)
和歌山市長期総合計画審議会に出席しました。第4次後期基本計画の総括、第5次長期総合計画基本構想(素案)に関する議論、今後のスケジュールの確認などが行われました。第4次後期計画については、おおむね順調との事務局説明で、交通政策・道路政策関係の施策はすべて自己評価A(既に達成済み)またはB(計画どおり)という良好な進捗状況でした。第4次後期計画策定時には、交通・道路に関係する「自然環境と都市基盤が調和した快適なまち」部会において、「車社会なのに公共交通体系の充実にプラスの目標値設定をするのは無謀」といった意見もあったのですが、「市内鉄道の年間輸送人数」が19302千人から20447千人(自己評価A)、「市内乗合バスの年間輸送人数」が8369千人から8480千人(自己評価A)、「フェリーの年間輸送人数」が399千人から401千人(自己評価B)となり、見事にプラスの目標を達成しました。

4日(土)
・業績評価書の提出期限が迫ってきました。評価書の執筆は面倒ですが、ここ数年間の仕事ぶりを振り返る良い機会だと思っています。おおよその業績は担当の職員の方が入力してくださっているので、比較的楽に作業を進めることができています。「論文の本数で研究業績を評価して良いのか!質が大事ではないか!」という声があり、一理あると思っています。文部科学省の教員資格審査(いわゆるDマル合やMマル合の審査)のように各論文・著書の概要を記入させることである程度は質の面からの評価も行えるという形式に変えていくのが良いのかも知れません。ただ、そうなると評価する側、される側の作業負担は非常に重くなってしまうでしょう。

3日(金)
・平成28年度国土政策関係研究支援事業の募集が始まりました。今年の指定課題のキーワードは、住み続けられる国土、稼げる国土、将来の国土利用・管理、地理空間情報の可視化、国土・地域政策の海外展開です。
・和歌山大学国際観光学研究センターのサイトが本格的に稼働開始しました。私もメンバーに名を連ねています。

2日(木)
・国土交通省中部運輸局がみんなの交通応援プロジェクトというサイトを公開しています。地域公共交通や観光交通等に関する各地の取り組み状況、支援制度、セミナーの情報、統計情報などが分かりやすく整理されています。

1日(水)
・様々な主体による無料送迎バス・無料送迎車が拡がっているようです。三重県伊賀市のケースでは、NPO法人が大規模小売店舗と協力して運行しているバスに平成28年現在670人/月ほどの利用があるなど、少なくとも5つの無料送迎バス・無料送迎車が年間1万人ほどを輸送しています(出典:平成28年度第1回伊賀市地域公共交通活性化再生協議会資料、H28.6.1)。他の地域の事例では、道の駅が市内無料送迎バスを1日4往復運行しているケース(いたこ市内無料送迎バス)など、探せばいくらでも出てくる状態です。鉄道や路線バス、コミュニティバス、タクシー等との競合の懸念もありますが、一方で小売店等が利用者の生の声を聞きながら運行するバスであれば、それは行政が企画するバスよりも使いやすい移動手段に成長する可能性を持っています。

研究日記(H28.5)

研究日記(H28.5)

31日(火)
・院ゼミでは引き続き関(2015)『中山間地域の「買い物弱者」を支える: 移動販売・買い物代行・送迎バス・店舗設置』(新評論)を輪読しており、きょうは秋田県横手市で無料送迎バスを運行している地元スーパーの事例などを勉強します。年間の赤字額が200万円近いなど「持ち出しの多い取り組み」ながら「地域に育てられたことへの恩返し」で9路線を展開するまでになったこの事例ですが、果たして「人々の思い」でこの先継続できるものなのでしょうか。車両の更新費等への公的助成の必要を感じます。
・一部の院ゼミ生がGIS(地理情報システム)の勉強を始めています。GISは、交通や地域研究の分野には欠かせない技術であると考えています。

30日(月)
・藤井・谷口・松村編著(2015)『モビリティをマネジメントする』(学芸出版社)の第2章にて帯広の十勝バスの成功例が紹介されています。バス社員が沿線住民宅を一軒一軒回った結果、バスの利用者減少の原因は「不便だから」以前の問題つまり「乗り方が分からず不安だから」であることが明らかとなり、これを踏まえて路線別・目的別の時刻表の沿線住民への配布や、乗り方ガイド付きのバスマップの全世帯配布を行った、など非常に興味深い内容となっています。和歌山市でもwap(和歌山都市圏公共交通路線図)の大々的な配布を行ってきましたが、平成27年度に行われた「公共交通機関に関する市民意識調査」(対象は16歳以上の市民3000人から無作為抽出、郵送配布・回収、有効回収率32.6%)で路線バスを利用しない理由として全年齢層で「運行時刻や運行ルートを知らないから」が最多となるなど公共交通に関する情報提供のあり方が大きな課題となっています。wapをただ単に配るだけでは駄目であり、帯広の例も参考にさらに細やかな情報提供施策の打ち出しが必要と思われます。
・関西鉄道協会の都市交通研究所より研究委員就任のお誘いを頂きました。鉄道業界のお歴々や著名な先生方の中でどのような貢献ができるものかとも思案しましたが、興味深いテーマですので参加させて頂こうと思っています。

29日(日)
・研究日記を書き始めて約二ヶ月が経過しました。何とか欠かさずに書き続けることが出来ています。

28日(土)
ハラスメントについて調べていて、「モラハラ傾向と対策まとめ」という非常によくできたサイトに行き当たりました。「モラハラ傾向と対策まとめ」には、モラハラ加害者となる可能性の高い人や、被害者となりがちな人の特徴についての説明もあります。加害者になる可能性の高い人の行動・思考パターンは、一見外交的、最初は優しい、謝らない、等だそうです。大学関係者には一読をお勧めします。

27日(金)
・辻本研究室所属のドクターコース生が札幌で開催される第53回土木計画学研究発表会(春大会)へ出陣します。24日のゼミナールで直前の発表練習を行ったところ、要修正箇所がいくつか見つかりましたが、なんとか乗り越えて2本目の査読論文掲載を目指して頑張って頂きたいです。和歌山大学観光学研究科では、現在のところ、単独執筆の査読論文を少なくとも3本は書かないと博士になれないのです。日本における観光学研究の拠点として新設された研究科ですから、厳しさも当然かと思います。

26日(木)
・「「予約の取れない店」が3年で閉店に追い込まれる理由」という興味深い雑誌記事を見つけました。筆者は「あなたが大好きなお店が続くために」として「答えは簡単です。ちゃんと通えばいいんです。」と述べています。この記事の内容は、「過去には繁盛していた鉄道やバスが廃止に追い込まれる理由」に通ずるものです。マイカーでの移動に慣れた人にとって「鉄道やバスをちゃんと毎日使う」はとても難しいことかも知れませんが、「鉄道やバスをちゃんとたまには使う」ならできませんでしょうか。県の「平成26年度和歌山県公共交通機関等資料集」によると、県内の鉄道乗降客数のピークは昭和50年前後で、約1億人です(S50年度が1億656.3万人)。平成26年度には6468.3万人にまで減少しています。1億656.3万人−6468.3万人は4188万人ですが、これを県人口97万(H26.10.1推計人口)で割ると43、これを12(ヶ月)で割ると3.58です。つまり、単純計算ですが、県民が月に2日ずつ(往復で4回ずつ)でも鉄道利用日を増やすようにすれば昭和50年前後の乗降客数を取り戻すことができるわけです。高知県は「520運動」を推進しています。
・4月から仕事の進行ペースが明らかに落ちています。その理由は4月から研究室付の秘書(事務補佐員)さんが不在となっているためです。電話対応や会議室予約などの秘書業務、根気のいるデータの入力作業、各種の申請作業等々して頂ける人がいなくなることの影響は非常に大きいです。事務補佐員さんがいることで一段と仕事に力が入る(目があるのでさぼれない!)というメリットもあります。研究費にメドがついたため6月から再度来て頂くことにします。

25日(水)
・分担執筆中の『大学的和歌山ガイド』は、当初の締め切りを既に1ヶ月近く過ぎているのですが原稿がまったく出そろわず、新しい締め切り日が6月末に設定されました。どの先生もご自分のペースで執筆を進めているようです。私も一息つくことができました。

24日(火)
・平成27年の合計特殊出生率が1.46に上昇。1.45を超えたのは21年ぶりだそうです。

23日(月)
・謡曲「藤戸」の稽古が完了しました。次は金春禅竹作「俊寛」です。藤戸に続いて九番習の難しい曲目になります。仕舞「井筒」はもう一歩です。

22日(日)
・太陽光発電の見積もりを取りました。現在一般的に市販されている住宅用太陽光パネルで最も変換効率の高いものは東芝製の20.1%、次いでシャープ製の19.7%、パナソニック製の19.5%となっています。

21日(土)
・土曜日の静かなキャンパスで耳を澄ますと色々な鳥の鳴き声が聞こえてきます。

20日(金)
・本日は空気が濁っています。環境省の大気汚染物質広域監視システム「そらまめ君」によると、14時現在の和歌山市(市立和歌山高校測定局)のSPMは0.030mg/m3、PM2.5は23μg/m3となっています。これくらいだと下の写真のような澄み具合になるのですね。PM2.5が23μg/m3ということは、北京の一番ひどいとき(非常に健康に悪いことを示す赤色警報が出る250μg/m3以上)に比べれば1/10以下です。
IMG_3137







19日(木)
・和歌山電鐵貴志川線と南海電鉄加太線に関する新聞記事数の推移をグラフ化してみました。左の線グラフは「日経テレコン21」を用いて、「貴志川線 または 和歌山電鐵」「加太線」を含む記事数を年別に数えたものです。対象紙は日経テレコン21に2002年分以降の記事を登録している次の各紙です。全国紙:日経(朝刊、夕刊、地方経済面)、産経、読売、 毎日、朝日。一般紙:北海道、河北新報、山形、茨城、下野、東京、北國、富山、福井、 信濃毎日、岐阜、静岡、中日、京都、神戸、山陽、中国、徳島、四国、愛媛、高知、西日本、佐賀、長崎、熊本日日、宮崎日日、南日本、琉球新報、沖縄タイムズ。2015年の貴志川線関連記事数の急増は、猫の駅長たまが6月22日に亡くなり、その後ニタマがたま鏡け慊垢箸覆襦8月11日)などの大きな出来事があったことによるものです(2枚目の縦棒グラフをご覧ください)。加太線に関する記事数からは、「加太さかな線プロジェクト」(2014年11月1日開始)の効果はまだ明確には読み取れませんが、観光列車「めでたいでんしゃ」が2016年4月29日から走り始めましたので今後の活性化に期待したいところです。
kiji
kiji2





18日(水)
・今年度も教員活動状況評価の時期になりました。これから数週間のうちに、原則すべての教員が研究、教育、管理運営、社会活動の4分野について、ここ3〜5年の成果を細かく評価用のデータベースに書き込むことになります。総合評価にはSからDまでの5段階があり、国立大学の教員として普通に頑張っていればB、それよりもプラスアルファで頑張っていればA、さらに頑張っていればSを頂けるはずです。

17日(火)
・引き続き謡曲「藤戸」、仕舞「井筒」を稽古中です。風の音を聞きながらゆったりと舞う井筒の稽古は大変印象的でした。

16日(月)
・和歌山市のぶらくり丁の休日の通行量は2006年8月が8279人、2010年8月が4506人で、その後のデータは見つかりません。富山市の中心商店街である総曲輪の休日の通行量は2006年が8421人とぶらくり丁とほぼ同じでしたが、2010年が9035人、2011年が13155人、2014年は9036人です。2006年と2011年を比べれば富山型コンパクトシティは効果ありと見えますが、2011年から2014年の減少はどうしたことでしょうか。それでも和歌山市ぶらくり丁の状況に比べれば上々とみることもできます。なお富山市の数字は、総曲輪フェリオ北西側の通行量と旧富山西武南側の通行量の合計の年平均値です。(富山市関係のデータの出典は富山市「平成26年度認定中心市街地活性化基本計画のフォローアップに関する報告」および富山市「平成27年度富山市歩行者通行量調査報告書概要版」、和歌山市関係の出典は和歌山市「和歌山市中心市街地活性化基本計画」、和歌山地域経済研究機構「ぶらくり丁活性化・再生研究会報告書」 )

15日(日)
・現在の中心市街地活性化基本計画の認定数は133市197計画。和歌山市も平成19年8月から24年3月を計画期間とする基本計画の認定を受け、「城まちハッピーロード」なるものの歩行者・自転車通行量を9762人から22500人へと2.3倍にするなど3つの目標値を掲げていましたが達成できず、とうとう第2次計画の策定も行われないまま今に至っています。城まちハッピーロードはその名称すら定着しておりません。下の写真は、城まちハッピーロードの一部をなすキーロードの様子です。和歌山市駅からぶらくり丁への道をみかん色にカラー舗装した効果のほどはいかに。今では色あせたままの状態で放置されてしまっています。

kiiroad





14日(土)
・トランジットモールでのトラムの事故はどれくらいあるのでしょうか。遠藤ほか(2012)「錯綜挙動に着目したトランジットモールの安全性に関する研究 (ドイツ諸都市のトラム走行空間を事例に)」『第46回土木計画学研究発表会・講演集』によると、2010年度版のドイツの道路事故統計データより、ドイツの都市内でトラムが第一当事者となった事故件数は少ないものの、歩行者との事故が起こる割合が高く、事故が発生した場合には乗用車等と比較してやや死亡事故になりやすいとのこと。また、都市内でも特にトランジットモールで発生した事故については、Erfurt,Chemnitz,Halle,Kasselの各市提供のデータより、2007年から2011年までにこれらの各市でそれぞれ年間1件前後の事故があったとのこと(ただし各市のトランジットモールの延長には70mから2km程度までの幅がある点に注意)。

13日(金)
・米オバマ政権は13日に、トランスジェンダーの生徒が性自認に応じてトイレを使用できるよう、全米の公立学校区と大学に義務付けました(AFP−時事)。日本の学校でもこれから同様の動きが起こり、ジェンダーフリートイレの設置事例が増えていくでしょう。交通分野でも駅・バスターミナル・空港・港のトイレの利用や女性専用車両の利用等々について、LGBTに関する「心のバリアフリー」も含めて議論する必要があります。

12日(木)
・某自治体より総合戦略の評価委員長をお願いしたいとの連絡あり。別の自治体より都市地域総合交通戦略策定のための委員就任の打診あり。重要な社会貢献活動になるのでいずれもお受けすることとしました。大学教員の仕事には研究、教育、管理運営、社会貢献の4本柱があります。それぞれの柱への力の入れ方は人によって違うのですが、私は研究3、教育3、管理運営2、社会貢献2くらいの配分を意識するようにしています。理想は研究4、教育3、管理運営1、社会貢献2です。

11日(水)
・某財団助成金の申請書類作りで一日が終わってしまいました。システム工学部前のビオトープではカキツバタが見ごろを迎えており、ひととき癒やされたのでした。「から衣 きつつなれにし つましあれば はるばる来ぬる たびをしぞ思ふ」(在原業平)
IMG_3128








10日(火)
・院ゼミでは今週から関(2015)『中山間地域の「買い物弱者」を支える: 移動販売・買い物代行・送迎バス・店舗設置』(新評論)を輪読しています。ヤマト運輸のまごころ宅配便は全国100数十市町村に広がりを見せているのだとか。スーパーにとっては市場拡大、ヤマト運輸にとっては宅配取扱量の拡大と社会貢献によるイメージの向上、社協はヤマトのドライバーから精度の高い見守り情報の入手と三者三様のメリットがあるよいシステムです。この他、鳥取県では移動販売車に乗って看護師がやってくるシステムも展開されているそうで参考になりました。
・3年生のゼミナールの1冊目のテキストは藤井・谷口・松村(2015)『モビリティをマネジメントする コミュニケーションによる交通戦略』(学芸出版社)です。MMの関連資料はJCOMMのサイトに掲載されていますので有効に活用しながら勉強を進めていただきたいです。ちなみに同書第1章で交通まちづくりの成功事例として取り上げられている京都市の自動車分担率(平日)は過去10年間に28.3%から24.3%へと縮減していますが、和歌山市の自動車分担率(平日)は同期間に49.0%から52.9%へ上昇(悪化)しています。和歌山市の休日はさらにひどく、60.8%が69.1%へと大幅に悪化しています(近畿圏PTより算出)。

9日(月)
・本日の交通システム論のグループレポートは「コンパクトシティの基本特性を満たす仮想都市のイメージ図を描きなさい。分かりやすいように適宜説明文をつけること」でした。受講生はいつもよりも賑やかに議論をしながら、アカデミックな「お絵かき」を楽しんだようでした。

8日(日)
・ゴールデンウィーク最終日。野蒜が収穫時期を迎えました。

7日(土)
・防災関係の仕事で大いに活躍中のゼミ卒業生が研究室を訪ねてくれました。ステップアップの道が決まったそうで、さらなる発展を応援したいと思います。災害と言えば洪水、内水、高潮、津波、土砂災害、火山などがありますが、全国のハザードマップを調べたいときには国土交通省のハザードマップポータルサイトが便利です。和歌山市の防災マップ(地震・津波)地区詳細図はここにあります。

6日(金)
・今月のナショナルグラフィックの特集は「自然と人間」。数日キャンプ場で過ごすなど、自然にゆっくり浸ることで精神が浄化され、創造力が5割アップする等の効果があるとか。心理学ではこれを「3日効果」と言うそうです。それにしても『大学的和歌山ガイド』の原稿締め切りが迫っているというのに、3連休後で創造力が高まっているはずの私の筆が一向に進まないのはなぜなのか。心理学ではこれを何効果というのでしょうか。

5日(木)
・海南市の亀池へ行きました。徳川吉宗の時代に井澤弥惣兵衛の計画で築造されたこのため池は、和歌山県では唯一、農林水産省のため池100選に選ばれています。1周4kmの遊歩道が整備されていますが、バーベキューが禁止となった影響か訪れる人も少なく、静かに快適に散策することができました。IMG_3125








4日(水)
・連休2日目です。珍しくきちんと休んでいます。

3日(火)
・本日より3連休です。

2日(月)
・「交通まちづくり調査研究」の現地調査参加者より、「和歌山は道路が遅れている」の声多数あり。国土交通省「道路統計年報2015」で都道府県別の一般道路の現況(平成26年4月現在)を見ると、改良率(車道幅員5.5m以上の率)では下から順に茨城県41.4%、和歌山県45.8%、徳島県46.1%、高知県46.6%で、全国計は61.0%、大阪府は74.5%で上から3番目です。整備率(車道幅員5.5m以上かつ混雑度1.0未満の率)では下から順に茨城県40.0%、徳島県43.5%、和歌山県43.8%、奈良県44.8%で、全国計は58.9%、大阪府は70.8%で上から4番目です。

1日(日)
・和歌山市北部のため池群を探索してきました。写真のため池は直川地区にあり、口ノ池、中池、奥池、奥新池という4つの池を連ねた比較的珍しいであろう(専門外なのでわかりませんが)四連ため池となっています。なおため池の名称を手軽に調べたい時は、ゼンリンの住宅地図を参照するのが良いでしょう。グーグルマップや国土地理院地図では主要なため池の名称しかわかりません。
IMG_3107

研究日記(H28.4)

研究日記(H28.4)

30日(土)
・「交通まちづくり調査研究」で1回目の現地調査を行いました。この調査を踏まえて6月にはさらに詳しい調査を行います。

IMG_3014









29日(金)
・ゴールデンウィークが始まりました。

28日(木)
・午前中は橋本市コミュニティバス再編に向けた試走会に参加しました。その後急いで大学へ戻り教授会に出席しました。

27日(水)
・学部新入生の相手をした後は、ドクターコース生が某学会に出す論文を添削しています。彼にとって初めての査読論文となればいいな。
・学部新入生対象の「プログラム概説」で教育・研究内容を15分程度話してきました。自分の教育・研究内容をコンパクトに整理して説明する機会はこれまで無かったので、たった15分のパワーポイント資料の作り込みにああでもないこうでもないと丸1日かかってしまいました。このあたりからも「大学の先生ってみんな天才なんでしょう?」「違います」が見えてくるかと思います。

26日(火)
・4年生のゼミナールで「大学の先生ってみんな天才なんでしょう?」との発言があり、「違います」と返しました。確かに天才的に頭がキレる人はいますが、私のように学生時代に一部の先生から(酒の席でですが)「院に進むんだって?誰も期待してないぞ!」とまで言われながらも、指導者に恵まれたおかげで運良くアカデミックポストをつかんだ者もいます。

25日(月)
・引き続き「井筒」「藤戸」を稽古中です。静かな井筒をしんみりと舞った後に、泣き叫んでつっかかるような場面すらある劇的な藤戸を謡うには、気持ちの上手な転換が必要です。

24日(日)
・国交省「鉄道輸送統計年報」(平成26年度)と国交省鉄道局監修「数字でみる鉄道2015年版」より、平成26年度の列車1億走行キロあたりの死傷者数を計算したところ、5.4人となりました。平成25年度は5.6人でした。

23日(土)
・国交省「自動車燃料消費量調査」(平成26年度)と警察庁「平成27年における交通事故の発生状況」より、平成26年の自動車1億走行キロあたりの死傷者数を計算したところ、91.9人となりました。平成19年が137.3人、平成22年が120.8人だったので、近年大きく減ってきていると言えそうです。なお本来ならば暦年の「自動車燃料消費量調査」を用いるべきですが、結果は大差ないかと思います。
・交通安全関係では内閣府の共生社会政策にも交通安全対策に関する調査という分野があります。

22日(金)
・来週の水曜日に学部新入生対象の「プログラム概説」という授業があり、その中で研究・教育内容を10分間で紹介します。地域公共政策・公益事業プログラムのうち、交通システムに関連する分野では何を学べるのか?を10分間で学部新入生に伝えるのは簡単ではありません。

21日(木)
・某自治体の交通政策担当より、某鉄道路線沿線の人口や高齢者人口、高齢者の代表交通手段分担率を知りたいのだがとの依頼がありました。沿線人口は手持ちのメッシュデータ等を用いてGISソフトウェアで算出し、分担率は公開されている近畿圏パーソントリップ調査の結果から算出しました。
・橋本市より、コミュニティバスの運行ルート見直しに関する試走会の開催案内が届きました。試走会は28日木曜日に実施され、東、中、西、北の4ルートすべてが対象となっています。地域住民、利用者と橋本市生活交通ネットワーク協議会の委員等が一緒に乗り込み、意見を出し合い、運行ルート見直しにつなげることとなります。

20日(水)
和歌山大学産学連携・研究支援センターの「各種公募」にさまざまな助成金などの情報が載っています。防衛装備庁の「安全保障技術研究推進制度」も掲載されていますが、「大学として推奨していません」の注意書きがあります。国を守ることは、家族や子どもを守ることにダイレクトに通じています。そのような重要な技術開発だからこそ他国に任せるよりも自国でしっかりやったほうがいいと思うのですが。かつてアルキメデスは、科学者として故郷シラクサの防衛戦に協力し、ローマ軍の侵攻を3年間食い止めました。
ITSジャパンより論文募集の案内がありました。「ITSに関連する基礎理論・技術と応用に関する幅広いさまざまな分野」が対象で、交通政策、交通経済、交通計画、都市計画なども投稿分野に挙げられています。

19日(火)
IBSフェローシップが募集中です。今年度は「米国におけるコンプリート・ストリートに関する取り組みの実態と課題」「フィリピンのマニラ大都市圏における道路・鉄道整備・計画の展開」がテーマです。学歴職歴問わず。原則海外生活経験者。
三井住友海上福祉財団が募集中です。交通事故又は各種災害の防止(交通環境、車両工学、被害軽減、安全教育、被害者に対する医療など)と、高齢者福祉の2分野が対象です。院生可。同時に「三井住友海上福祉財団賞」の募集も行われています。いずれも6月末が締め切りです。
・個人の調査研究プロジェクトに対する奨学金制度「安倍フェローシップ」が募集中です。成長と持続的な発展、過疎化と都市化といったテーマが対象ですが、申請資格に「博士号 (Ph.D.)もしくは当該分野での最高学位、または専門分野での同等の経験を有する者」とあるので院生の応募は難しそうです。

18日(月)
・熊本の地震で、「屋内恐れ車中泊…想定外の駐車場不足」(毎日新聞)。内閣府の最新の「避難所運営ガイドライン」(H28.4公表)には、避難所までの移動手段に関連することとして「車避難者へエコノミークラス症候群防止の周知を実施する」が盛り込まれているのみであり、車中泊や避難所の駐車場問題も含め盲点となっています。震災時の車での避難は緊急車両の妨げともなるなど、問題も多々ありますので、避難時の車利用のルール作りが是非必要です。具体的にはガイドライン4ページ、平時から実施する業務の2.避難所の指定の対策項目1「災害想定を考慮し避難所を確保する」に「1−7.指定された避難所への避難方法について事前に周知する」を盛り込むことが考えられます。

17日(日)
・午前中は暴風警報、午後は快晴という日でした。
・1970年代から最近までの北極・南極の海氷の面積などを比較できるサイトがあります(米国National Snow & Ice Data Center)。たとえば1985年と2015年を比較するとこの画像のような結果が出てきます。北極は8月、南極は2月の様子です。北極の海氷面積は明らかに減少していますが、南極の海氷の面積は増えているように見えます。
seaice









16日(土)
・交通エコロジー・モビリティ財団が「ECOMO交通バリアフリー研究助成」を募集中です(5/13消印有効)。交通バリアフリーに関わる先進的な調査研究や技術の研究開発が対象で、大学院生・研究生部門もあります。

15日(金)
・昨夜から熊本市周辺で大きな地震が立て続けに発生しています。熊本は中央構造線の西端に近く、万が一地震が阿蘇、大分と同線に沿って連鎖するようであれば四国北部や和歌山県紀北も要注意です。慶長年間には伊予、豊後、伏見と大地震が中央構造線沿いに連鎖したことがあります。

14日(木)
・13時10分の企画委員会を皮切りに、教授会、研究科会議、企画委員会その2、予算施設委員会と19時頃まで会議が連続する日となりました。教授会で配布された虹色ダイバーシティ発行の「職場におけるLGBT対応ワークブック」に、「○○君」の言い換え言葉として「○○さん」が提示されていました。ついつい学生を「○○君」と呼んでしまうのですが、気をつけたいです。

13日(水)
・4月2日に実施した貴志川線沿線調査の写真を整理していて、改めて竈山神社境内の景観の素晴らしさを認識しました。紀州青石(緑色片岩)を乱張りした参道が、お社の屋根の青銅色、焦茶色の壁、白い玉石、木々の緑とよく調和しています。駅から約900mとやや不便な位置にありますが、ぜひ参拝して頂きたい神社です。
IMG_2866









12日(火)
・今年度のゼミナールが始まりました。初回なので自己紹介、輪読文献案の提示、発表日程の調整などを行いました。火曜日は1時間目から4時間目まですべてゼミナールとなっており、一番しんどい曜日です。

11日(月)
・本日より「交通システム論」「交通まちづくり調査研究」が始まります。交通システム論は昨年度に引き続き一般的な講義形式45分+アクティブラーニング45分の時間配分にします。
・月曜日のアフターファイブは観世流小林慶三師能舞台にて稽古をしています。本日より仕舞「井筒」、謡曲「藤戸」の稽古が始まりました。

10日(日)
・東京都道路整備保全公社が「路上駐車対策や駐車場に関する研究テーマ」を公募しています。パーク・アンド・ライドやカーシェアリングに関する研究なども対象となります。

9日(土)
・日本自動車工業会の「2015年度乗用車市場動向調査」で、非車保有の10-20歳代の社会人のうち車購入の意向のない人が59%との結果が出ました。車を買いたくない理由は「買わなくても生活できる」「今まで以上にお金がかかる」「車以外に使いたい」で、自工会は「車については利便性向上のメリットを認識している一方で経済的負担感によるデメリットも強く感じている」と分析しています。和歌山大学のある和歌山市では、2014年の自動車保有台数が23万5155台となっており、対2000年で約4%増加しています。内訳を見ると普通乗用車が同約13%減少する一方、軽乗用車は同2倍以上に増えています。2014年の和歌山市の人口1000人あたりの自動車保有台数は645.5台で、全国の人口1000人あたり自動車保有台数(592台)を上回っていますが、こういった状況を今後どう変えていくべきなのか、そのための施策メニューは何なのかを、若者の自動車離れも念頭に置きながら議論して、「和歌山市地域公共交通網形成計画(仮称)」に落とし込んでいく必要があります。(※和歌山市関連のデータの出典は、自動車検査登録協力会「市区町村別自動車保有車両数」各年版、全国軽自動車協会連合会「市区町村別軽自動車車両数」各年版および矢野光太郎記念会編(2015)『日本国勢図会2015/16』)
・警察庁が、自動運転の車を公道で実験走行させる際のガイドライン案を発表しました(その概要版はこちら)。公道実証実験を行うための条件として、保安基準に適合した車両の使用、運転者が運転席に乗車し緊急時には安全確保のための必要な操作を実施、道路交通法などの関係法令の遵守、が挙げられています。ガイドラインはこの夏に発表されるようですが、これにより自動運転の技術開発が飛躍的に進むことを期待しています。

8日(金)
・「貸し切りバス、高機能路線に活路 食堂付きや広め座席」(本日付日本経済新聞電子版)。福祉、観光(インバウンド対応等)等の観点から、今後はバス車両に限らずバス停、歩道といった交通施設全般において高機能化が大きなテーマになるのではないでしょうか。

7日(木)
・本日は春の嵐で早朝より暴風警報発令となり、学部生や大学院生向けのガイダンスがすべて中止となってしまいました。満開だった桜もほとんど散ってしまったようです。
研究室のサイトを更新しました。
・国土交通省中部運輸局より、「地域公共交通の住民参画型会議の運営のあり方に関する調査」報告書公表のお知らせを頂きました。私も現在いくつかの市町で地域公共交通会議に関わっているので、参考にさせていただきます。

6日(水)
・あと1週間で今年度のゼミナールが始まります。今年度のメンバーは博士後期課程3年の2名を筆頭に、D生4名、M生5名、学部生21名の計30名です。

5日(火)
・和歌山市民会館で入学式が挙行され、学部学生委員長として運営に参加しました。式典後は参加者の大半が貸切バス20数台で大学へ大移動。バスの優れた機動力を見せて頂きました。明日は新入生ガイダンスに出席します。

4日(月)
・某市町から福祉有償運送関係の問い合わせがありました。これまで和歌山県下では福祉有償運送運営協議会の設置が非常に立ち後れてきたのですが、ようやく前向きな動きが出てきました。和歌山県福祉保健部長寿社会課高齢者生活支援室に「和歌山県福祉有償運送ホームページ」が設けられたり、「外出困難高齢者等支援事業」という福祉有償運送事業者向けの補助制度ができるなど、県の取り組みも進んできています。

3日(日)
・観世流小林慶三師の「観諷会」に参加しました。素謡「雲林院」のワキを務めたのち、仕舞「善知鳥」を舞いました。

2日(土)
・和歌山電鐵貴志川線10周年記念式典に出席しました。席がニタマのすぐ後ろで、何度も「誰かニャー」と見つめられてしまいました。
IMG_2712









・記念式典の前後の時間を使って、貴志川線の全駅と周辺地域を訪れ、現状を記録しました。全駅訪問は存廃問題が持ち上がった平成16年以来となります。この10年間の沿線の変化等を、分担執筆中の『大学的和歌山ガイド−こだわりの歩き方』(昭和堂)に盛り込む予定です。

4月1日(金)
・今年度から研究日記を書くことにしました。昨年度まで受託研究を年に数件担当し、その処理に追われる状況が続いてきました。今年度は受託を0〜1件程度にとどめる予定です。

研究室の新着図書・雑誌

  • 地域鉄道のあり方に関する検討会[課題の共有と対応の方向性について]2015.3
記事検索
Archives
講義、研究業績、所蔵資料等
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ