研究日記(H30.11)

30日(金)
・和歌山市公共交通政策推進協議会が開催されます。平成28年度から時間をかけて策定を進めてきた和歌山市地域公共交通網形成計画と和歌山市都市・地域総合交通戦略がいよいよ素案審議の段階まで来ました。基本理念案は「すべての人にとって安心、安全に利用できる持続可能な公共交通ネットワークの構築」、基本方針案は「基幹的公共交通軸の活性化」、「基幹的公共交通軸へのアクセス向上」、「すべての人が使いやすい公共交通利用環境の向上」、「公共交通の維持、活性化」で、その達成のための短期・中期・長期の30施策案が連なる本格的な計画案となっています。和歌山市立地適正化計画との有機的連携のもと、公共交通活用型のコンパクトなまちの実現が期待されます。

29日(木)
・学部4年生4名が卒論に向けて各地(和歌山県内2名、兵庫県内1名、大阪府内1名)でアンケート調査を実施しており、調査票が続々と郵送で返ってきつつあります。ご協力有り難うございます。

28日(水)
・あすの「交通政策論特殊問題」では、『運輸と経済』から「地域に支持される公共交通「中村まちバス」のこれまで,これから」、「駅とまち,ひとをつなぐ駅前広場 姫路駅北駅前広場と大手前通り」を読みます。

27日(火)
・私は祖国で何々を学び、日本文化が好きで、ホームページを見て興味を持った。院生や研究生になりたいという留学生からの相談メールの多くがそんな判をついたような構成です(おそらく代筆でしょう)。和歌山大学で何を研究したいのですか?と返信するとどこかへ消えてしまいます。いったい何をしに日本へ来ているのでしょうか。

26日(月)
・朝から田辺市、昼から和歌山市で会議ののち、舞囃子と謡曲のお稽古でした。

25日(日)
・和歌山県立博物館の西行展に行きました。

24日(土)
・京都丹後鉄道で西舞鶴へ行き、あえて海岸沿いを遠回りして走る路線バスに乗って東舞鶴へ移動しました。これが大正解で、非常に美しい景色をゆっくりと楽しむことができました。このような楽しみ方を探して紹介することも地域公共交通の活性化につながります。写真はそのバスからの眺めのハイライトです。
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23日(金)
・EST主催の京都丹後鉄道視察会に参加しました。新型特急車両「丹後の海」、久美浜駅のカフェと物産店、貨客混載の様子、廃油回収、宮津駅のカフェ、あかまつ号、くろまつ号など案内して頂くことができました。

22日(木)
・大学で熊野地域の会議の打ち合わせの後、北近畿へ移動しました。

21日(水)
・水曜日ですが、時間割は月曜日です。週に2回も「交通政策」があると準備が大変です。

20日(火)
・論文も書けたので、昨夕は舞囃子と謡曲の稽古に行きました。謡曲では「安宅」の勧進帳という、『三読物(さんよみもの)』のひとつとされる最難関の部分を習いました。1度ではとても覚えられず、3度繰り返し稽古をつけて頂いてようやく合格となりました。

19日(月)
・論文が締切に間に合いました。学部の紀要論文を書いたのは久しぶりです。

18日(日)
・試乗者23名の参加のもと和歌浦遊覧船試乗調査が昨日無事実施されました。写真はサンブリッジの上から撮影した夕暮れ時の和歌浦湾です。
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17日(土)
・本日の和歌浦遊覧船試乗調査は午前、午後とも予定通り実施します。

16日(金)
・ひたすら執筆です。

15日(木)
・論文の仕上げです。

14日(水)
・某市の交通計画の案が固まりつつあります。鉄道の相互乗り入れ、LRT・BRTの導入研究、中心市街地へのトラフィックゾーン(トラフィックセル)システムの導入などにも踏み込む可能性が出てきており、なかなか夢のある内容となってきました。市の力の入れ方がさらに増してきたように思います。

13日(火)
・卒業論文等で複数の都道府県や市区町村の人口・世帯、自然環境、経済基盤、行政基盤、教育、労働、居住、健康・医療、福祉・社会保障などのデータを集めたいなら都道府県・市区町村のすがた(社会・人口統計体系)が便利です。

12日(月)
・平等と公正の違いについては、このサイトの図がとても理解しやすいかと思います。全域にコミュニティバスを走らせるような政策は左の図に該当し、平等性こそ高いですが、さまざまな障がいがあるなどのために使えない人も出てくる。ひとり一人の事情に応じたきめ細かい交通政策は右の図に該当し、公正性は高いが「踏み台」の数(財政負担)が増えていくかも知れない。しかし全員にリンゴが行き渡って皆が幸せになるなら「踏み台」の数など関係ないとも言える(クロスセクターベネフィットの議論)。

11日(日)
・休みました。

10日(土)
・ひたすら執筆です。

9日(金)
・学部3年生がアンケート調査結果の分析に取り組んでいます。統計学的な検定を行いたい場合は、このサイトが、どんなときに使うか、使用できるデータの尺度や分布、実際の使用例などの具体的な解説があって分かりやすいのではないかと思います。

8日(木)
・本日の大学院講義「交通政策論特殊問題」では、『運輸と経済』2017年12月号のイギリス、フランス、ドイツ、スイスの地域公共交通事情や、同2018年1月号の「ドライバーの心理に起因する道路混雑」を勉強します。後者で出てくる「確率的な変動」に関連して、「さまざまな確率分布」という視覚的に理解しやすそうな解説ページを見つけました。

7日(水)
・紀ノ川にかかる橋本市の恋野橋が傾いて通行止めとなり、そこを走るコミュニティバスも迂回運行をしています。市総務課によると、ホームページのトップに迂回運行の情報を出したほか、市役所や保健福祉センターでの告知や地区区長会経由での区内への情報提供も行っているそうです。また対岸の中学校へ通う生徒数名が、行きはコミュニティバス(運賃無料の特別対応)、帰りは市公用車での送迎を利用しているそうです。
・和歌山市地域公共交通網形成計画策定の打合せがありました。次の協議会が11月30日にあるため、来週、再来週と打合せが続きます。

6日(火)
・ゼミナールの選抜を行いました。例年通り、主に学業成績と志望理由書の内容、熱意で判定しました。例年、成績が良くても志望理由書の内容が薄い学生は落とすことが多いです。その逆は採用となるケースもあります。

5日(月)
・講義の直前まで論文を手直ししてから投稿しました。一難去ってまた一難で、次の論文の締切は19日です。

4日(日)
・休みました。広島カープの日本一またならず、機嫌が悪いです。

3日(土)
・論文の仕上げにかかっています。

2日(金)
・日本交通学会関西部会に出席しました。

1日(木)
・ゼミナールの応募状況が発表されました。今年も多数の応募を頂いて定員超過となっています。